勝負下着


昔、職場で周りに秘密で
仲良くしていた男との会話をふと思い出した。


私は仕事の日はほぼすっぴんだし
服装もthe 普段着で気合も別に入らない
入らないもくそも入れる気がない

別に職場に外部から人が来ることも
まあ無いし、ただの事務作業をしてたから
毎日同じ人としか会わないし
その中の誰かに私を見て!って思える
相手もいなかったから。


ひょんなことから仲良くなった彼。
私には恋人が居たし彼には沢山彼女がいた
でもお互いそれは社外の世界の話で
小さな会社の中では関係なかった。
…なんだろう、別世界?って感覚が、
元々刺激好きな私達には心地よかった。


そんな彼が出勤の日でも私は別に
職場ではいつもと変わらない服装でいた
そしてたまに休日や夜中に会うときは
会社では絶対着ないようなお気に入りの服
そして念入りなメイクをして彼と過ごす


私にとってそれはあなたは特別です。
この時間を楽しみにしていました。

って相手に伝える手段であり
女の子特有のこの何着ていこうかな?
あのリップ使おう!ってゆう
どきどきとわくわく、それから今から
私は"女"になる。ってスイッチだった。


恋人でも彼でも正直なところ
誰でも良くて、私はこの"女"スイッチを
入れる瞬間が物凄く好き。
普段とは違う自分の"女"の顔を出せる時

人によってはそれは女子力って呼んだり
するんだろうけど女子ってほど可愛いくなくて
私の好きなのは、女って感じなんだよね。

普段を知ってる人なら尚更、

え、こんな一面あるんだ。って
ドキッを超えて興奮させたい。

なんか女子力はドキッ、、ってイメージ
わかるかな、うまく言えないけど(笑)


そして"女"スイッチオンの私に
彼がある日いつもそんな服着たらいいのに
ってボヤいた時私の中で彼の株は大暴落した


なんだこいつ、つまんないな。

なんもわかってないじゃん。


彼の考えはこうだった

そもそも会社には俺もいるし、
家から外に一歩出る以上そこら中に女の子は
いるんだから常に1番おしゃれな自分でいたい
だから毎日俺といる時みたいな服を着てたらいいのに

…と。

まあ、それも一理ある。
確かに意識高い方々はそうなんだと思う
それを批判する気は全く無いし尊敬すらする



でも私の考えはこう。


そんなの毎日勝負下着つけてるようなもんでしょ
たまには、くたくたのパンツだったり
楽ちんなブラトップも着させてくれ。
じゃないと勝負下着の価値がなくなるじゃないか

今日これを着けてる私は最強の"女"だ!
って日々にメリハリを付けたいんだ


それに私の中であ、この人は勝負下着で行こう
この人にはくたくたパンツでいいやってのは
多分大切な境界線があって日々誰にでも
勝負を挑んでいたら一回戦の重みが変わる

別に、いやらしい勝負でなくてもね(笑)
見せる見せないの問題じゃなくて、
可愛いと思われたいか、特別な時間を共有する相手か
自分が"女"になる価値があるかってゆう線引きが

私には、物凄く大事なのだ。


そもそも普段まじでなにもしません
寝巻きで出勤してま〜す☆くらいのレベルなら
そう言われても仕方ないけど標準装備だし


別に貴方の彼女でもなく私たちは
俗に言う 都合の良い相手 なんだからこそ
そんな一言で私は簡単に"女"になれなくなった


それ以来なんとなーく燃え上がれなくなって
その関係も都合よく無かった事になったが
結構あの一言は私の中に残る言葉だった


男脳とか女脳とかそーゆーのもあるだろうけど
やっぱり女の方が複雑で捻くれてる気がする



そんな事があったな〜なんて思い出しては
今私が、勝負下着を付けよう!
"女"スイッチを入れようって思える相手は
誰だろうな〜とその都度考える


やっぱり私にとってこのオンオフは
大事な、境界線なんだな。



もし、読んでくれた方がいるなら
1度考えて見てほしい

貴方が勝負をかけたい相手は誰ですか?

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