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新しい環境での不安の話と初めてフォーを食べた小話

前回の記事を読んで下さった方、
スキして下さった方、
ありがとうございました!!
本当に嬉しいです。

さて、今回は活動のイメージがより
つきやすいように、
活動イメージを小説で
書いていくことにしました。
私の実体験を交えて書いていくので、
同じような状況下にある方々の
一助にでもなれていたら嬉しいです。

ミニ小説(仮タイトル:春と夏)

_______この春。
私は、中学に進学した。
小学校であまり友人ができなかった私は、
両親と話し合って学区外の中学への
進学を希望した。
抽選で運良く当たり、
家からは少し遠いものの
希望の学校に通えることになった当時は
飛び上がるほどに喜んだものの、
入学式から1週間ほど経った現在。

友達という友達が、できないでいた。

出席番号の前後の子に
勿論声はかけてみたし、
自分なりに色んな子に話しかけてみて、
名前や好きなものも知ることができた。
でも、気づけば
なんとなく仲良くなれそうと思った子は
既に形成されたグループの一員に
なっていて、私はポツン、と一人
取り残されていた。

そうなるともうどうやって
親しくなっていけばいいのか
わからなくなってしまって、
気づけば私はひとりぼっちになっていた。

そんな日々の中で担任はそんな私の様子が
気に掛かったのか、放課後呼び出した。

「貴女の周囲の子に、
お昼ご飯一緒に食べてもらえるように
言ってみようか?」

……そんなことを言われる自分が、
恥ずかしくて。情けなくて。
学校に行く足が、次第に重くなっていった。

入学式から2週間半後、
私は学校で突然吐き気を催し、
トイレで吐いた後に
その足で保健室へと向かった。

ツン、とした消毒液の匂い溢れる保健室で
涼しげな目元を持つ保険医は私を診ると、
「親御さんに迎えに来てもらって、
念の為病院に行った方がいいかもね」
と言って家へと電話をかけ始めた。

親が来るまで横になるようにと
指し示されたベッドから見える窓には、
私の心とは真逆の晴天が広がっていて
泣きそうになった……その時だった。

保険医が気を遣って引いてくれていた
カーテンを少しだけ開けた音がして
そちらの方を寝返って見ると、
そこには予想とは違う人物が
顔を覗かせていて私は驚きに目を見開いた。

「あ、ごめん、びっくりさせちゃったかな?
一応水、飲みたいかと思って……」

そう言って笑う子にお礼を言って
ベッドから起き上がり、
差し出された水を受け取って
コクリ、と一口分だけ喉を潤した。

「私、保健室登校をしていて……
あー、えっと、自己紹介が先か。
市川小夏です。2年だけど、
さっきも言ったように保健室登校を
してるから、ここでは先生が忙しそうな時だけ
保健委員みたいなことをしてるの。
あくまでもできる時だけ、だけど」

そう言って苦笑するボブが似合う先輩は、
起こしてごめんね、と続けて言った。

「綾小路遙、です。一年生です。
あの、お水ありがとうございました、先輩」

「どういたしまして。
ゆっくり休んでね、綾小路さん」

そう言って去っていく先輩にふと思う。
学校で先生以外と話したのは、
久しぶりだった、と。

小話

人生で初めてフォーを食べた話

この間、東京都新宿にある
「サナギ」さんにて
フォーを食べました。
大きい身のアサリ、
スパイスが効いているスープ、
そしてラーメンとも蕎麦とも
うどんとも違う麺……。
心太とも春雨とも違う感触に
「こ……これが、異文化との遭遇……!!」
ってなってました笑笑

横浜中華街で以前小籠包食べたことは
あったのですが、
その時は小さなサイズだったので
よくわからなかったものの、
今回いただいた小籠包は
肉まんの餡なしバージョン
みたいな感じでした!
これならデザートみたいな感じで
ついてくるのも納得……と言った具合に 
ほんのりとした甘さも感じられて
本当に美味しかったです〜!!

お店の中もどこか中国や韓国を思わせる
内装でとても素敵だったので、
また行きたいです〜!!

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