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声なき声が聞こえる話とめちゃくちゃ美味しいお肉を食べた小話

前回お読みいただいた方、
スキ押して下さった方、
ありがとうございます!
複数スキをいただいたのは
初めてのことだったので
とても嬉しかったです!!

ちなみに前回書いた小説で
登場した担任の先生の言葉は
実際に私が言われたことです。
言われた当時は遥と違い中2だったので、
去年同じクラスだった子たちの輪に
先生が入れようとしたせいで、
その子たちには腫れ物に触るような扱いを
受けてとても気まずい思いをしたことを
覚えています。

さて、今回もミニ小説を。
誰かの心の助けになれてたら嬉しいです。

ミニ小説 仮タイトル『夏と秋の話』

放課後。
保健室の先生の手伝いをしていると、
3回のノックの後にガラガラと
保健室の扉を開く音がした。

「……失礼しまーす。
夏姉ー! 一緒に帰ろーっ!!」

「こら、明那。学校では市川先輩と呼んだ方が
いい、って教えなかった?」

「夏姉も名前呼びしてんじゃん」

「あっ……。人のこと言えないわね、私も」

クスクスと私と笑い合う彼女は、
風間明那……私の幼馴染だ。
一つ下の一年生なのに、どこか私よりも
年上に感じさせるくらいにしっかりした子だ。
小学校の頃から同い年の子を作りにくい傾向にあって、彼女は私と付き合うことが多かった。
中学生になった今、私よりも
周りの子達との交流を優先した方が
明那の為にもなるのではないかという想いは
あるものの、明那の存在が有難い私にとって
中々そんな言葉を言えないでいた。

「夏姉はさ、その……声、
聞こえなくなった?」

帰路につく中で聞かれた、私を案じる質問に
身を固くした。
私が保健室登校をするようになったのは、
ある日から聞こえ出した『声』が
原因だからだ。
一年の頃は、友人を作って普通に
友達付き合いをしながら学校に通えていた。
だけれど、ある日に聞いてしまったのだ。
いつも仲良くしてくれている子が、
私の悪口を言っているのを。
悪口を聞いているもう一人の私の友達も
同調していて。
私は悪口で言われた内容を自分なりに
直す努力をしたけれど、数日経ってから、
『声』が聞こえるようになった。

「あの子、うざいんだよね」

「小夏と付き合ってるの、
めんどいっていうか〜」

……実際に、みんながそのように
言っているわけじゃない。
でも、みんなの視線が、私を見てから
話す内容が。
……全て、私の悪口なんじゃないか。
そんな風に思えてきてしまって。
勿論、私の気にしすぎだともわかっている。
……わかっているけれど、
そんな考えが、止まらなくて。

気づけば私は保健室登校をすることに
なっていた。
教室に行くのは辛いけど、
学ぶこと自体は楽しいとまだ
思えていたし、子供ながらに
不登校よりは保健室登校の方が
親に心配をかけないのかも、なんて
思ってのことだった。

「ううん、……まだ、ちょっと。
廊下に出た時とか、
保健室に……友達、が覗きに来たりすると
聞こえたりするかな……」

思わず苦笑すると、明那は私の不安を
吹き飛ばすように明るい笑顔を浮かべた。

「でも回数減ってきたんならいつか
聞こえなくなるって!
あ、そーだ!
今日も小夏ん家寄っていーい?」

また〜?なんて軽口を叩きながら、
私の家へと向かうのだった。

カリサクジュワ〜なお肉をいただいた話


先日国立競技場駅近くにある
「GOOD MORNING CAFE NOWADAYS」さんへと行ってランチをいただきました!
写真のものが出てくる前にスープも
いただいたのですが、
コンソメがよく効いていて
ホッとするようなお味でした。

サラダはさっぱりとしている且つ
シャキシャキしていました。
お肉は表題にもあるように側面がカリッと
なるように焼き上げられていて、
一口入れた瞬間に「お菓子かなんかか?」
ってくらいサクッとした食感(端の方)が
したかと思えば、中のお肉が柔らかくて
ジュワッととろけるような食感があって
本当にびっくりしました!!

付け合わせを一緒に食べると、
さやえんどうは苦味があったり
マッシュポテトはふんわりしたり、
蓮根?はカリサクッとしていて、
また味が変わったように感じて
楽しめました!!

この後にいただいたパンナコッタも
ベリーが効いてるしするんと入るしで
美味しかったです〜!!

近くに行かれた方は是非!

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