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卒アル写真撮ったのに撮ってないって?

シニアともなると、今はいろいろ大忙し。学校の部活動、生徒会活動、大学出願のためのエッセイ書き、SAT受験、そして普段の授業の勉強。忙しくて体力や免疫力が落ちて、体調崩しやすくなりがちな時期でもあります。

イヤーブックとは?

それと並行して卒業にあたって必要なこともしなければならないのです。例えばそれはYearbook(イヤーブック)の写真撮影、卒業式に着用するガウンやハットの購入等。

こちらは日本の卒業アルバムにあたるものはなく、かわりになるのがイヤーブック(Year Book)と呼ばれるもの。うちの子供たちが通う学校のイヤーブックは、在学するすべての生徒の個人写真に加え、クラス写真、そして学校行事の写真が載っているため、その年の記念として購入できるアルバムでもあるのです。

うちの高校の場合、イヤーブック用個人写真は新学年度が始まる前に身分証明書に必要となる顔写真撮影で撮ったものが流用されるのですが、卒業学年となると、よりよい写真を撮るためなのか、指定のスタジオにいって撮影するようにと案内がきました。

卒アル個人写真撮影はスタジオで


男子は襟付きのドレスシャツにネクタイ、女子は肩がみえたり、細いストラップやタンクトップだめ、というドレスコードあり。上半身しか写らないんですけどね(笑)。

それにしても、セッション代とサービス料金高いこと。同じ学区の卒業生は全員このスタジオで撮るんです。いい商売と思っちゃいました(笑)

無事に一つ大きな仕事を終えてほっとしていたら、最近、学校から「あなたの娘さんはイヤーブック用の写真撮ってる? 撮ってない場合は学校で最後の撮影会をするから予約して」とメールがきました。

「ママ、これは撮ってない人しかきてないメールみたい」

と長女が焦っていってきたので、

「大丈夫。うちは撮ったし問題ないわ」とそのまま放置。すると再び「こちらが調べた限り、お宅の娘さんは撮っていません。至急予約いれて!」と、怒りのニュアンスが込められたメールがきました。

焦る娘の横で、私は「撮ってるし、ありえないから。学校側のミスだから」

アメリカあるある

自分たちの主張を証明するメールを送るべく、撮影日時と注文番号が記載された予約カードと、撮影費用支払いレシートを付けて担当者にメールするように娘に言います。

「『質問があったので、指示通り会いにいきましたが、留守でした』の一文もちゃんと書くように」、と付け加えます。それに加えて写真スタジオにも電話をして、ちゃんと撮影データがあることも確認。スタジオ側からは「学校側のミスであろう」

翌日にやっと「こちらのミスでした。これまでの催促メールは無視してね」と学校の担当者からメールがきました。なにその軽い感じ。しかも最後の撮影チャンスは明日。ギリギリすぎるから!

お友達に、今回のことを伝えたら、「ありえなーい。でもアメリカあるあるだわ」。そうなのです。アメリカに20年以上住んでいても、いまだにこんなことに遭遇します。ハプニングに対応する度胸だけはしっかりと身についている気がします。


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