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ながらの旅

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。

 遂にiPad pro(1テラ)を断捨離し、さらに荷物が減りました。今後の執筆は、iPhone SEと小型のワイヤレスキーボードのみで行ひます。思つた以上に、楽々でサクサクです。iPadがないと、荷物が本当に軽くなつて良いですね。

 三月のある日、有給を二日取得し、計五日間の休みができました。そのうちの一日を利用して、長良川鉄道越美南線に三たび乗りに行きました。しかも、今回は念願の観光列車「ながら」に乗るのです。

 今回の記事は、その時のことをお伝へいたします。どうか最後までお付き合ひくださいね。
 なほ、長良川鉄道については、以下の記事もあはせてお楽しみいただけたら幸甚です。

旅立ちは、のぞみ7号。乗る前に、東京駅で駅弁を買ひました。けふの朝食は福井駅の「かにめし」ですが、とても美味しくいただきました。福井もまた行きたいナア。
快晴の空の下、名古屋駅で特急ひだ3号に乗り換へます。HC85系、この車両に乗るのは二度目です。格好良いですね。車内メロディの「アルプス牧場」は、何度聴いても胸に迫ります。犬山城を尻目に、列車は高山本線を北上して行きます。
ひだ3号を美濃太田駅で降りました。美濃太田駅で今回の主役である長良川鉄道越美南線に乗ります。写真の列車はゆら〜り眺めて清流列車、北濃駅行きです。撮影場所は、美濃太田駅です。車内はロングシートで、しかも陽の光を浴びてぬくぬくです。出発した頃には、車内は満席でした。
越美南線の路線図ですが、梅山駅から長良川沿ひを走ることがわかります。どちらの窓に川があるかわかるので、便利です。かういふ路線図は好きです。この路線図をたよりに、車窓を楽しみます。
終点に近くなりました。白鳥高原駅からの後面展望です。雲のない青々とした空の下、列車はさらに北に進んで行きます。満席だつた車内は、この頃には十名程度になつてゐました(鉄道が好きさうな方ばかりでした)。
白山長滝駅を出たあたりの車窓です。遠くに見える雪山は白山です。私にとつて身近なのは、平泉寺白山神社ですが、長滝の白山神社も参拝したいものです。次に来る時は、参拝する予定です。他にも、古今伝授の里や、みなみ子宝温泉にも行きたいです。
終着駅の北濃駅に着きました。駅前はぬくぬくで、暑いくらゐです。まづは駅前の長良川を見に行きました。水の流れのさやけさが、私の心のわだかまりを癒してくれます。なほ、終点まで来た中で、女性は私のみでした。
情緒ある駅舎の北濃駅。この駅の感じがとても好きです。駅舎は食堂になつてをり、中は地元の人と思はれる人たちが食事をしてゐました。私はここでソフトクリームをいただきました。
アイスをいただき、しばしの散策の後、来た列車に乗り、折り返します。さきほど乗つてきた人らも再び列車に吸ひ込まれていきます。
ところで、この先はどうなつてゐるのでせう。そして、越美北線とつながる可能性はあるのでせうか(きつと、無い)。もし、つながつたら、岡崎駅から多治見駅。さらに美濃太田駅、そして越前花堂駅といふ長大な太平洋と日本海をつなぐローカル線が完成するでせう。
桜の花の咲く頃、北濃駅に来たいものです。きつと、美しいことでせう。まだ木々に緑は見えないのが遺憾ではありますが、とても素敵なところです。
折り返して郡上八幡駅に来ました。ここで次の列車に乗り換へます。売店に、郡上おどりの手拭ひがあり、買ふかどうか迷ひました。
駅で、鶏塩ラーメンをいただきました。サツパリしたスープで美味しくいただきました。箸の袋がおしやれです。
ラーメンをいただいた後、ホームに向かふと…ゐましたゐました。観光列車ながら、です。感動と興奮のあまり、郡上おどりの手拭ひを買ひ忘れました。
今回は、スイーツプラン(5,800円)で予約しました。ここから美濃太田駅までの楽しい時間が始まります。座席に行くと、記念乗車証がありました。
車内には、現地の特産品が飾つてありました。右上の染め物は、郡上市に一人しかをられない方だとか。貴重です。
待望のスイーツ。どれもとても美味しいです。車窓の長良川を見ながら、コーヒーをいただき、そして美味しいものを食べる、なんといふ贅沢な時間でせう。
郡上八幡駅を出発して、最初の橋を渡りました。清流も美しいのですが、遠くの山々も美しく、スイーツも美味しいのですが景色も最高です。
大矢駅、しばしの停車時間で外に出てみました。田舎の景色に不釣り合ひな豪華列車のやうに見えますが、自然に溶け込んでゐます。
みなみ子宝温泉駅を出て間もなくの橋梁。清流が青々として美しい。春の緑もさうですが、秋の黄葉もきつと素敵でせう。
関駅に着きました。前回、ムーンライトながらに乗つた時に担当していただいた運輸部の方が私のことを覚えてゐてくださいました。声をかけていただき、再会を喜びました。長良川鉄道の運輸部の方の厚情にぬくぬくになりました。
関駅。前面を撮つてみました。水戸岡氏のデザインは各地にあり、少々辟易してゐましたが、楽しめました。
関駅も素敵な駅舎ですね。第三セクターの鉄道には、かうした素敵な駅舎が多く、車窓以外にも楽しめる要素がたくさんありますね。

 美濃太田駅まで帰り、三度目の長良川鉄道の旅は終はりました。私の大好きな鉄道、何度来ても楽しめます。

 私の旅はさらに続きます。

 最後までお読みいただき、ありがたうございました。

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