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絵を描く練習 / 概念としてのネコを描く・色に目覚める


今日も絵を描いている。


(↑iPadを眠りから起こす作業をした記事はこちら)


なんとなく、1日1枚描いてみようかな?という気持ちになってきている。

趣味という趣味がない私。

仕事もまともにしていない上に、他にもやることはありそうだけど、とりあえず「手を動かす訓練」と称して描いてみている。


夫からの「Tシャツにするネコのイラスト」のオーダーに、いまいち応えられていない。

なぜならば、そもそも満足にまだ「絵」というものが描けないからだ。

そして、「いわゆるネコちゃん」「キャラもの」ではなくて、もう少しデフォルメするなり、雰囲気で描いた方がいいのでは?という曖昧なアドバイスをもらう。

待て待て。

まだその域には達していない。

実際のものをそのまま描くことすらままならないというのに。


とはいえ、自分でもネコちゃんのキャラがたったTシャツを着たいわけではないし、何か良い案がないか、、、デフォルメ、、、、概念としての、、、うちのネコを描くしかないのか。。。


概念としてのおもちを描こう。

自分には「おもち」とわかるけど、他の人には分からない。

ネコかどうかすら分からなくてもいいのではないか?

私が好きなもの、私が嬉しいものを描きたい。


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おもち、もうすぐ4歳、概念になりました。


私は真のおもちフリークなので、このシンプルな絵を見ただけで涎が出るくらいなのだけど、他の人から見たら「だからって」「何」となるだろうな。

それでもいいのだけど、いちいち説明するのも面倒かもしれない。

ボツなのか。どうなのか。。。


ベルカも描きたい。

もう少し「ネコだよ」ってことをアピールしてもいいのだろうか。


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あ〜〜〜〜かんわいい!

ネコ、かんわいい!

正直、このイラストでTシャツ作りたい。

(この時点でまだ紙のサイズなどの指定がよくわかってないので、余白がありすぎる)


なんと前回から成長して、縁取り線を描いて色を塗るのではなく、面で適当に塗っておいて消しゴムをかけることでフチをとる、というテクニック(←)を身につけた私。

これは結構楽しい技である。


こんな簡単でいいのか分からないけど、概念のおもちとベルカはすぐ描けた。

前回、1つの絵を描くのに2時間以上かかってたのに。。。

突然、慣れたのかな?

簡単すぎたかな?


そこで急に、そういえば「色」を使ってないな?黒しか・・・と気づいた。

他の色も使ってみようと思いつつも、なんか色がありすぎて選びようがない・・・

難しいな・・・と思いつつ、概念のおもちをさらに昇華させた。


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スペーシーで80年代ディスコみたいなおもちの概念になった。


色の入れ方がよく分からなくて、いや、わかるんだけどなんか面倒で(!)、原色?をそのまま使うことしかできない。

でもここで!

バケツマークの「塗りつぶし」ができるようになった!

適当に黒く丸く描いたものを、消しゴムで輪郭を綺麗にとって、消しゴムでシャッシャッと線を入れて、線と線の間の黒い部分をバケツツールで塗りつぶす。

スポイト?も覚えたので、同じ色を他で使いたい時も使えるようになった。

やった〜!


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からの、概念のベルカ。

ハチワレを「太めの白色」で表現したのでより「うちのネコ感」がある。

(この辺りの話は飼い主にしか分からないレベルのマニアックな独り言である)

個人的に蛍光カラーはここ数年すごく好きなので、派手なイエローとか最高である。


自画自賛している私、褒めて褒めて、私絵が描けるようになったよ、と夫に声をかけると、覗きながらショックな言葉を言われる。

「上手だね、かわいいね〜、うんうん、でもね、Tシャツは1色じゃないと高くなるよ?」


そうか・・・・

そうか・・・・

色がどれだけ増えるかによって、グッズ化するときは高くなるのか・・・

いや、わかってた。

知ってた。

知ってたけど、知らないフリしてた。

色を塗りたかったから。

カラフルな、概念のネコを描きたかったから。

概念であることが、より「自分だけしかわからないもの」みたいになって愛おしく思えたから。

もともと白黒のネコだけど、色があることで「私の知らなかったうちの子たちの別の顔」みたいなものを表現したかった。

誰にも分からなくていい、私の好きなネコたちの新しい表現を見つけたかった。

(またマニアックな独り言です)


夫は1色でデフォルメしたネコを描いて欲しい。

私は「色」を使うことがちょっと楽しくなってきて、「色」を使った何かが描きたくなってきた。

夫のオーダーはこの時点でまだ、全く、聞き入れられていない。

私は遠回りをしながらも、でもそれこそが近道になるのだと信じて、ただ、今日も手を動かす。


(まだ続きそうです)


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