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「飛び込み営業」はそろそろやめませんか・・・

今日、長月に「うちの服を扱ってくれませんか」という飛び込み営業があった。


8年もお店をやっていると、いろんな営業がかかる。

店舗への飛び込み営業は何度もあるし、電話での営業、メールでの営業、メーカーさんからも、個人の作家さんからも、いろいろ。


その中でも「飛び込み営業」は、個人的には “一番断る確率が高い” 営業方法だ。


「飛び込み営業」=「事前連絡がない」=「相手の立場を考えていない」という印象がまずあるので、私自身が「断る態勢」でいることが多い。

「人の時間を奪う」という感覚がない人に、今後の取引を円滑に進められるのかな?と思うので、厳しいかもしれないけれど印象はあまりよくない。

実際に、飛び込み営業に来られても断ることがほとんどなので、やはり結果的に自分の時間を奪われることになる。

(同時に、営業の人も自分自身の時間を無駄にしているのだと思うのだけど、どうなんだろ?)



なんだけど。

過去、2件だけ、飛び込み営業から取引に至ったことがあった。


1件は、雑誌にも載るような少し知られた服飾メーカーさん。(私は知らなかったけれど)

急に来たものの、こちらが忙しいかどうか伺い、気遣ってくれて、丁寧な話しかけで嫌味がなく、何より、うちのお店のことをきちんと調べた上で「他の店ではなくこのお店に商品を置いて欲しい」という姿勢がとても伝わって来て、思わず私も「話くらい聞いてみようかな」となった。

実際の商品サンプルをその場で見せてくれて、コンセプトもきちんと伝わり、長月が受注会などのイベントを頻繁に開催していることも理解した上で、うちに合った売り方の提案までしてくれた。

とてもお店に合っていると思い、その場で取引を決めた。

こんな風に決まることはレアなので、私自身も結構びっくりしたけれど。



2件目は、とある服飾の卸業者さん。

ヨレヨレのTシャツで、いかにも調子のいい営業マンって感じの「うちのお店のお客さんっぽくないおじちゃん(失礼ながら)」がやって来て、初めはかなり怪しんだ。

いきなり大きなバッグで商品サンプル持って店内にやって来て、見るだけでいいから見て!ってタメ口で言いながら、典型的で強引目な飛び込み営業って雰囲気。

怪しすぎて絶対断る姿勢で挑もうとしたところ、「〇〇というブランドのアイテムもあるんで」という、〇〇にピンと来た私は、まんまと話を聞くことになってしまった。笑


結果的に、〇〇の商品も良かったし、他のアイテムも気になるものがいくつかあって、しかも「お試し」みたいな感じで取引内容もこちらに合わせてくれるというので少量だけまずは注文することになった。

ほんと、「まんまと」って感じだけど、こちらにリスクもない条件だったので取引が成立した。

その後何度かやり取りして話慣れてくるととても陽気なおっちゃんで、対応もいいし、悪い人ではないとわかったので(初めの印象が微妙すぎて途中までは疑っていた)、今もずっと取引が続いている。

このパターンもレアなのかも。



でも基本的にはやはり飛び込み営業はやめて欲しいな・・・とは思っている。

何故ならば、上記の2件も“飛び込みだから成功した”ということはありえなくて、初めからメールで営業があったとしても取引はしていたと思うからだ。

それは、商品が魅力的であり、条件が整っていて、何よりお店に合った提案をしてくれているのがきちんと伝わったから。

それは、飛び込みじゃなくてもできる。

むしろ、飛び込み営業することで、一旦マイナススタートになっているから、それを挽回するためには工夫が普通以上に必要である。

それを超える何かがないと、飛び込み営業は基本的には成功しづらいと思って良いと思う。


でももしかしたら、業種やお店の考え方によっては、飛び込み営業も有効なところもあるのかもしれない。

もしくは、長月でも過去数十件あった飛び込み営業のうち2件は成功したわけだし、その体験から「数打ちゃ当たる」戦法でやっている会社もあるんだとは思う。

このあたりは他のお店さんにも聞いてみたいところだ。


長月の場合、取引成立しやすい営業方法は「お店に合わせた提案」を、「メールで送ってくれる」メーカーさんだ。

すごく偉そうに書いているように見えるけれど、実は「取引成立されやすい」のは、こちらが営業される場合の話だけではない。

実際は、逆に、私自身が「取り扱いたい商品を相手にお願いする」立場になることはしょっちゅうあるので、自分自身意識してやっていることはいろいろある、ということだ。


メールでの取引依頼のコツ(どんな内容だと自分が取引したくなるか、または逆に相手に取引依頼するときにどんな内容でメールを送るか)は、長くなりそうなので、また次に書いてみたいと思う。


飛び込み営業困るな〜と思っただけなのに、話が広がりすぎた。。

(いつも話が飛躍していくのは私の反省点)


***


最後までお読みいただきありがとうございました。

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今回は「私も営業マン時代は電話営業をやって、心が疲弊した」話です。

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