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【バンコク旅行④】世界文化遺産アユタヤを散策

https://note.com/kanakoozeki/n/nb5ed45b8e67e

アユタヤ、暑すぎやで。

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気温は35度を越えようとしている。

2日目の現地ツアー、最後はアユタヤ遺跡へ。


アユタヤという名前は知っていたけど、そこがなんなのかは知らずに「世界遺産らしいから」という理由だけで行くことにした。

私たちの旅なんてそんなもんだ。


前回の水上マーケットの記事はこちら。



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水上マーケットでのエビフライ事件の後に食べた、ココナッツパンケーキが美味しくて救われた。

熱々で、ココナッツの風味がしっかり効いていて、優しい甘さ。


ここの水上マーケットから、一旦バンコク中心地まで戻ってお昼ご飯を食べ、そこから1時間半かけて北上しアユタヤまで。

本当に丸一日かけて、いろんな場所に行くツアーだ。

でもそんなに焦る感じでもなく、バスに乗って寝ていたら目的地に着くのでとても楽チン。観光地を回るなら、ツアーを選択するのはやっぱり便利だと思う。


アユタヤは14~18世紀に繁栄したアユタヤ王朝の王都。広大な土地にたくさんの遺跡や寺院が立ち並び、世界文化遺産にも指定されている。

観光としては主に「6大遺跡」と呼ばれる代表的な遺跡が中心となり、少しずつ移動しながら散策するような感じだ。


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アユタヤってなんなんだろう・・・?

という無知識のままに出会った初めてのアユタヤ遺跡は巨大な涅槃像。

めちゃくちゃでかい。


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これくらい。


ここは「ワット・ロカヤ・スター」と言われる寺院のあった場所。

戦争によってビルマ軍により完全破壊されているが、現在の涅槃像は95年に復元されているものらしい。

この涅槃像だけでなく、周りは広大な遺跡跡が残っていて、ゆっくりしようと思えばのどかな風景が続くのでとても好きな景色だった。ただ暑すぎる。


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まだ最初の遺跡のため、暑い暑い言いながらも元気があり、特になんてことない場所でポートレートを撮ってもらう余裕のある私。

この、朽ちて行く煉瓦造りの道も、何十年、何百年としたら風化してなくなってしまうのだろうか。それとも、最新の技術で復元を繰り返しながら、元とは明らかに違った形で歴史を上書きして行くのだろうか。


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「難しいこと考えてないで、後ろに乗りなよ。楽しいとこ連れてってあげるよ。」

犬が誘ってくれたけど、暑すぎて丁重にお断り。

「ごめん、私、エアコンのついたバスに乗るね、輪廻転生したら来世で会おうね。


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次についたのは「ワット・プラシーサンペット」

大きな塔が3つ並ぶ、印象的な遺跡群。


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お昼も過ぎて晴天、かなりの気温の高さで、私はちょっと暑さにやられて、あまりきちんと見学ができなかった。

広大な土地に大きな遺跡。

その景色を見るだけで、圧倒されて、木陰でゆっくり人々の動きを見たり、植物を愛でたり、野良犬を見たりしていた。


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プルメリア、南国の花。


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物売りの車が楽しい。


続いて「ワット・マハタート」へ。

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なんたるインパクト・・・。

木の根に埋め込まれた仏像の頭、それとは逆に、周りに配置されたたくさんの仏像はそのほとんどが首から上、胴体から上が切られていた。かつてビルマ軍の侵略により、破壊されたという。


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首のない像たち。シュール。


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実際の光景はこんな感じで、観光客が次々と木の根の仏像を撮影すべく集まっていた。


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本当は、歴史を知ってこの地を踏むことが意味があることなんだろうけど、私たちはどうしてもそういうことに興味がわかなくて・・・。

ただただ、遺跡の朽ちて行く姿を不思議に眺めて、迷路のように広大な景色を散策した。暑い。とにかく暑い。


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最後に「ワット・ヤイチャイモンコン」へ。

正直、この時点で「もう遺跡はええわ・・・暑いし・・・バスで待っとるでね・・・」と思ったくらいなのだけど、まあやっぱり一応行くよね。。。


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ビルマ軍に勝利したことを記念に建てられたと言われる仏塔。大きな大きな仏像にはオレンジやイエローの袈裟のような布が。


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夕方に近くなって少しだけ涼しい風が吹いてきた。

観光客も減って、ただ、大きな仏像たちのあるその場所は、不思議な気持ち良さがあった。


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遺跡のある場所にまで、まさかのドラえもん。。。。

なんでこういう自由なお供え物?が許されるのか?とガイドさんに聞いてみると、「お供え物というのは、自分の好きなものを捧げれば良いことになっている。ドラえもんはタイで大人気。好きな人がたくさんいるんだろう。」とのこと。

なるほど・・・懐深い。


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最後に、ヤシの実のジュースをいただいて、今回のツアーは終了。

(ヤシの実のジュース・・・・・・・にが薄甘くて一口しか飲めなかった・・・笑顔なのは飲む前だから。。。)


暑かった。

でも気持ち良かった。

戦いの軌跡と、朽ちて行く文明の象徴。

遺跡群は街のいたるところにあり、むしろ街自体が遺跡のようになっていて、そこに住む人たちは自由に出入りし、遺跡や仏塔が日常の中にあり、公園のような癒しの場所になっていた。


普段、新しいビル、新しい建物、大きな幹線道路や高速道路、電車、などなど、文明の象徴的なものに囲まれて生きている私たちと、このアユタヤの街に暮らす人たちとは、明らかに育むものが違うような気がする。

優しい菩薩の顔をいつも拝んでいたら、自分も優しい気持ちになれるだろうか。


続きは、ちょっと一休みな「おみやげ」の話


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