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孫よ、ダメばあちゃんでごめんね

先々週息子家族が2か月ぶりにやってきた。
来たときくらい好物を食べさせてやりたいと朝から台所に立って夕飯の仕込み
腰や膝の痛みに耐えながらの支度
前回のnoteで愚痴タラタラだったが、やはり来てくれたら嬉しい。アラフィフは心も揺らぐお年頃だ。

まず、我が家に到着するなり、3歳の女の子が夫に「バレンタインのプレゼントよ」と言ってチョコの焼菓子を手渡してくれた。とてもかわいらしかった。娘がいない夫はとっても嬉しそうに、幸せな面持ちだった。

息子は無口なので、すごく気になっている転職先の仕事はどんな様子か、それとなく何気なく聞いたり、今春から小学生になる孫のことをお嫁さんに尋ねたり、まあいろんなことを聞けるときにと思ってたくさん話をした。

夕飯のメニューの煮込みハンバーグは孫たちもとても気に入ったようで、何度も「美味しいね」と言いながら、小さなひき肉の破片まですくって食べていた。愚痴を言いながら作ったのに。ごめんね。

孫たちをこんなに素直に育てて、我が家にその姿を見せに来てくれた息子とお嫁さんに感謝した。

そんな息子家族に触れて、孫が来るのがしんどい、なんて言ったりして申し訳ないって、ひとり自己嫌悪に陥った。

ただ、夕飯が済んでみんなを見送った後、シンクに山盛りになったお皿を見て現実に引き戻されゲンナリしたが。


でもね、ものは考えようで孫が来るのがしんどいって思うくらいがちょうどいいのかもしれんよ。

孫会いたさに息子やお嫁さんの都合も考えず、おいでおいでって強力プッシュしようもんなら典型的な最近流行りの自己チュー義母でお嫁さんに嫌われるだろうし息子を板挟みで苦しめるだろうし。

気が向いたらでいいよ。ダメダメばあちゃんだけど来たときにはみんなを喜ばせるような夕飯作って待ってるから。
また来てよね。

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