面白いマンガの「絵が古い」ってどれくらいディスアドバンテージなんだろ?
峠鬼っていう、チョー面白いマンガがあります。神話の神様がまだ人の前に姿を見せていた古代日本で、渡り合う道士とその弟子の鬼となった少年と旅をすることになった少女みよの、コミカルでかなりSFチックなロードムービー的なマンガです。
鬼になった人はなぜ元に戻れないのか、神はなぜ人の前から姿を消そうとしているのか、そもそも神を作ったのは人なのか、などなど大きな謎が少しずつ解き明かされるという王道わくわくストーリー。朝廷や政治なども絡んだり、神器と呼ばれるSFドラえもんグッズみたいな道具を使って時間や空間を飛び越えたりする。
古代日本の話なのに、各話のカバー絵でキャラクターたちの現代日本の日常風景が描かれてたり、万能の神の神器として、グーグル検索する引きこもり少年が出てきたり、意図的に現代と絡めた、「これ現在進行形なんですよ〜」的なギミック?が楽しい。
ただし、このマンガ…絵が古い!なんか90年代っぽいんですよね〜全体的に。わたしはむしろ好きなんですが。
なんですが、どうにも古さが拭いきれないっていうか。。。
せっかく令和の現代に例えたシーンも、何故かうおー!アツい!て感じにはならずフフッ…とかクスッ…で終わってしまうのは、絵の古さのせいじゃなかろうかと思ってる。
いやーすっごく面白いからアニメで見たい。神々が力を振るう様をなんか凄いエフェクトで見たいから、ぜひアニメ化してほしい。けど、これもしアニメ化してもこの絵で行くんですかね〜 逆に新鮮かもしれないけど。
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