いい塩梅
まずこの写真をご覧ください。
あのビッグダディが職人になりました。(嘘)
以前のnoteでご紹介した職人の一人、吉田修が「中子(なかご)」作りをしているところです。
中子とは鉄瓶の中を空洞にするための型で、鉄瓶づくりにおいてとても重要なパーツのひとつです。
中子は図のように置かれ、外側の型と中子の間にできる空間に鉄を流し込むことで鉄瓶の形が出来上がります。
中子は鉄瓶の空洞を作るためだけではなく、鉄を流し込むときに発生するガスを抜かす役割もあり、このガス抜きの良し悪しで鉄瓶の出来も変わってきます。
中子は砂を使って作りますが、その砂の荒さや水分の具合などで出来が変わるため、熟練の技が必要となります。
柔らかすぎても硬すぎてもダメ、いい塩梅のところを見つけるのがポイントです。
こういった職人の世界に関わらず、その他の仕事やプライベートな人間関係などにおいても、いい塩梅というのは永遠のテーマですよね。
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