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感情「悲しい」

最近わたしは悲しい。

でも、それ自体は悲しくない。

悲しいという感情を感じられることが、優しい気持ちにさせてくれる。

最近悲しいと感じるのは、最近のことではなく、過去の出来事や経験。

今まさに悲しみにどん底にいて、悲しみに飲み込まれてしまっているなら、きっと優しい気持ちにはなれてないと思う。悲しみにも種類がある。最近私が感じている悲しみは、優しい気持ちになれる悲しみ。

数週間前は、強い怒りに飲み込まれる時間が今より多かった。やはりそれも、最近のことではなく、過去のことについて。

私は、悲しいという気持ちを純粋に受け止めることができたとき、涙が溢れてくる。涙が出ると、辛いけど、優しい気持ちにもなれる。

それが嬉しい。

きっと数週間前に私が怒りを抱かなければ、悲しいという感情に今頃辿り着いていなかっただろうと思う。

怒りっていうのは、その影に、悲しいという気持ちや、もっと自分を見て欲しい、わかって欲しい、受け入れてほしい、愛されたい、許されたい、自分が正しいと思いたい、評価されたい、怖さ、甘え、そういう色んな感情が隠されていると思う。こういう感情は誰でも持っていて当然の感情だと思う。怒りっていうのは、本当はこういう純粋な気持ちがあって、それを出せずに苦しんでいる状態だと思う。

怒りという感情は悪者ではない。感情に正しいも間違いもない。感情を感じることに、善も悪もない。

ただ、怒りに限らず、感情の表現の仕方によっては、自分も人も傷つけてしまうことがある。


怒りの影に隠れた純粋で素直な気持ちを見つけて、それをそのまま受け止めたとき、自分が癒され、人に寄り添える、優しい人になれるような気がして

最近悲しいんだけど、悲しみを感じられることに安心するし、癒されるし、心のあたたかい人になれる気がして、嬉しいというか、よかったなと、優しい気持ちになれる。


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