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新学習指導要領 評価の準備はOK?

「新学習指導要領 評価の準備はOK?」なんてタイトルにしてみたものの、「評価の準備」ってことは、つまり「授業の準備」でもあるということで、現場はGIGAスクールもあったりして、あわわわわわわ状態です。

特に、教科書「を」教えることがお好きな人8割(私感覚)の国語科は、授業の概念を大きく変える必要性に気づいていない人との温度差をどうするかが課題。どうにかリーダーシップを取れる学びのある人がいるかいないかで、学校ごとにずいぶん差が出そうな予感です。

校内資料として、こんなのを用意しました。先日、同僚に話をして、11月中に私のOJT授業でperformance評価の授業を見てもらいます。

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まあ、夢も含んでいます。が、performanceとテストを対等に扱うだけでも、大きな変化と言えます。事前の生徒/保護者へのガイダンスも含めて、作戦を立てて進めないといけません。

現在、有志の集まりで、複数の学校の国語科と自己研修中。秘密結社…(笑)。


テストだけで「成績」とする時代は、いよいよ終わりです。子どもに審判を下す授業ではなく、子どもの成長を支える授業が、ようやく実現できます。

教科書「を」教えるのではなく、教科書「で」教える。それを実現するために、OJTを通して、次のような考えを紹介しようと思います。

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これは、中学校3年間で、繰り返しながら読み書きの力をつけるための覚書です。基本として取り扱うスキルなどを一覧に書き出しました。これらを身につけるために教科書「を」使います。

まだ漏れ落ちがあるので、お気づきの方はコメント欄にご意見をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

リーディング・ワークショップは、国語科の授業の究極の姿だと思います。すぐに、全ての先生が対応することは不可能ですが、新指導要領に対応していった先には、必ず見えてくると思います。

みなさんの学校では、どのように授業と評価を考えていますか?


【参考文献】

「一人ひとりをいかす評価 学び方・教え方を問い直す」北大路書房 山元隆春 他 訳

「ようこそ一人ひとりをいかす教室へ 違いを力に変える学び方・教え方」北大路書房 山元隆春 他 訳

「イン・ザ・ミドル」 三省堂 澤田英輔 他 訳

「成績をハックする」 新評論 高瀬裕人 他 訳

「学びの責任は誰にあるのか」 新評論 吉田新一郎 訳

「あなたの授業が子どもと世界を変える」 吉田新一郎 訳

「理解するってどういうこと?」 新曜社 山元隆春 他 訳

「教科書をハックする 21世紀の学びを実現する授業のつくり方」 新評論 白鳥信義 他 訳

「学校を作り直す」 河出新書 苫野一徳    

などなど、まだまだ多数! 

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