SixTONES「人人人」はSixTONESの歌であり頑張る僕らのための歌だねって話

謹賀新年!!!!!!

いや絶対今いうことではないけどちょっと時を戻していただいて。

もはや恒例行事となりました。
去年の元旦は念願のTHE FIRST TAKE、今年はplayliSTでサプライズパフォーマンスを届けてくれたSixTONES。
また最高の一年が約束されてしまったな???
今回はYouTube にアップされた「人人人」の感想をリリック入れて書いていくぜ。


SixTONESはやっぱり6人だよなあ!

“Hey, what’s up? This is our music. Let’s enjoy it. Let’s go!”
この台詞がないと完全に満足できない体になっちまった…。
ジェシーのスキャットがピタッとバックミュージックにハマって心地よい。
いつかライブツアーで生演奏バックに歌声を聴かせてくれよな。

“少々塩コショウ”
歌詞通りすました顔で登場し、歌っているのは田中樹のまま慎太郎が塩コショウを振る仕草。
良い。絶対かけ過ぎだけど。

“喜怒哀楽の果て”
ここでいきなりジェシーのターン。
ジュニア時代にはラップをやっていたことがあると以前聞き、いつかやってくれないかなーとは思っていたが、なんということだと画面の前で膝から崩れ落ちる。
ジェシーは喜怒哀楽をはっきり表しそうなパブイメがあるが、沼にハマればハマるほど分からない人である。
そんな彼の歌う喜怒哀楽の「果て」ってなんだろうか。

“派手に演(や)れば”
ジェシーは言わずもがな「派手」であり、派手の似合う男だ。
でもそれが「演奏」「演技」の「演」であることにまた唸らされてしまう。

“君の心の臓めがけてキックするverse“
ああ。
ジェシーって私の心の臓めがけてキックしてたか。そりゃこんなに胸が痛くなるわなと妙に納得する朝の5時。
verseは韻文。詩の一節。
君の一節はたしかにカイシンノイチゲキだ、ジェシー。

“届けuniverse だけどnervousにもナリマース”
Uni-verse はもちろん、宇宙。
verseは「変える」
「一つ(unus)になった(versus)、存在する全てが合わさって一つになっていること」がこの単語のコアの語源。
ちなみに”vise versa”は「逆に」という意味で、
“Verse”で韻を踏むのはいかにもジェシーとも言える。
“Universe”と“Nervous”の韻踏みが心地よい。
「ナリマース!」はいかにもジェシー、
ここをカッコよく歌うのは難しい。というよりあなた以外無理です。

“さっササ!いくぜ本番へのスライディング”
こんなこと京本大我が言っているの見たことあるわけないくせに、
「さっササ!いくぜ本番への〜」は
すとちゅーぶで京本大我が奇妙なかっこいい動きをしながら口にしているところに大きなテロップが貼られているのが容易に想像できてしまって面白い。

なにげにこのあとの
“決めてライティング〜”
からのリズムはかなり難しいと個人的に思う。
京本大我は正直ラップのイメージがなかったが、
絶妙に低く響きのあるトーンで小気味よく打っていくので、とても心地よい。

“耳かっぽじって”
来ましたリズムと言えばお馴染みの森本慎太郎。
こんな「耳かっぽじって」っていう言葉をリズム良く言える人他に居ない。
「耳かっぽじって」という日本語の美しさに感謝。

“手のひらに”人””人””人”って書いて飲んで書いて飲んで”
歌うのが楽しいフレーズ。
ようやく人人人の正体も判明。アレね。
一気にテンションが上がっていく。
うぉー!!慎太郎!!かませ!!!

“おかわりおかわりでおわかりになる現状のパラメータ”
テンションは上がっているんだけれど、
「現状のパラメータ」という少し冷静さを取り戻す歌詞。
無我夢中になっているわけではなく、
「自分はいまこのあたり」とわきまえている。
ここは森本慎太郎自身の気配りさんなところ、
SixTONESの一本引いた姿勢をも感じさせるところ。
でも、森本慎太郎はメンバーと目を合わせ、ニコニコな表情。
現状を事実として捉え、もっと行こうぜ、一緒にかまそうぜ!という未来へのポジティブな姿勢を感じる。
図らずも森本慎太郎は今年のリーダー。
良い旋風を巻き起こしてくれるに違いない。
“奮い立たせろ We are the player!”

“Let me hear good notes, let me see beautiful stage”
いきなり先程と打って変わって美しい旋律を奏で始めるきょもほくこと京本大我×松村北斗。
彼らのハーモニーには音楽の神様にでも祈るような聖なるオーラを感じる。
この一節が「人人人」の曲全体を数段ランク上げていると思う。

“控えも替えもいらねっそう笑い出すsoul”
去年の後半あたりから一段と仲良くなったとあちこちで語るSixTONES。
すとちゅーぶでは6人でキャンプに出かけ、「6人でだよなあ!」の声を合わせるのに練習する場面もあるほどで、それほど「6人」というこのメンバーに拘る彼らの意識を感じる。
また違う捉え方をすれば、次に○○があるから…と控えたり、替えを持って力を温存するのではなく、
ただ一回のパフォーマンスに全身全霊を捧げるという姿勢にもとれる。
仕事の姿勢に関しては近く、気が合うことも多いという京本大我と松村北斗にうっとりしていると、流れる時間も一瞬遅くなるように感じる。
“っ”の一文字すら彼ららしい気がして愛おしい。

“ためらいもlieもなにもいらない”
パフォーマンスを思いっきりやることへの躊躇や、間違えを誤魔化したり、上手にできなかったところを上塗りするような嘘偽りなんていらないんだよなあ。

“イメージだけ”
そう、イメージだけあればよいんだよね。
髙地優吾の高音がちょっと苦しそうで、思わず胸がギュッとなり、涙腺が緩む。

“ほら笑って人人人 夢を与えて人人人”
SixTONES6人が自分達に言い聞かせているようなこの歌詞。
「笑うこと」「夢を与えること」が自分達の仕事である。
あるいは「自分達が笑わないと、夢を与えることはできない」とも捉えられる。

“我らfactory 故に100通り 何があったって show time”
“Factory”は工場、あるいは製作所。
次々と新曲を出していくのみならず、
バラエティでもYouTubeでもラジオでも雑誌でも彼らの広い意味での「パフォーマンス」はとどまることなく生産されていく。
そしてその度に見せる/魅せる顔が異なる。
これは松村北斗で特に感じたことだけど、他の6人もそうだ。

すごく良いところなんだけど「焼き鳥」に聞こえるのは内緒。


飛んでサビラストの
“そう何があったってshow time, yeah”
「何があったって」の歌い方の憂い方が尋常ではない。
“Show must go on”というジャニーさんのモットーにも繋がる言葉。
彼らがジャニーズであることに誇りを持っていることを感じさせられる。

さて2番。
“あ〜〜、超だりぃ”
び、びっくりした。。
パブイメを貫いてくるタイプの田中樹さん。
「あ〜〜(タメ)」
がめちゃくちゃ田中樹。
こんな歌詞すらかっこよく歌いこなす。
高校生の諸君。ここうまく歌えたらめちゃくちゃモテます。知らんけど。知らんのかーい。

“渦の中 疼くエンタテイメントの痣”
大好きな理瀬ちゃんを引用させてもらう。
いつもありがとう理瀬ちゃん。

いや〜〜そうなのよ。
これ以上何言っても蛇足にしかならない気がするんだけど、
ここで私が特に好きなのが「疼く痣」でもあり「疼くエンターテイメント」の「痣」でもあるところ。
嫌なこともたくさんあるけれど、ついついやりたくなってしまう。
そんな髙地優吾のエンターテイメント(パフォーマンスだけではなく、バラエティも)に対する熱意が詰まっている。

“あざっす スタッフお客さん”
ここも髙地優吾をもってくるあざとさよ。
「人人人」で1番耳に残るところ。
軽やかに駆け抜けていくようなちょっと古いタイプの今どきのコ感。

“アイムHungry 本番前にRumbling”
POTATOなどのアイドル誌に撮影裏話としてもぐもぐ食べていることが多く出されている松村北斗。
ジャニーズ事務所に自ら3回履歴書を送っているし、理性的なハングリー精神を1番持っているのは彼だと思う。
Rumblingはゴロゴロ、ぐーぐー、不平不満を言うと言う意味。
お腹がすいて、ぐーぐー鳴るのと、
ハングリー精神を持って、現状にぶつぶつ言うのを掛けている。

“そんでShowの向こうにひとっとび 見せてあげるよあなたにLights & Dreams”
1番と2番は異なるメンバーが歌いつないでいく曲が多い中、このフレーズは1番と同じくきょもほくが奏でる。
デジャヴ…?
完全にポケットモンスター松村北斗/京本大我。

“Gotta be your stars… 震える手を抑えながら”
はい、もう感極まりの高まりです。
渋いって。大好きだって。
最も明るいSixTONESの圧倒的太陽であるが、1番緊張しいでメダカが飼えるくらい手汗をかくジェシーの歌うこのフレーズが、胸を締め付ける。
「僕はスターなんだから」ではなくあくまで「君のスターにならなきゃね」という相手主語なところが堪らない。
“Stars”が複数形なところに、ジェシーの裏にいる5人の顔が浮かぶ。
この6人にとっても、他の5人のメンバーはスターなのかもしれない。

“ステージノオウジャ“
それはそう。

”チョシャ オレラ ニンニンニン いやいや 人!人!人!“
「著者 俺ら」。
SixTONESの物語の著者は紛れもなくSixTONESだし、ちょっと驕るならば僕たちもである。
高揚感がすごい。

“目回る日々 絡まる二画の文字”
いまやほぼ毎日テレビでメンバーの誰かしらを見かける日々。
何のために生きているのか分からない日もあると思う。
自分のためであり、他人のためでもある。
もじぃ⤴︎と声が上がるのが好き。

“古来のまじない信じないなんてあり得ない”
このブチ切れ田中こそ真骨頂。
信じなさそうにみえて、しっかり信じているひと。
ブーストが一気にかかる。
少し飛んで
“あぁ迷信だって…”
すごく好きな京本大我。これもまたSixTONESの真骨頂。
特に「て」。
信じているが、同時に迷信だということにも気づいているひと。
歌い方がものすごく好き。

ふう。これにておしまい。
長&乱文を読んでいただき感謝。

SixTONESのシークレットナンバーはやっぱり「ハズさない」

試聴では明らかにされていなかった「人人人」
「うやむや」系か?と思わせておきながら、これまでにない新ジャンルであると言う意味では正解。
椎名林檎の「丸の内サディスティック」を彷彿とさせるジャズテイスト
あるいは彼女のライブツアー「不惑の余裕」の「本能(Mummy-D ver)」を連想させる色気の大衝撃(インパクト)。

何か大事なパフォーマンスをしなければいけないときにはこの曲を聴いて、自分も誰かのスターだと思ってやってみよう。
手が震えてたっていいじゃないか。

全人類に見て、聴いて、感じて欲しい。
これがSixTONESの音楽です。

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