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不完全である勇気 その効能

勇気のアクセラレーター 金井津美です。

この写真であらためて気が付きました。一人分の指ではお星さまは作れないけれど、誰かと協力することで作れてしまうんですね!

前回からの持ち越し「不完全である勇気」について書きます。

自分が不完全であること、これは素敵なことです。だって、不完全ゆえに他者の協力をどうしても必要とするから。もし完全だったら、そんなのなくても生きていけちゃう。

自分だけでできないことを他者に「助けてもらう」、わからないことを「教えてもらう」、私たちは赤ちゃんの頃から今まで家族をはじめとする他者の協力に支えられて生きてきました。それと同時に、自分もどこかで他者を「助けたり」「教えたり」してきたはず。そう「お互い様」でずっと生きてきたんです。自分だけの力は弱い、弱いからこそ周囲の人々と助け合える、協力し合える、その関係性の中で私たちは生きています。

アドラー心理学では、いつも「社会(共同体)の一員としてどうふるまうか」という視点を大切にしています。そして「勇気とは、他者と協力できる能力のこと」という解釈もあります。

困ったり、悩んだりしたときには一人で抱え込む必要はないのです。自分で自分を助けられそうにないときは「誰か助けて!」「誰か教えて!」と声を出していいんです。それは人として生きていくうえで当たり前に許されていることです。

そしてもう一つ大事なこと。誰かのそんな声をキャッチしたら、手を差し伸べること、ですね。私もこれをいつも完璧にできている自信はないけれど、そういうアンテナを立てておきたいなと思っています。

「バラを差し上げた手には、バラの香りが残る」

学生時代に、カトリックの神父さまから教えていただいた言葉です。「誰かのために何かをしてあげたら、あなたの手にはバラそのものは残らないけれど、バラの香りは残る。そのバラの香りがあなたの人生を豊かにしてくれます」という話だったと記憶しています。

バラの香りで豊かになる、そんな人生であったら美しいなぁ。

あれ?今日はやや説教じみていたかも・・・。


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