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「知らない」は時にあなたを悪人にする

Everything is meant to be.(全ては起こるべくして起こる)という言葉が好き。

去年の10月、仕事の関係で石垣島に来た。
各離島を巡り、取材を重ねて、いろんな人に会って、
これまで「沖縄出身者」として語ってきた自分を恥ずかしく思っている。

今までわたしは、沖縄本島と離島を分けて考えていた。
無意識に、より都市化していて本土に近い「沖縄本島」が沖縄だと思っていたんだ。

●離島の人にとって首里城はどんな存在だったんだろう。
●本島に人頭税を知らない人が多いのはなぜ?

このような疑問の答えを探しているうちに
沖縄地域にあるさまざまな「差別意識」に目を向けざるを得なかった。

わたしたちが「沖縄県民」として生きていくことを決めたのならば。今ある課題をともに解決したいと思うのならば。
自分たちが各島々で経験した歴史、生まれた違い、おかした過ちや成し遂げたことを「知る」必要がある。

視野を広げたいと言って、北ばかり目を向けていた。

石垣島への移住が決まった1年前のあの日。わくわくもしなかったけど、違和感もなかった。

今振り返るとなんとなく納得できる。


「沖縄特化のメディアをつくりたい」

そう意気込んでいた1年前のわたしに、誰かが、何かが
「何言ってんの。もっと沖縄を知ってからにしなさい」って導いたのかも。


Everything is meant to be. しっかり持って帰ろう。

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