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#1年でBリーグ全アリーナ制覇の旅 旅行記 茨城編(24/54:甘く甘く優しい夢)

はじめに

どうも。最近インスタを頑張りはじめたはおーです。
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前回の八王子編から一夜明け、12/24(土)のクリスマスイブは茨城ロボッツを観戦しに水戸まで向かいました。
事前にホームページを眺めていたところ、「光と音を駆使した演出」に凄く力を入れているとの事。クリスマスイブという少し浮ついた世間の空気も相まって、自分のワクワク度もMAXの中で行った試合でした。ワクワク度って何。

どうでもいいですが、今「水戸まで」という変換をしようとした際、最上位に来た変換が「三苫で」でした。流石サムライブルーのエース。

旅の記録・茨城編

あ、このファクトリー好きなやつだ

この日の試合はデーゲーム。朝から特急ときわを使って水戸へ移動します。
2012年デビューの車両らしく、内装が随分綺麗でした。

寄り道せずまっすぐアダストリアみとアリーナへ。今季のオールスターが開催された事も記憶に新しいですね。

2019年竣工のほぼ最新と言えるアリーナで、同年開催された茨城国体の会場にもなりました。
メインアリーナ、サブアリーナだけでなく、レスリング場、フェンシング場、ボクシング場なども用意されている総合体育館です。ここまで色々用意されている施設も珍しい気がする。

アリーナグルメは普段そんなに食べないんですが、この日は朝からアリーナへ直行した為、何も食べていない腹ペコ星人状態。流石にアリーナグルメを食べる事にしました。
駐車場付近の広場にはかなりの数のキッチンカーが。雰囲気あっていいですねえ。

キッチンカーで売っていたキーマカレー。お店の名前は忘れましたごめんなさい腹切ります。
右上に陣取っているハラペーニョは追加トッピングです。

カレー自体は野菜の甘味を感じる優しいお味なんですが、そこにハラペーニョを合わせて食べると一気に爽快感のある辛みが追加されてとても美味しい。
あとこのスパイスを感る香りが食欲を増進させていいですね。健康食として1日1回食べたいくらい。フライドエシャロットもいいアクセントになっています。
ちなみにこれでトッピング含め650円。そこそこボリュームあってこの値段はかなりお買い得ですね。

入場してまず感じたのは、「ロボッツ」というチーム名を体現した雰囲気作りへのこだわり

まず入場ゲート入ってすぐ。工場の生産ラインを想起させるオブジェクトがあったり、

撮影許可はいただいています

場内スタッフの衣装も工場作業員風だったり、

そもそもホームゲームのキャッチコピーが「VICTORY FACTORY」だったり。
見切れ画像しかなかった。

……とまあ、こんな感じで、自分の思っていた以上に「ロボッツ」という名前、コンセプトを大事にしているチームでした。
細かいところも目立つところも見せ方にしっかりこだわっているので、没入感?非日常感?を感じられて凄くいいですね。例えるならテーマパークの一エリアみたいな。

という訳で観戦。この日の対戦相手は宇都宮です。

コートサイドはよほど端じゃない限りかなり見易いです。1階と2階が殆ど一体化されている作りという事もあって、他アリーナでありがちな1階の段差問題はありません。
ただエンドは少し事情が違って、若干遠く感じるのと、後方座席はかなり上から見下ろす形になるので、あまりおすすめはできないです。

既に全景画像でもお分かりの通り、アダみと最大の特徴は、このクソデカビジョン
シンプルに試合中の数字が見易いですし、後述の演出効果も抜群なので、このビジョンを設置した事の意味というのは凄く感じました。ただ……、

コートエンドからの見え方はこんな感じ。
試合中の情報量が極端に変わる訳ではないという事は幸いですが、ここまでくると明らかにコートサイドとエンドで感じる体験が違うので、ビジョンの面でもコートサイドでの観戦を強く推奨したいアリーナになりますね。

少し角度がついた座席だと、こんな感じ。
これくらいであればまあ許容範囲かな?
また、この画像で確認できる通り、エンド端にはもう1枚ビジョンがあります。ただ、大きさはやや小さめ。

そしてロボッツ最大の強みは、最新のアリーナと技術を駆使した演出
チアパフォーマンス、ビジョン映像、選手入場に至るまで、最初から最後まで、「迫力」という言葉がBリーグの中で1番に合う演出だと思います。
お客さんもグッズとして販売されているサイリウムを購入すると、演出に合わせて自動的に光ってくれるので、演出を一緒に創り上げる一体感というものも生まれます。
これはオープニングに間に合わせる為に特急使った甲斐があったなあ……(ちょっと寝坊した故の悲劇)。

試合は79-67で茨城の勝利

いやー北関東ダービーで会心の試合を見せましたね。
立ち上がりは宇都宮の方が主導権を握っていましたが、ケネディの投入で何とか試合を立て直すことに成功。
後半は福澤13得点を決める大活躍。この2人のベンチメンバーが試合の流れを作っていました。2人とも得点力に自信を持っている選手ですし、いい意味で強引にフィニッシュまで持っていけるのが特徴。その姿勢が展開に刺さり、宇都宮のディフェンスルールを崩し切る事に成功していました。

宇都宮は後半29点と、スタミナ切れに見えなくもない失速が少々もったいなかったですね。そこまで速攻が多発した展開ではなかったんですが、茨城がハーフコートオフェンスで積極的にドライブする選手が多かったので、その対応で集中力使い続けてしまったかもしれないなぁ……。
ただフォトゥはこの日良かったですね。FGも5割超えてましたし、ボール触る機会が多いながらターンオーバーも1に抑えていたので、ペイントエリアでかなり効いていました。

ビーコルポイントは茨城のケネディ。もう長い事日本でプレーしていますが、局所で出す高精度のシュートは健在ですね。相手からするとどこからでも打ってくるから理不尽感が凄い。
アラフォーと呼ばれる年齢に突入した彼ですが、このシュートタッチと、打てるスペースを作るバスケIQがあれば、もう数年はB1でも存在感を発揮できるでしょう。

ちなみにこの日は隣県から宇都宮のマスコット・ブレッキーが襲来。ロボスケ2人でクリスマスイブのバスケ観戦を堪能していました。
ロボスケが結構容赦なくブレッキーをいじっていたのが面白かったです。一応先輩なんだけどなあ、ブレッキー。

自然の力満喫ツアー

試合後は水戸駅へ向かい、そこから鹿島臨海鉄道に15分ほど乗車。
大洗駅へ向かいました。ガールズ&パンツァーの聖地。ガルパン未履修だけど。山形編で遭遇した3月のライオンといい、未履修多いな俺。

冬の夜の大洗。ちょっと寒くてちょっと暗め。
この道を歩いた先に、えんやどっと丸というお店があります。夕飯の目的地。

一品料理でなめろう。サワラだった気がする。うろ覚え。
こんなにお洒落ななめろう初めて見た。勿論味も美味しい。
周りの海苔巻きはお寿司……ではなく、なめろうに沢庵を入れたもの。これも魚の旨味と沢庵の酸味が丁度良くバランスを取れてて美味。

そして今回この店を選んだ要因のメイン料理、どぶ汁が登場!
どぶ汁とは何かと言いますと、あんこう鍋のスープがないバージョン。言わば無水あんこう鍋
あんこうって身体の約80%が水分でできていて、また野菜にも水分が含まれることから、このような料理を作る事ができるんですね。また、あんこうの身や肝など、可食部分は余すところなく使用する事も特徴です。
ちなみに味付けは味噌ベース。

気になる味なんですが、まあ当たり前ですがあんこうの旨味が強烈です。あん肝の味がそのまんまスープになっている感覚。なので人によってはクセが強く感じるかもしれません。でもこの濃厚さがたまらない。こういった和風なクリスマスディナーも乙なものですね。
料理の性質から量産する事はできず、その分お値段も跳ね上がりますが、この日くらいはいいでしょう。何よりロボッツが勝ったし!

再び水戸駅まで帰ってきました。ガルパンラッピング車両
そのまま水戸で一泊します。

翌日。クリスマス当日。爽やかな朝。
常磐神社という、徳川光圀(水戸黄門)と徳川斉昭を祀っている神社からこの日はスタート。

水戸に来たら、やはり日本三大庭園に数えられる偕楽園は外せません。
梅の名所ですが、真冬なこともあって少し寂しい感じに。

……と思っていたら、ほんの少しだけ花を咲かせている木と出会う事ができました!
このかわいらしい花が、この後どんどん咲き乱れていく姿を想像すると、梅まつりの始まる2月が今から楽しみですね!(執筆時期5月中旬)

水戸駅に戻り、本遠征のシメとなるお昼は常陸野ブルーイング水戸常陸野WAGYUバーガーを堪能。
名前の通り、常陸牛を使ったハンバーガーです。心なしか肉の脂が甘く感じる。気がするだけかもしれないけど。

しっかりとした脂を感じられる料理は、さっぱりとしたビールを合わせないとだね!
……いや、このお店は名前の通り常陸野ネストビールがメインメニューなので、頼まない訳にはいかないんです。言い訳じゃないです。昼からビール最高。

お腹も、(アルコールによって)脳も多幸感に満たされたところで、今回の遠征は終了。暗くなる前に岐路につきました。

あとがきとおまけの1枚

茨城は初観戦でした。

全アリーナ行った中でも1、2を争うサプライズ枠でした。元々期待は高めだったんですが、それを遥かに超えてくるとは。
竣工してからそこそこ時間が経った事もあり、話題になることは少なくなりましたが、このアリーナ、そしてホームゲームの作り込みは、後ろから追いかけるチーム達にとっては1つのロールモデルだと思います。

まずインフラ面。完全なるプロバスケ向けチューニングはされていないので、不便な点もなくはないですが、体育館という公共施設を兼ねる都合を考えると十分な施設と言えます。いい落とし所にデザインされているな、という感想ですね。
まだまだ「見る」専門のアリーナが一般的では無い以上、「見る」「する」が同居するアリーナへの建築需要もあると思うのでね。というか「する」施設だって各行政には必要不可欠な訳だし。
ちなみにこのアリーナ、総工費100億円以内に収まっています。意外とお安い。

そして作り込みという面。先述した光や音を駆使した演出はどうしてもインフラに左右される側面があるので置いておくにして、装飾などから「ロボッツ感」そして「非日常感」をしっかり演出できているのは素晴らしいと思います。スタッフのウェア1つにこだわりを見せるのは相当ポイント高いですよ。
あと今回紹介していませんが、グッズショップも衣類の展示方法が中々凝っていたり。

前回の八王子編でも述べましたが、装飾などの目で見える部分はどうしてもお金がかかるので、各チームやれる範囲は異なれど、最終的にはここまで細かくこだわってもいいんじゃない?という、いいサンプルだと思います。

めちゃくちゃ褒めちぎったので1つだけ伸び代をあげるなら、お客さんが試合前に体験出来るブースがもう1つ欲しいかな?っていうくらいです。子供が遊べる場所だったり、今も無くはないんですがよりフォトジェニックな写真を撮れるスポットがあるといいですよね。
本当に面白いアリーナでした。今まで何で言ってなかったんだろう俺……。

どぶ汁のシメは、お米を入れて雑炊風に。これまた濃厚。

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