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試合に出れなかった私はそのとき雪光の凄さを尊敬できた
人生で読めたことが奇跡の漫画シリーズ第3弾は、「アイシールド21」です。
アイシールド21について
私がジャンプを買っていた小学生のときに大ヒットした漫画です。原作の稲垣先生が現在ジャンプでDr.STONEを、絵の村田先生がワンパンマンを描いております。(出典:集英社)
アイシールド21は高校アメリカンフットボール(アメフト)で日本一を目指すストーリーです。
この漫画の主人公がいる泥門(でいもん)高校のアメフト部には、一芸に秀でた選手ばかりなのです。
主人公は、パワーがないけど、高校最速のセナ
身体能力は凡人だけど、圧倒的な頭脳・戦略を持つヒル魔
スピードはないけど、パワーは最強の栗田
こういったひとつに突出したメンツが集まり、全国大会決勝(クリスマスボウル)を目指します。(出典:村田雄介先生のtwitter)
村田先生の素晴らしい画力、稲垣先生のストーリー作りのうまさはこの作品を見たら納得できると思います。
この漫画をこのシリーズにあげたのは、
「悔しいけど認めないといけない真実」
を理解させてくれたからです。
才能について絶望すること・あるものだけで勝つしかないということ
この漫画は、「凡人が才能に立ち向かう」といった構図で描かれています。
私は中学高校くらいになって
才能というのは存在して、それに打ちひしがれる日が来ること
を思い知らされました。
皆さん才能というとどんなことが思い浮かびますか?
私は、運動・勉強・お笑い・モテることが思いうかびました。
これらは特に学校生活で気づくことが多いんじゃないでしょうか?
自分では到底追いつけない身体能力を持つスポーツがうまい人
自分より少ない勉強で自分より成績優秀な人
誰にも思いつけないセンスで周りを笑わせる人
自分の好きな子すらファンの一人にしてしまうモテる人
こんな人が学校に誰か1人はいたのではないでしょうか?
中学・高校ではこの才能の壁に直面し、歯がゆい思いをしました。
このアイシールド21では、そういった誰もが感じる悔しさ・挫折をちゃんと描いているのです。
この漫画の有名なシーンで、泥門の主将ヒル魔のこんな言葉があります。
ないもんねだりしてるほどヒマじゃねえ
あるもんで最強の戦い方探ってくんだよ
一生な
(出典:https://pando.life/blackknights/article/13469)
まさに、これが悔しいけど認めなければいけない真実だなと思いました。
ないものねだりをせず、自分にある能力でうまくやっていくしかないことで人生やっていくしかないんです。
でもそれに気づくことはもっと大事なんです。
私が勇気づけられた雪光学
私がアイシールドの中の好きなキャラに「雪光学」という選手がいます。
このキャラクターは、主人公のセナの1個上なのですが
スポーツに関しては平均以下で、勉強以外はできないいわゆるガリ勉の人だったのです。
泥門高校は2年生の秋で引退なので、彼は秋の大会に出られなければ選手として出場することはできないのです。
入部して間もなくは練習に食らいつくのが必死だった彼は、徐々にレベルアップし秋の大会前には戦力になりそうな気配がありました。
しかし、結果は控え。
本人はその後、「なぜ1年の時に入っていなかったんだ」と泣いて後悔していました。このシーンはみると毎回泣きそうになります。
それでも、チームが勝つことを信じてベンチを温め続けました。
自分が出なくてもチームの力になれると信じて。
チームが勝ち上がり、雪光の力が必要になる場面が来ます。
そこから、雪光はチームを救うのです。
続きが気になる方は漫画を見てください(笑)。
この姿勢を私はある時思い出しました。
大学の柔道部のときのメンバー落ちです。
私は大学から柔道を始めました。
大学が優勝を目標にしている団体戦のメンバーは15人。
何とかその中に入って優勝に貢献したいと思い、日々のきつい練習にも取り組んできました。
大学2年の時の団体戦。メンバーは当日発表でした。
自分の名前は呼ばれませんでした。
同じく大学から柔道を始めた2人が呼ばれたのに。
そのとき自分は恥ずかしさ・悔しさからその場を一刻も早く立ち去りたかったです。しかし、このときに先ほど書いた雪光のことを思い出したのです。
雪光だって最後の大会に控えだったのに応援してたじゃん。
おれには次もまだあるのに。
チームのために大会期間中は声を誰よりも出して応援しよう。
と考えなおすことができました。
その後、自分は3年の時に初出場することになります。
ただ、自分が出場して出られない下級生もいました。でもこの時の経験があったからこそ試合に出られない人たちを励ますことができたのだと思います。
最後に
(出典:村田先生のtwitter)
このアイシールド21は、
目標に到達するために自分にある能力・資源をどう使うか
が大事ということを教えてくれました。
これは、私の中だけでなく多くの人の心にも刺さることではないでしょうか。
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