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自分純度100%の選択をするために

今でこそ時差出勤やリモートワークが進み、電車の混雑も以前より緩和されていますが、満員電車って本当に大変ですよね。今思うとたくさんの人の中に潜り込んで目的地まで身体を密着させるアトラクションだったんじゃないかとすら思ってしまいます。笑

そして電車にはたくさんの広告も貼ってあります。
脱毛、英会話教室、消費者金融、健康補助食品など人気のアイドルや俳優さんを起用し、インパクトのあるレイアウトやキャッチコピーで消費者の目を引こうとしています。

例えばあなたが仕事で疲れていて、ぼんやりしたまま満員電車に揺られて、このままじゃ頭がスッキリしないから何かさっぱりして身体によさそうな飲み物ないかな…と会社に着く前にコンビニに立ち寄ったとします。
そこで電車の広告で見た新発売のスムージードリンクと違う種類のスムージードリンクが並んでいて、どちらも飲んだことがなかったら。
つい広告で見たことある方を選んでしまいませんか?

もしくは仕事にやりがいを感じられず、このままだとキャリアアップも見込めなさそう…という場合はどうでしょう。そんな時に電車でいつもなら気にならなかったビジネス英会話教室の広告が、やけにクリアに目に飛び込んでくる。「やっぱり英語ができるようになった方がいろいろ役立つのでは…?」と気になり始めて英会話教室を調べてみるかもしれません。

いずれも自分で判断して行動したようで、無意識のうちに広告で見たことが行動に影響しているのですが、こういうことって普段の生活でも結構多いのではないでしょうか。

行動を起こさせるのが広告の役割でもあると思うのですが、そう思うと自分の考えで選択していることって意外に少ないのかもしれないと思うのです。

広告だけではなく、雑誌や口コミなどもそうですね。
例えば雑誌で水垢ががっつり落ちている洗剤を見て試したくなって買ってみるとか、友達からあそこの美容院がサービスも良くて上手と聞いたから行ってみるとか。
消費行動は周りからの情報が顕著に現れる気がします。

しかし受け取る情報が多すぎるとだんだん自分の判断力も鈍ってきます。
買い物だったら本当は買うつもりじゃなかったものを買ってしまうかもしれません。
または話題の商品が品薄になってることを知ると、最初はそこまで欲しいと思っていなかったのに急に欲しくなって、手に入れるまでずっとそわそわしてしまうかもしれません。

これはモノにも当てはまるのですが、無料でもらえるからといってあれこれ必要のないものまでもらってしまったら、どんどん増えていって本当に必要なものが見つからなくなってしまいますよね。
自分がどうしたいかというより、情報やモノに振り回されかねないのです。

ネット、テレビ、雑誌、口コミなど、情報が溢れている中で、自分が触れているものはほんの一部であるということ。
そして受け取った情報は思っているより行動に強い影響を与えているということ。

これらを意識することが情報に振り回されずに自分で選択できるポイントなのではないかと思います。

自分にとって何が必要なのか、情報もモノも取捨選択することを心掛けていきたいですね。



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