2022.12.14 雑記

一つの物語もない

 積ん読されていた(積ん読に受動態って正しいのかな?)『九つの物語』(J.D.サリンジャー、中川敏 訳、集英社文庫)を読む。
 前に一度読んで「バナナフィッシュに最適の日」で挫折したままになっていたのだ。しかもこの短編がこの本の一つ目の物語なのだ!
 時をおいてもこの短編が一番難解。初っ端から激しいパンチをもらいながら、揺れる頭で読み進める。(実際に揺れた脳で見たような物語ばかり)
 慣れてきたのか、後半の方に好きな話が多かったように思う。九つめの「テディー」の終わり方なんて最後に相応しすぎる。
 私の一日はこれで終わり!

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