見出し画像

Webライターと編集者の仕事をして嬉しかったこと。

先日こんなことがあった。

とある専門的なメディアの編集者に着任して数ヶ月経った頃、ジャンルもクライアント担当者もクセが強くて苦しんでいた。

私とペアになって働くプロジェクトマネージャーが、私とクライアントの間に入ってくれて、私の意見も吸い上げつつ進めて行ってくれていた。

専門的な内容のせいで、とにかくリサーチと理解が大変で、構成を作成するのも一苦労。クライアントからの要望もいろいろある。

そんなとき、契約している会社から「業務改善アンケート」への記入をお願いされ、意見を伝えるもそこからスルーされ、私の気持ちはやさぐれモードに入ってしまった。

しかし今月になって、ようやくメディアのPV数やCVが伸びていって、クライアントもマネージャーも大喜び。

そしてなんと、私の単価を昇給してくれるというのだ。

「努力が報われる」ってこのことか……と感じた。

以前、あるSNSで「フリーランスは報われない。良い記事を書いてPVが上がっても、何にも反映されない」とぼやいているWebライターさんを見かけた。

それを見て「ボーナスなんかで報われやすい会社員と比べたら、確かに落ち込んじゃう原因になるかも」と思い、私もフリーランスになった以上、成果が反映されるという状況は完全に諦めていた。

でも、今回はハッキリと数字に表れて、そして私の報酬にも良い影響を及ぼしてくれた。

それがこんなにも嬉しいことだなんて、フリーランスの編集者として経験するとは思ってもみなかった。

あと、しっかり意見を伝えたのも良かった、と思った。マネージャーにも、会社にもアンケートで「大変すぎる」ということを素直に言っていたのも良かったのだろう。

もちろん「頑張る」姿勢で仕事にのぞむことは前提なのだけれど。

私なんて下請けのフリーランスだし……と遠慮せず、言うべきことは言って、クライアント企業のパートナーとして働く姿勢をこれからも大事にしたい、と思った出来事だった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?