母になって決めてたこと〜子供のやりたいを実現するために〜
こんにちは。
昨日は初めて子供の大会を観戦しました。
今まで親戚の子の試合を観戦することはありましたが、自分の子は初めて。
私自身は中学校の時の部活の大会に出た経験がありましたが、それも数回です。
小さな体で、大きな体育館で、胸を張って頑張っている姿に感動しました。
母として初めての観戦で、応援する気持ち、不安な気持ち、嬉しい気持ち、悔しい気持ちと様々な感情を体験できました。
自分の時とはまた違う感情ですね。
私は母になって、決めていたことがあります。
それは「子供がやりたいと言ったことは全てやらせてあげること」です。
きっと同じ思いのママも多いかと思います。
私の幼少期
私の両親は小さい時からフルタイムで仕事をしていました。
朝早くから、夜遅くまで。
ですが、祖母がいたので寂しい思いはせずに過ごしています。
帰ってきたらいつも祖母がいて、おやつを出してくれました。
おせんべいか、蒸しパンをよく食べていました。
当時ケーキやクッキーなんて洋菓子は年1回くらいしか食べていませんでした。
駆け足は男の子にも負けずに1番で、いわゆるガキ大将のような存在だったと思います。田舎のね。笑
ですが、1つだけ不満がありました。
それは地域でやっている「少年少女バレーボール」に入りたかったことです。
学校終わりに体育館でやっていたバレーボール。
小さい時からオリンピックなどをテレビで見て、特にバレーボールが大好きでした。
母に「やりたい」と言いましたが、週末に遠くへはいけないこと、当番があるから母の仕事で参加できないことを理由に入れさせてもらえませんでした。
祖母は「入れてあげたら?」と言ってくれたそうですが、母は頑固として「無理」でした。
なので私は、夜祖母と田んぼみちを走りに行っていたので(祖母は自転車)、その帰りに体育館に寄って、外から練習の風景を眺めていました。
中の人に見つかると声をかけられてしまうので、陰からこっそりと。
練習の日は毎回のぞいていたと思います。
「私もやりたい」
「でも母は入れてくれない」
ずっとそう思っていました。
母はよく「自分でできるようになったら」を口癖に言っていました。
髪の毛を伸ばすのも「自分で縛れるようになったら」
バレーボールをするのも「自分でできるようになったら」(=部活動)
誕生日会をするのも「自分でプレゼントを買えるようになったら」
それが当たり前に育ってきたので、今思っても我慢することは多かったと思います。でもそのおかげで、髪の毛は誰よりも自分で結べたのが早かったし、バレーボールもできるようになってからは練習も人一倍がんばりました。
仕事は阻害要因だった
幼児期の経験があるからこそ、自分の子供には好きなことややりたいことは制限せずにやらせてあげたいという想いが、人一倍あるんだと思います。
ただ実際に「やりたい」と言われた時に、私自身も必ず困ったのが「送迎」です。
仕事をしていると、たとえパートといえども、就業時間が決まっています。
融通のきくところだったとしても、毎週決まった時間に早退するのは無理があります。そのほかに、子供の体調不良で急な休みもあるのに、、、。
実際に「送迎問題」で子供が「やりたい」と言ったことをやらせてあげられない親はたくさんいると思います。
習い事させるにはお金が必要、つまり仕事をしないといけない。
仕事をすると時間の関係で送迎できない。
だから、その習い事ができない。
この問題に答えはないと思います。
だって、「お金」も「時間」も両方必要だからです。
昔、片道30分の英語教室に通ったことがありました。
遠いけど1回500円と格安だったんです。
英語に触れるにはいいかなと思ったんですが、ちょっと遠い。
でも通えないことはない時間でした。
実際に子供も習い始めたんですが、時間はカツカツ。
仕事終わりに走って車まで行き、保育園に迎えに行き、送り届ける。
そして30分待機し、車の中でおにぎりを食べさせるんです。
下の子もいたので、車の中でのおにぎりはそれはそれは大変でした。
今思えば、時間がカツカツ&私の疲労もあったのでしょう。
きっと車の中で嫌なこともたくさん言ってしまったのだと思います。
(いっぱいいっぱいすぎて記憶にない)
子供が自ら「辞めたい」と言ってきました。
正直ほっとしました。
もちろん「本当にやめちゃうの?」と思う気持ちもありましたが。
辞めてからストレスが減ったのは明確に覚えています。
「なんでもやらせてあげたい」この言葉が私自身を縛っていたと思います。
だからこそ、なんとしてでも「させなくちゃ」と思い、そのために仕事を辞めるという選択肢は全くありませんでした。
だってお金は必要ですからね。
子供にとって「やりたい」を実現するためには、どうしても送迎問題はつきものです。それと同時にママの気持ちの余裕、時間の余裕も必要だと思います。
それでこそ、子供が「やりたい」「続けたい」気持ちを育めるのだと思っています。
やりたいを叶えるために、手放したこと
では実際に私が手放したこと。
それは「仕事時間」です。
矛盾しているように感じるかもしれませんが、正しくは仕事の拘束時間です。
英語教室での経験はとても良かったと今では思っていて、子供が学校に上がるのをきに、家族で会議を開きました。
私は子供のやりたいことを1番にしたい。
その思いは変わりありません。
主人もそこは同感です。
では問題は「お金」ですよね。
実は3年前から始めていたオンラインで固定収入同様はお金を稼げるようになっていました。なので、今までは固定収入+オンライン収入だったのですが、固定収入(就労)を完全に手放す選択を行いました。
時間がカツカツなのは精神的にも苦しかったので、今は固定時間を手放し、時間の自由を実感しています。
そしてもう一つ。
実は大会に出て感じたこと。
それは家でどれだけ一緒に練習できるかです。
習い事に行くだけでは、限界があります。
大会に出るまでは正直家で練習は全くしていませんでした。
それが今回先生から「毎日5回の練習」を言い渡されたのです。
最初は子供も気乗りしていませんでしたが、大会に出るからにはと私自身も思い、毎日家事の時間を削ってでも練習しました。
「らやせる」ではなく、私自身も「みる」「一緒にやる」を毎日行いました。
だからこそ、子供自身の成長も感じることができ、感じることができた感情があるのだと思っています。
親も一緒にって本当に大変ですね。
子供を変えるのではなく、親自身が変われば子供も変わるということを、実際に感じました。
母になって母がわかった
幼児期にバレーボールができなかったという経験を今では感謝しています。
あの時は母の気持ちがわからなかったけど、「習い事」をすることは小さければ小さい時ほど、親の負担もあるのだと知りました。
何かを手放さないと、母自身が辛くなっていたのかもしれませんね。
子供の習い事、送迎問題、お金で悩まれているママは多いと思います。
自分の子供h世界で一番可愛いですし、なんのために仕事をしているかって、子供の為ですよね。
だけど、どうか無理はしないで欲しい。
ママ自身がカツカツしていると、子供の「やりたい」「続けたい」を無くしてしまうかもしれません。
子供はママのこと一番よく見ていますからね。
ママが働きやす環境で、楽しく子育てできる社会ができますように。
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