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街コン行ったら、世界を見る視点が変わった話。

「俺は人の反応の全てを、電気信号だと捉えています。」


これは何年も前、私が街コンで知り合った男性からかけられた言葉でした。

彼は大学院で生物について学ばれていたそうで、
結局お付き合いには至りませんでしたが、彼との会話はかなり印象的だったので、今でも記憶に残っていることを、今朝ふと思い出しました。


「感情も、生理的欲求も、言ってしまえば全部電気信号なんですよね。」


今思えば、情緒が無さ過ぎて恋愛の場でする話ではないなと双方に呆れる気持ちにもなりますが、
当時の私はそのような視点で物事を考えたことがなかったので、
「なるほど、確かに。面白い!」
と、あれこれ質問攻めにしてしまったことを覚えています。笑


それ以来、私の中に「人間の反応を電気信号として捉える視点」というものが根付き、それは今でも時々使わせていただく思考回路の一つとなりました。




人と話すことが、私は結構好きです。

その人がどんな視点で、どこに重きを置いて世界を捉えているのかを垣間見ると、その刺激で私の固定観念がぐらぐらと揺れ、時々破壊されるのを感じるからです。

「面白い!」

と感じて、それを自分にも採用してみたり、

「いいな、憧れる!」

と感じて、その人の習慣をまねしてみたり。




何故、今日この思考が湧いてきたのかと言うと、
朝に観ていたNewsPicksの『落合陽一さんと養老孟子さんの対談動画』を観ていた際、

「昆虫はあらゆる種が合わさり、一つの生態系として、全体を構成している。」

というニュアンスのお話をされていた箇所があって、
それを観た時に、冒頭の彼との会話がはっと思い出されてきたのでした。


私の中にある視点や観点は、他者との関わりの中でぶつかり、混ざり、壊されては再構築し、毎日、毎瞬、新しく生まれているのかもしれない。
大きく俯瞰するとそれは一つのネットワークのように、個でありながら全体でもあるのかもしれない・・・


そんなことが頭に浮かんできた朝でした。

化粧をしながら、私はいったい何を考えているんだろう?と急に我に返りもしましたが、なんだか面白い思い出だったので、今日はそれを記事にしてみることにしました。


私の脳内で瞬いた記憶の火花が、皆さまの電気信号のちょっとした刺激となれば嬉しいです。

では、今日はこの辺で。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます!


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