東京最終日に結んだ、不思議で温かなご縁。
昨日、3年半ほど過ごした東京へしばしの別れを告げ、札幌へ引っ越しをしました。
荷造りに慣れていないせいで、思った以上に直前はドタバタしてしまい、noteも気づけば5日ほど記事を書けていませんでしたが、やっと今日から少し一息つけるようになりました。
名残惜しい気持ち。寂しい気持ち。
東京最終日は、いつもより少し激しく、目まぐるしく、言葉にならない気持ちが混ざり、心に淡いマーブル模様を描くような、そんな一日でした。
管理人さんとのご縁
東京で私が住んでいたのは、管理人さんが在中するタイプのマンションです。
60代後半くらいの男性の管理人さん。静かな方でしたが、いつも優しく接してくださいました。
普段は挨拶程度で、世間話なんてほとんどしたことがありませんでしたが、入居の日に私が北海道出身であることを話すと、
「私も出身が北海道で。5年ほど戻れていないけれど、そっかぁ。いいですね。行きたいなぁ、北海道。昔はね、札幌でスキーを教えていたんですよ。」
と、懐かしむような表情で話してくださったのが印象的でした。
そんな会話をした、3年半後の昨日の退去日。
管理人さんに、私が再び転職で北海道に戻る話をすると、
「寂しくなるね。いやね、実はかなさん(本当は苗字呼び)と入居日に話したのがとても印象に残っていて。いやぁ、寂しいね。」
と、そんな言葉をかけられました。
会話こそあまりしたことはないですが、同じように感じて下さっていたことに驚きで、とても嬉しい気持ちと、お別れする寂しい気持ちと。じんわり温かなものがこみ上げてきました。
引っ越し当日、荷物が積み切れないハプニングを起してしまい、管理人さんには集荷のご対応を急遽お願いするなど、多大なご迷惑をおかけしていたにも関わらず、
「北海道でも頑張ってね。」
と優しい言葉をかけてくださり、さらに、もし良かったらと、奥様がご自宅でされているカフェの名刺までいただきました。
「こんなこと普段は言わないのだけど、もしよかったら、家内が店をやっているから、機会があれば遊びにおいで。ご縁があれば、また会いましょう。」
不思議なご縁。しかし胸には温かな気持ちが溢れてきて、このマンションに住むことができて本当に良かったなと、導いてくれた全てに感謝を伝えたい気持ちになりました。
管理人さんとこんな話をするなんて思ってもみませんでしたが、こういうこともあるんだなと、素敵なご縁をまた一つ、最終日に結ぶことができました。
今度は入居者ではないただの私として、お話ししに遊びに行けたらいいなと、そんなことを胸に抱きマンションを後にします。
遊びに行く時は、北海道のお土産をたくさん持っていこう。
再びお会いできるのを楽しみに。
終わりに
この後、飛行機から見た夕日がとっても綺麗で、それも記事にしようと思ったのですが、少し長くなってしまうので後半に続きます。
(後半にも素敵な出会いがもう一つ。よろしければこちらもお付き合いください。)
では、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
後半の記事はこちら。
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