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季節と暮らし。

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季節や時間の移ろいを大切にしていきたい。そんな想いでいつもより少し丁寧に『時』を感じてみた生活の記録。
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#季節を感じる

落花生で、ささやかな節分。

今日は2月3日、節分です。 節分には「季節を分ける」という意味があり、昨今では立春の前日を指す日として知られています。 旧暦では立春の頃が新しい年の始まりと捉える考え方があり、前日である節分は大晦日にあたりました。豆まきで邪気を払い、新年の無病息災を祈る行事は、現代の今でも受け継がれています。 皆さんは豆まきなどされたでしょうか? 節分の行事は地域によって異なる風習があり、近年では関西発祥の「恵方巻き」が全国でも食べられるようになるなど、時代に合わせて形を変えながら、

冬のはじまりは、静かで穏やかな心と共に。

まだ暖かさが残る空気の中に、少し冷たい澄んだ冷気も混じり始めた今日この頃。二十四節気では昨日から「立冬」という季節に入り、暦では冬がはじまりました。 実家のある北海道では、もうイチョウの葉が落ち始め、いよいよ冬の景色に移り変わるようですが、私が住む東京ではようやくほんのり葉が色づき始めた頃。見ごろは11月下旬でしょうか? 外に出るたびに木々の色が移りゆくさまを楽しめる、歩くのが楽しい季節です。 久しぶりにお花も飾ってみました。 少し冷たい色彩のブーケで冬の到来を祝福。

中秋の名月を味わう穏やかな夜に思うこと。

昔から9月の満月は最も美しいとされ「中秋の名月」として親しまれてきました。 本日の東京は快晴。澄み渡った秋らしい空に穏やかな風が頬を撫で、自然と心も穏やかな秋晴れに。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?満月が彩る素敵な夜は、きっと私たち一人一人に寄り添ってくれることでしょう。 今日、午前に所用があった私は新宿まで足を運んできました。 新宿と言えば私が愛してやまないお団子屋さんがあるので帰りに寄ることに。(十五夜だし、お団子は外せませんね。笑) 普段並んで買うことはあまりない

重陽の節句を自分なりに楽しんでみました。

皆さんこんばんは!今日は9月9日、重陽の節句です。 日本に残っている五節句のうちの一つですが、端午の節句や桃の節句、七夕などに比べると一番知られていないように思います。 「重陽の節句」は平安時代に中国より伝わりました。縁起の良いとされていた奇数の最大値「9」が重なる9月9日を「重陽」と呼び、節句の一つとしたようです。 厳密に言うと旧暦の重陽は10月中旬。 (少し迷いましたが「9」という数字を意識してうちでは新暦を採用してみました。) 10月は菊が咲く季節。なので重陽の節

秋の便りに感謝を乗せて。

朝起きて、まず最初に窓を開けるのが私の日課です。 最近は室温より涼しい空気が入ってくるようになり、少しずつ秋の訪れを感じています。 二十四節季では今日から白露。夜の大気の冷えにより草木に朝露を見つけられるようになる季節を表しているようです。 9月に入りスーパーでも秋の野菜が顔を出すようになりましたね。 今日は里芋を見かけたのでさっそく買ってみました。長く北海道で暮らしていた私にとって里芋はあまり身近ではない野菜。(北海道はじゃがいも勢力が強いので。笑) いつも神奈川の親戚

夏の終わりと、わたしと和菓子。

私の今住んでいる家は神社が近く、境内には大きな木々がたくさんあるので、夏になると蝉の声が窓から絶えず聴こえてきます。 聴こえ始めで初夏を感じ、8月上旬は力強い大合唱。そして、今の季節は日に日に数が減って行き、徐々に夏の終わりを感じると共に少し切ない気持ちになる毎日。 蝉の声は、命の音。夏は時間の流れを五感で強く感じさせられます。 夏の終わりと、和菓子。 今日は私が愛してやまない和菓子屋さん『仙太郎』の老玉とくず桜を頂きました! 和菓子が大好きなので季節の変わり目でたまに