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人生は実験の連続だ

こんにちは、音海奏乃です。
今年も、ニイニイゼミの声が聞こえてきました。
 みなさまの地域はどうでしょう?

今回は、考え方のお話、エッセイです。

変わりたい、変わらなくちゃ

変わりたい!
変わらなくちゃ!

そう、とても強く思っていた時期があります。
変わらないと、幸せになれない。
変われないのは、ダメな証拠。
そう決めつけていた、昔のこと。 

今思えば、その頃は空回りしていました。
何をやっても、うまくいかない感じ。
たくさんの本を読んで、知識をつけたのに。
学んだとおりに、やっているのに。
どうしてなんだろう?

それはね、と今なら教えられます。
体験して、わかっているから。

今は、変わりたいと思うことが、極端に減りました
一年間に、二回、あるかないか。
変わらなくちゃ、と思うことは、ゼロです。

今すぐになんて、変われないから。
過程を経験として、楽しめればそれでいいや
そう、考えるようになっていました。

変わりたいなぁ。
そのために、どうしたらいいんだろう。
こうしてみたら、違ったなぁ。
じゃあ、別の方法を探そう。

まぁ、変わらなくても大丈夫なんだけどね
そう思えるようになったことは、大きかった。
つまり、そのままの自分に満足すること。
それが、カギの一つでした。 

一回り小さなサイズの服と靴

無理して、サイズの違う服や靴を身に着けて、生きる。
それで、自分を美しく見せられるかもしれません。
でもね、それって、ほんの一瞬で。

 きつい、痛い、苦しい。
そんな状態は、長く続けられないんです。

変わるために、きつい服と靴を身に着ける。
それで得たものは、それを無くした瞬間に、離れます。

仕事をしていたある日のこと。
私は、できる人に変わらなきゃと、強く思っていました。
普通じゃないから、普通に追いつかなきゃ。
変わらないと、変わらなきゃ、と、一生懸命。
しかし、失敗してしまったのです。

「あぁ、もうだめだ」

そう思ったのは、私だけでした。
周りの方々は、優しく、支えてくれた。

「できなくても、いいんだ」

そのことをきっかけに、変わることをやめたのです。
そのままの私で、役に立てることをしよう
そう決めてからは、無理することもなくなりました。

きつい服と靴を脱ぎ捨てて、動きやすい服と靴に。
さらに、お気に入りの、服や靴に変えて。
自然と、流れるように、変わっていきました。

自分はこのままで愛されるんだ

無理して着飾らなくたって、よかったんだ。
そう気づいて、きつい服と靴は、捨てました。
もう、必要ないから。

魂の育ての親 

自分が、そのままで愛される。
それからは、少しずつ自信がつきました。

そんなある日のこと。
【魂はいろいろな体験をしに来る】
その言葉が、ほこっ、と頭の隅に浮かびました。
悩んでいたころに、読んできた本たち。
そういえば、そこでよく見かけた言葉。
本の著者は違えど、おおよそ、そう書いてあるなぁ。
ぼんやりと思い始めてから、数分後。

「じゃあ、たくさん体験させてあげたいなぁ」

そこからさらに、数分後。
「自分が親なら、子供にたくさん、経験させてあげたい」
「……ということは、私って、魂の育ての親だったのかー」

という、突飛な結論にたどり着きました。
えぇ、文字にしても、突飛ですね。

それからというもの、考え方が変わります。
「自分が魂に、体験させてあげたいことは何か?
それを基準に、物事を選ぶようになったのです。

人生は実験の連続だ

もともと、好奇心や探求心のある私。
「あれがだめなら、これはどうだろう」
「こうしてみると、ああなるのは本当かな」
そんな風に、よく見て、考えていました。
 
誰かが、そういうものだと、教えてくれたこと。
それが本当かどうか、この目で見たい。
そういうタイプの人間なのです。
 
仮説と、実証を、自分の行動で繰り返す。
なんだか、実験みたいな感じ。
「あぁ、本当だ!」
「こうなるんだ!」
「違ったけどこれもあり!」
そんな風に、見つけていくのが楽しい

本当だ! そういうことだったんだ!
理解して、納得して、腑に落ちる。
一般的に、それを、腹落ち、というそうです。

その感覚が、とても大好き。

先ほど、魂の育ての親かもしれない、と言いました。
いつか、魂を返す日が来ます。
その時に、快く送り出したい。

「たくさん楽しめてよかったね」
「いろいろな景色が、見られたね」
「すてきな体験が、できたね」

そう言って、返したい。
次の命も、楽しんでおいで、って。

そのために、何ができるのか。
そのために、何をしていくのか。

自分と相談しながら、今日も生きています。

おまけ
……ところで、今回のカバー写真。
フラスコに液体が入っているのですが、この色。
Dramatic Starsの三人を思い浮かべてしまいます。
(いいから次の記事を書きましょう)

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