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それは言葉よりも

こんにちは。音海奏乃です。

今回は、言葉の話です。

それはケンカに始まった

きっかけは、ケンカでした。
といっても、私ではなく、家族の。

仕事に介護、それから自分の人生。
頑張りすぎて、我慢しすぎた。
その結果のケンカでした。

今までは、ただ胸を痛めていました。
でも、今回は違ったのです。

「あ、昔の自分と同じ場所にいるんだ」

そう、思ったから。

それは今だから見えるもの

家族がこぼした言葉の、一つ一つ。
表現は違うものの、6年前の私と同じ。
不安、恐れ、未来への決めつけ
暗闇にいる、あの感覚

暗闇にいるときは、必死です。
どこに進めばいいのか。
どうしたらいいのか。
こんなに頑張っているのに。

そういう思いだけが、どんどん出てくる。
いつまでも続くような闇に、光を見失ってしまう。

かつての私もそうだったから、わかる。
その感情が、そうする理由が。
どうしたらいいのか、何をされたくないのか

……けれど、ケンカの仲裁はしませんでした。
それは、雨さんが止めたから。
※雨さんは不思議な存在。空さんもいます。

【人は、自分で見つけるしかないのさ】

お前さんも、そうだったろう?
そう言われて、納得しました。
あの頃は、そうだった。
だれが何を言っても、信じられなかった
聞く余裕なんてなかった

【答えは、自分の中にしかない】
【乗り越える、相手の力を信じなよ】

そうだった、と思いました。
なので、声をかけたのは、ケンカ後。
話を聞くことだけに、注力しました。

それは、言葉よりも

自分が体験したこと。
それがあるから、わかる。
相手がいま、どういう状況なのか
相手がいま、何を望んでいるのか

道を示すことだってできた
こうやって乗り越えた。
こうやって解決してきた。

でも、どちらもしなかった
なぜなら、言葉では伝わらないから。

過去の私も、たくさんの言葉をもらった。
それが、悪かったわけではありません。
みんな、心配して、かけてくれた言葉だから。

けれど、それがその人のためかというと。
……少し、違う気がしたのです。

自分と同じような場所にいる。
同じ”よう”なだけで、違うから。
伝えても、ずれてしまう。

【相手の力を信じるのも大切さ】

雨さんの言葉が、心に残って。
言葉で伝えるのは、違う。
そう、思ったのです。

(今できることは)
荷物をほどく手伝いだ、と直感で思いました。
抱えた荷物の手放し方を教えるんじゃない。
荷物をどうしたいのかを、自分で気づいてもらう。
そのために、少しずつほどいていく手伝い。

言葉で伝えることができたら、楽なのに。
そう思っても、求めていない人にそれは嫌がらせ。
言葉よりも伝わるものは、気持ち。
そう、気づいたのです。

それは果たして(おまけ)

最後に、気になったことを。

【乗り越える、相手の力を信じなよ】
【相手の力を信じるのも大切さ】

そう言った雨さんの言葉。
少し、気になったのです。

相手の力を信じる、ということは。
ただ待てということ?

「できることはないから」
これは、あきらめ?
それとも、決めつけ?

私が未熟なので、彼の言葉を理解しきれず。

【相手に寄り添い、ただ立ち上がるのは相手の力で】
【できることはするけれど、やりすぎない】

そういうことなのか、不明です。
土が乾いて元気のない花に水を。
ただ、もう一度咲くかどうかは花が決める。
水をやりすぎて枯らしては元も子もない。
……ということ??

いつかわかる日まで、気にしてみます。

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