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移住体験@福岡 3日目〜夕陽と星空〜

今日も良い日だったなあ。

朝起きてすぐ、洗濯を回しに外に出ると、朝の匂いがした。

庭に咲いている山桜を横目に洗濯機をかけると、宿泊先の方が「にらとってくるね」とひとこと。

育てているにらを朝採りして、そのまま卵焼きにしてくれた。昨日の残り物の肉団子を入れたお味噌汁と卵焼きで朝ごはん。朝からいつもよりたくさん食べているけど、幸せ。

8時になると、町でかかる朝のチャイムが聞こえるのだけど、チャイムが近くらしくてかなり大きい。15時くらいにも「児童が下校します。見回りをお願いします」って案内がかかるのが面白い。

朝ごはん食べて、洗濯物を干す感じも、生活しているって感じで良いんだよなあ。しかも、バックには山。広い空。

その後はひたすらに仕事。仕事はどこでやろうが、変わらずに仕事。だけど、広い家だからか、いつもより窒息感はない気がする。窓も大きいし。

キッチンも大きいから、お昼ご飯つくっている時とかもなんか開放感あるもんなあ。

仕事を終える頃に、宿泊先の方が帰ってきて、今日は夕陽が綺麗に見えそうだから見に行かない?と誘ってくれた。即答して、速攻で仕事を終わらせて、車で40分ほどかけて山の上へ。

その山がすごかった。上の方は割と岩っぽいゴツゴツしたところだったのだけど、360度山。なんて言うんだろう…アメリカのような、オーストラリアのエアーズロックのような、中国のような。そんな感じ。見渡す限り、緑じゃない山に囲まれている。表現が分からないので、写真を載せておく。

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ここは道の近くだけど、遠くに見えているようなところが、あたり一面に広がっていた。

この写真からもうちょっと上に登ったところで、夕陽が沈むのをじーっと見ていた。じーっとしてると、鳥とか動物とかの声や、風の音とか、普段の生活では聞こえない音がたくさん聞こえてくる。

夕陽が真っ赤に見えているのが、あっという間に沈んでいくと、そのあたりがだんだんとオレンジからピンク、赤っぽく変わっていって、その上の空の青と、虹みたいに何層も分かれていて。

最終的には、夕方と夜とがくっきり分かれていた。

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夕陽は毎日沈んでいて、どこでも見ていたはずなのに、ここで見る夕陽は全く違くて、すごく特別だった。

壮大な自然のなかでぼーっとしていると、何をあくせく働いているんだろうなって思うというか。人生なんとでもなるなというか。いい意味でどうでも良い気分になってきていた。働くってなんなんだろうっていうか。

ちょっと足を伸ばせば、こんな自然がすぐにみれたり。休日に、まちで遊ぶだけじゃない楽しみ方がたくさんある暮らしって、やっぱり良いなあ。と思う。

帰り道にコンビニに寄ってもらったら、ここ数日食べていなかった甘いものにすごく目がいった。気軽に買える距離にコンビニがないからこそ、買える機会があるとめちゃくちゃ食べたくなるんだなあ。すごいご馳走に見えた。あると食べちゃうから、ひとつだけで我慢したけど。

そのあと、泊まっている場所よりちょっと奥の方まで行って、星を見た。オリオン座の中にある星座や北斗七星らしきものまでくっきり見えて、すっごい綺麗だった。

帰ってきて食べたサバも、スーパーで買ったものだって言ってたけど、お店で食べるサバの塩焼きよりも、魚の味がしっかりしていて、身も大きくてすごく美味しかった!


今日1日を書いてみると、信じられないような物語みたいな、理想な生活しているなあ。明日も良いことあるといいな。お散歩もしたい。

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