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vol.5 本気のワーホリ:語学学校でつけられたニックネーム

 語学学校では、笑って泣いて踊って泣いて笑ってまた踊って…とにかく忙しかった!!!(;'∀')


緊張の初日

私の場合は、オーストラリアに到着した日が祝日の日曜日で、次の月曜日が振替休日になっていたため、幸いなことに到着してから学校初日までに1日の猶予がありました。それでも学校に行く前はとっても緊張していたし、気持ちが落ち着かなかったのを覚えています。

なぜ緊張していたのかというと、理由は大きく2つあって、1つ目は英語のプレースメントテスト、2つ目は友達ができるかどうかで不安だったからです。

REBORNでは、Upper-Intermediate以上のクラスで入学することが推奨( ゚Д゚)されていたのと、英語は比較的得意な方だったので、勝手にプレッシャーを感じていました。私がどのクラスで入学しようと誰も気にしないだろうに、勝手に周りからの評価を気にして緊張していました。後になって考えてみると、そういうプレッシャーは、その時はマイナスなものに感じるけれど、自分を奮い立たせてくれる大事な要素というか、諦めずに立ち向かい続けるために背中を押してくれるものなのだと感じます。結果的には、Upper-IntermediateとAdvanceの間のクラスに入ることができました:)


初めての友達


さて、テストを受け終わって、オリエンテーションまで時間があったので、勇気を振り絞って近くに座っていた女の子に声をかけてみました。「いつオーストラリアに来たのか」「どこの出身なのか」「ここに来る前は何をしていたのか」などなど、お互いのことを知るための基本的な会話でした。話しかけるときは本当に緊張したけれど、話し始めてしまえば楽しくて、空き時間に2人でカフェに行ったりもしました。「外に行っても良いよ」と学校のスタッフから言われたのでカフェで時間までのんびりする予定でしたが、学生カードを配布するから戻ってきた方が良いと連絡があり、慌てて帰るというハプニングもありました(;^ω^)

学校に戻ると、彼女が別の女の子集団に話しかけてみようと言い、私をぐいぐい引っ張って行って輪の中に加えてくれました。フランス、ベルギー、スペインから来ていた彼女たちは、短期留学でオーストラリアに来ていたので1ヵ月の間だけの滞在でしたが、その後一緒にパームビーチに行ったりもしました。「あれをしよう」「これをしよう」とどんどん意見を言って決定していく彼女たちに圧倒され、その時は楽しさよりも気持ち的な疲れの方が大きかった気がします。そのグループでは全員フランス語スピーカーだったということもあり、言語の問題だけでなく、心の距離も少し遠く感じていたのだと思います。


クラスメート


学校のクラスは、何度かメンバーは変わりましたが、どのメンバーもどの先生も大好きでした。初日は、テストが終わってクラスが発表されると、自分で教室まで行きました。私のクラスの教室の電気が消えていて、中で何か映画のようなものを見ていたので入りづらいなと思い、教室の前できょろきょろしていると、たまたま教室に戻って来たクラスメートが「大丈夫だよ。一緒に入ろう」と声をかけてくれました。とてもありがたかったのと同時に、一人で教室にも入れない自分に呆れる気持ちもありました。

最初のメンバーはスペイン人、日本人、韓国人、スロバキア人、コロンビア人でした。REBRORNの事前準備で言われていたように、クラスが盛り上がる中心に座ろうと周りを観察し、よく質問をするタイプのクラスメートの隣を自分の定位置にしてみました。周りの学生がどんどん発言するので、私もつられて話すようになり、いつの間にか「声が大きい元気な日本人」というイメージを持たれていました。


入学して1週間経たない頃、私は先生に「アドバンスのクラスにいきたい」と話しをしに行きました。先生へ話しかけるとき、すごく深刻そうな言い方をしてしまったので、先生にはとっても驚かれましたが、まだ授業の理解度を図る週1のテストを1回も受けていないし、私がどれだけ英語ができるのかわからないから私のためにもまだクラスは上げられないが、ライティングができるならキリの良い次のターム(2週間後)からアドバンスに入れてくれると言われました。私は、テストはもちろん授業中もライティングを頑張って先生にアピールしました。ライティングは渡航前にもかなり練習していたので「見てください!できているでしょ!」という気持ちでやりました。無事、約束通りタームが切り替わるタイミングでアドバンスクラスに入ることができました。


アドバンスクラスでの最初のメンバーは私とスペイン人4人。先生もとっても気さくな方でした。授業に時間通りにくるのは私だけだったので、朝は先生と2人で会話ができる貴重な時間でした。ネイティブで、しかも英語の先生と2人で話せるなんて、私はラッキーだったなと思います。これもREBORNで言われていた通り、一番初めに教室に着いていると全員に「おはよう」とあいさつができるので、仲良くなるきっかけを作るには最高の方法でした。英語力やコミュニケーション能力に自信があったとしても、できる限り自分のチャンスを広げる姿勢は大切だと改めて感じます。


私のお気に入りニックネーム

とても幸運なことに、私はこのクラスの中のムードメーカー的存在の元気なスペイン人の女の子と仲良くなり、「ジャパラティーナ」という素敵なニックネームをもらいました(笑) 後々、なぜ私と仲良くしようと思ったのかと彼女に聞いてみると、「日本人ってもっと静かで無口なイメージだったけど、あなたは全然違ったし、おもしろかったから。」と言われました。先生からも「Kanaは珍しい日本人だね。」と言われ、自分の殻を破れたような気がして、とっても嬉しかったです。彼女とはずっと同じクラスで、休み時間に歌ったり踊ったりして楽しい時間を過ごしました。今でも連絡を取り合う仲です。

悔しい経験

しかし、アドバンスクラスの授業は簡単ではありませんでした。先生がホワイトボードを使って文法を教えてくれて生徒がノートをとるということはほとんどなく、先生もみんなと同じ輪に入り、それぞれの単元のトピックで議論をするスタイルが多かったです。私は英語があまりにもわからなくて涙をこらえきれなくなってしまったことすらありました

ペアで週刊誌の記事を読んでお互いに得た情報を教え合うという場面で、私は全く記事が理解できず、ペアの人に申し訳ない気持ちと理解できない悔しさで、余計に頭が働かず、「私にはできなくて迷惑になりたくないので別のペアを組んでください」と自分から言いました。しかし、私のペアだったチリ人のクラスメートは、「これ難しいし、ゆっくりで大丈夫だよ」と言ってくれました。今度はその優しさに涙が出てきそうになりました。休み時間になると、別のスペイン人のクラスメートが、テラスに私を連れ出して話を聞いてくれました。私の悔しい気持ちや情けない気持ち、すべてに共感してくれて励ましてくれました。先生も、そんな私の気持ちをくみ取り、私にあった英語の上達法を教えてくれました。その先生のクラスになってからまだ間もない時期だったのに、私の得意と不得意をよく把握してくれていて、的確なアドバイスをしてくれたことに感激しました。


ワーホリスタート


学校には、先生や友達に会いに行く感覚で通っていました。もちろん、課題や勉強もきちんとやりました。英語ができない悔しさと英語ができる楽しさを毎日感じながら、この語学学校のおかげでワーホリ生活の良いスタートを切れたと思います。


ワーホリのことで「ちょっと聞きたい!」ということがある方、お気軽にコメント欄からご連絡ください:)ワーホリ相談用のLINEアカウントもありますので、こっそりワーホリのことを相談したい方は、コチラからどうぞ!(エージェントではないので、経験者としてお話できることをお伝えします。)


▼ワーホリ行きたいけど将来が今の環境を離れるのはちょっと…と思っている社会人の方にぜひ読んで欲しいです▼


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