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重慶旅行記 2024年10月11日~10月14日


三国志関係の旅ではないのですが、ディズムさん(アクリルスタンド)を中国は重慶にお連れしてまいりました!
(三国志的には、荊州、つまり蜀に属する土地だったようです)

11日

成田より出発です!
中国上空。雲がまったいらにずーっと続いていて、まさに雲海でした。この下は海による地形変化などがなくて、ずーっと地面なんだろうなーと想像していました。
重慶へ向かう外国人は少ないらしく、中国東方航空のスタッフさんがとても気にかけてくれました。気づかない内にお手伝いっぽいことをしていたようで、たくさんお菓子とお土産いただいてしまいました。素晴らしいサービスをありがとうございました!
(余談:緑のパッケージのスナックは「さわやかなキュウリ味」でした。中国ではそれなりに一般的なフレーバーのようです)
キティちゃんのぬいぐるみまでいただいてしまいました。
中国東方航空の充分なサービスのお陰で、無事重慶に到着です。
空港からホテルへ向かうタクシーの中、運転手さんが重慶のおすすめスポットを教えてくれました。車窓から見えたのは「洪崖洞(ホンヤートン)」、まるで千と千尋の世界です。
重慶は夜景がきれいな街で、この夜景は船から見るのがオススメだと教えてくれました。
(会話ではカタコトの英語と翻訳アプリが活躍しています)
なかなかいい感じの宿が取れたと思います。
寝室から室内に向けて丸く窓が切ってあるのが、月があるみたいで素敵でした。
飛行機の到着が遅れたのでホテルへの到着も遅れ、また、小雨が降っていました。
さらに、日も暮れているというのにホテルスタッフの方がタオル片手に出迎えてくれてたいへん嬉しかったです。じーんとしてしまった。

12日

市場・ホテル周辺

翌朝、朝ご飯を探しがてら散歩に出かけたら(素泊まりのプランでした)、
ホテルからすぐのところに「魯祖廟」という市の立つ場所がありました。
(石碑に「魯祖廟」と書いてあるのが分かるでしょうか)
重慶在住の友人によれば、このあたりは日本で言う浅草のような、
下町の雰囲気が残る区域だそうです。
生肉を吊って売っているのにびっくりしました。
これもちょっと「千と千尋」みたいな雰囲気……。
ブレンドされた、食べるラー油のようなスパイスが露店で売られていました。
香りがとても強くて、ここまで香ってきます!
見たことない果物もたくさんありました。
一見、姫リンゴのようにも見えたんですが、違う果物だそうです。
「李」ってあるので、スモモの一種でしょうか。
中国の桃は、ほんとうに、先がとがっていました!
西遊記のアニメ(原題は「金猴降妖」のようです)で見たまま!

生きたカエルが売ってありました。

縛ったカニ。ドジョウや、大きなフナみたいな魚も生け簀で売られていました。
ぐるりと市場を散歩して、朝ご飯はこれを食べることに決めました。
「重慶小面(チョンチンシャオメン)」と呼ばれる重慶名物の軽い食事です。
これはひよこ豆と肉みそのスタンダートな種類のもの。
よく分かってない様子の私を見て、お店のお母さんが混ぜてくれました。
重慶の人たちは、全体的に優しくて世話好きな人が多いみたいです。
辛さはごく控えめにしてもらったんですが、それでもとても辛かったです。
食べた後、一日中お腹に辛さがあって、体がポカポカしていました。
朝ご飯のあともう少しだけ寄り道しました。
これはドンキみたいな荒物屋さんでの写真。
爪切りだけでこれだけの種類おいてるのがすごかったです。
ホーローのお鍋
ホーローのカップたち
こういう「ザ・中国!!」という感じの売り物を見て、ちょっとときめいてしまいました。
外国のスーパーや荒物屋さんって、その国の雰囲気がぎゅっと詰まってる感じがします。
杖の頭がドラゴンでした。
これは飛行機で実際に使ってる方を見かけました!
折りたためる老眼鏡。
お店を出て道なりに「張飛牛肉」を発見。
繁盛しているチェーンのお店のようで、あちこちで見かけました。
そういえば、重慶の人は牛肉をよく食べる様子でした。
無料で使えるらしい給水スポットがありました。
日本以上にマイボトルが浸透している様子で、老いも若きも手にマイボトルを持っていました。

一度ホテルに戻って再出発します。
この日の目標は
・交通系ICカードを入手すること
・絵葉書を出すこと
・磁器口古鎮へ行くこと
・船に乗って洪崖洞を観ること
でした。

駅・解放碑

中国にはsuicaのような交通系ICカードがあるということだったので、まずはそれを入手に向かいました。

Suica的なICカードは返却が面倒だということで、
3日券を駅のスタッフさんから案内してもらいました。
重慶の名所一覧のデザインがかわいい。
駅に掲示されていた案内図です。
体感では、中心部は渋谷くらいの規模感の都市でした。
(重慶全体では3000万人都市だそうです)
重慶はモノレールによるメトロが充実しているので、
ICカードがあればあちこちスイスイ移動できます。
嘉陵江と長江に挟まれた、左側の地域を主に移動します。
駅直結の商業施設の壁面です。
秋葉原ってそんなに有名なんですね……?
向かい側は、初音ミクの特集でした。
ピアプロ協力の壁面らしいです。
商業施設のなかには、唐突にマッサージチェアコーナーがあります。
ほんとうにあちこちに当たり前にあります。
日本からまるちゃんやなっとうちゃんが来ていました。
無印良品の店舗などもあり、けっこう日系企業ってこっちに来てるんだなあという印象でした。
商業施設を通り抜けて「解放碑」へ。
ちょうど10月1日に国慶節があって、その連休明けくらいのタイミングでした。
1939年に国民党が築き、その後、抗日戦争勝利記念の功績碑、重慶開放の記念碑と呼び名を変えた碑だそうです。私が見てていいのかと思いつつ、国内観光客の方などで賑わう広場でした。
解放碑近くの銀行。両脇にいるライオンから、三越やイギリスのトラファルガー広場を連想しました。立派っぽいところには、ライオンを置きたくなるものなんでしょうか。
解放碑近くのモニュメント。お箸とトウガラシ、それに腰かける人の像。
こんなモニュメントが置かれるほど、重慶の人は本当に辛くて味の濃いものが好きみたいです。
市場や商業施設のフードフロアは歩くだけで顔にぶつかるようなスパイスの香りが立ち込めていました。空気がスパイシーです。さすが四川。

解放碑周辺に郵便局があったので、そこで絵葉書を購入し発送しました。
目標をひとつクリアです。

ここまでの中で、タクシードライバーさん、ホテルスタッフさん、重慶小面のお店の方、コンビニの店員さん、駅のスタッフさん、郵便局のスタッフさんといった方たちにお世話になっているのですが、タクシードライバーさんとホテルスタッフさん以外、英語がほとんど全く通じませんでした。
翻訳アプリが大活躍です。
若い方も壮年の方も年代問わずで、数字を言うのも結構苦しい様子でした。
「ハウマッチ」も「プリーズ」も「ブラック」も「?」という感じの反応が返ってきます。

「ここは本当に本当に、英語が必要ない地域なんだ……!」という中国の内需の力強さを感じました。外国人観光客がほぼおらず、観光経済なども中国内部で十分回ってるのではないでしょうか。(実際そうなのかは分かりません)

また、中国では、生徒たちの休みは日曜日の午後だけだそうで、その他はずっと学校があるそうです。それだけ勉強していて英語が通じないのですから、そもそもカリキュラムに英語がないのかもしれません。

モノレールに乗って磁器口古鎮を目指します。
ここでは、冷房の強弱が前半分、後ろ半分で別れているようです。
日本だと連続して配置はされてないので、ちょっと新鮮でした。

モノレールに乗るには、毎回の手荷物検査が必要でした。飛行機に乗るときの保安検査と同様に、車内に持ち込むカバンを検査装置にかけます。
通勤ラッシュの時とかどうするんだろうと思っていたら、重慶郊外在住の友人いわく「たぶん通勤とかで使ってないんだと思う」とのことでした。

車内の様子。車両の大きさは種類によってまちまちでしたが、いずれもとてもきれいでした。
車内案内表示では、電車内で飲食をしないことなど、マナーについて呼びかけていました。
日本と違って、CMやマナーの呼びかけの時も案内表示から音声が出ています。
友人から「中国は昔とずいぶん変わったんだよ」と教えてもらいました。

磁器口古鎮

駅徒歩5分で磁器口古鎮です。
嘉陵江に面する明清時代から交易で栄えた港町で、かつては磁器が名産だったそうです。
振り返って駅方面を見たところ。
「火鍋」のお店の多さが分かるでしょうか。
どこにいっても名物料理である「重慶小面」と「重慶火鍋」のお店が軒を連ねています。
3軒連続で火鍋のお店だったりします。
中国各地からの観光客がたくさんいて、奥に行けば行くほどスシ詰め状態でした。
すっごいにぎやか。売り子さんも元気いっぱい。
内部の売店では、サトウキビジュースとココナツジュースがたくさん売られていました。
エキゾチックな雰囲気??なんでしょうか。
石の屋根瓦が昔っぽいです。
どんどんスシ詰め状態になっていきます。
人は多いのですが、街並みがきれいです。
ラッキーなことに、なにかオヤシロ的なものが無料拝観日だったので拝観してきました。
山海経?とかに出てきそうな奇岩の風景が再現されてました。
仙人とかいそう。
建物のミニチュアとか人形とか乗ってました。
絵馬的なものが鈴なりに結ばれていました。
こういうのって所を問わずあるんですね。
お社の中にはご神体、というか神様の人形が十何体とあったのですが、さすがにNo Photoでした。
真ん中には、たぶん天帝が祀られていました。
ぐるぐる歩いて、「古鎮老街」以外のところはたいがい歩いたんじゃないかと思います。
12番の公園に向けて小高い丘になっていて、登っていくごとに観光客の数が減って静かになっていきました。
唐突にアイアンマンがいました。公園にほど近く、ここまでくるとぐっと静かになっていました。
コーヒーが飲める郵便局がありました。
ここで手紙を出してもよかったなあ。
だいぶ登ってきました。屋根瓦がきれいです。
山から雲が湧いています。

「三間集」というお店で中国茶をいただきました。おすすめを聞いたところ、地元のお茶があるということで重慶紅茶をお願いしました。
最初の一杯を丁寧に淹れてくれました。

お茶菓子は、梅を甘く煮て干したもの、ヒマワリの種、アワかなにかのおこし、小さなクッキーでした。お茶もお菓子もおいしかったです。
席からは、なにかの寺院?のようなものが見えました。
金木犀が咲いていて、いい匂いでした。

丘からちょっと降りてきたところ。
心の中に日月があって、星辰は捕まえられるみたいです。
なんでもできちゃいそう。
床に設置されていたレリーフ。
鳥の顔がとぼけていてかわいかったです。
ドクロが積んであるのと、右端に老婆がいるのが分かるでしょうか。
古い歴史のある古鎮に、なぜかお化け屋敷がありました。
お茶屋さんから見えた建物にやってきました。
道教の建物のようで、「文昌閣」の額がかかっています。

夜景・洪崖洞(ホンヤートン)

いい時間になってきたので、船に乗るべく磁器口古鎮から朝天門を目指します。朝天門から船に乗れるよって、タクシードライバーさんが教えてくれました!

メトロで移動して、でっかいビルのなかを突っ切って、朝天門広場につきました。
突っ切て来たビルです。
とっても大きい!
被写体が遠いし光るしで全然ピントが合いませんでした。
メトロの「3日券」のイラストにも描かれていた建物です。
あの、きらきらの船に7番の波止場?から乗ります!
船に乗るために人が並んでいたんですが、写真を撮る間周りの方がちょっと体を避けたりしてくれて、ありがとうとすみませんのミルフィーユな気持ちでした。
何枚も撮っててすみません。それでもピント合わなかったです。
船内もきらきらで豪華な感じでした。

いよいよ出発です!

鉄道が橋を渡っていきます。

重慶名物の長江ロープウェイが、上の動画の橋のさらに上を渡っていきます。

洪崖洞です。ここも「千と千尋」みたいです。
重慶は気が付くと千と千尋の世界に行き当たる街でした。

ここまで重慶を満喫してホテルに帰ったのが22:00でした。
朝出発したのが10:00だったので、12時間活動の一日です。
ヘロヘロになりながら戻ったのですが、夜道を何の不安もなく歩けるほど重慶は治安のいい安全な街でした。
なんといっても、街がちゃんと寝ています。24時間営業のコンビニはあるのですが、22時ころには街全体の明かりがおおよそ消えます。
そして、夜中にサイレンの音が聞こえません。
渋谷や新宿なら、サイレンが聞こえない夜はないと思います。
重慶の夜は静かでした。

13日

朝ご飯

おはようございます!今朝も魯祖廟の市場を歩いて、朝ご飯の調達です。

今朝はおばちゃんが露店で売ってたトウモロコシのパンみたいなものにしました。
ふかふかしてて、ちょっと両面揚げ焼きみたいになってて、ほんのり甘い味でした。
珍しく辛い味付けではなかったです。

さて、トウモロコシのパン(たぶん中国的には餅の仲間)の写真を3枚も載せてしまったのですが、道の様子に気づかれたでしょうか。
歩きながら撮っていたのですが、道にゴミがちっとも落ちていないんです。
12日冒頭に掲載した、生肉を吊って売ってて、生きたカエルが並んでて、たくさんの人が行き交う市場なのに!

写真がないのですが、朝から道を水で洗い流しているスタッフさんがいました。あとで友人に聞くと、朝晩道を丸洗いしているとのことでした。
すごい。
特にここは重慶の中心部で、一番にぎわっている地域だから手入れも丁寧なのかもしれません。

友人は「ゴミ箱がたくさん設置されてそこに捨てるようになったし、ゴミの分別もするようになった」とも教えてくれました。
たしかに分別して捨てるゴミ箱が街中にたくさん設置されていました。

それにしても、足元が安全で重慶は歩きやすい街でした。

市場を抜けたら今日は摩天楼の広場に行き当たりました。
ヘッダーにしている「我在重慶(私は重慶にいます)」の写真はこの広場で撮りました。
ゴンチャ見つけました!
霸王茶姬 CHAGEE というお店のお茶を買ってホテルに一度戻ることにしました。

CHAGEEでは若い店員さんが対応してくれたのですが、例のごとくさっぱり英語が通じまません。けれど、漢字がお互い分かるのでそれで注文できました。
漢字すごいです。
つよい。

メニューを写真に撮って、それを指さしながら注文しました。
花田烏龍のホットの中サイズです。
発音は全然違うのに、その字が意味しているところは大体一緒だから
文字を介してやり取りができる!というのは不思議で楽しくて心強い体験でした。
指さしできるなら、スタバ並みのカスタムもどんとこいです。

ところで、16元というのは日本円にすると約320円でした。
安いです。日本円に直すから安く感じるのであって、そんなにお買い得な値段設定ではないのですが、さすが中国お茶の国……!と感動してしまいました。
こんなにおいしくて、こんなにたっぷりで320円でいいんですか……?って感動してました。

ホットなのにストロー渡されたのですが、日本と違ってけっこうぬるめな温度設定でした。
一口目からやけどしないおいしい温度で飲めて嬉しかったです。
そして、渡されたストローが細いストロー3本をくっつけたスタイルだったんですが、空気がたくさん混ざる?ような気がしておいしかったです。あとは、口に入る量は少なめなのに、味はつよく感じるみたいな気もしました。気のせいかもしれませんが、見慣れない工夫で面白かったです。
宿にあるこの空間が最高だったので、午前中はもうここで休むことに決めました。
午後からまた出かけるし、昨夜はくたくたになるまで歩いたので休憩です。
お茶がおいしい。

長江ロープウェイ

午後からは、友人たち(友人と、友人の旦那さんと、友人のお姉さん)が重慶案内に連れ出してくれました。昨日巡った場所を伝えると「有名なところはほとんど行ってるじゃないの!」と驚かれてしまいました。

私の希望で長江ロープウェイへ向かいました。
なんと、お姉さんが料金を持ってくださりありがたいやら申し訳ないやら。
ありがとうございます……。

友人たちと連れ立って、ロープウェイに乗りに来ました。
ロープウェイって「索道」って書くんですね。
友人曰く重慶は「霧の都、山の街」と呼ばれるのだそうです。
ロープウェイのロゴも背景が山でした。

観光名所の長江ロープウェイは長蛇の列で、私のあたりですでに本日3000人のお客様を達成していました。
ここでも、メトロと同様に手荷物検査を受けました。
厳重です。

「山水の城、美雨の地」でもあるようです。
重慶には異名がたくさんあるみたいです。

重慶遠景。
摩天楼の街なのがよく分かります。

十八梯(シバチ)

十八梯は都市の中に古風な風景が残っている場所です。
ロープウェイから十八梯へ向かう途中、パンダのお土産物を扱ったお店がたくさんありました。
そして、このパンダの商品をみなさんけっこう普段使いしている様子なのです。そのことを話していたら、「パンダ」という単語を聞いたお姉さんが、「いっこ買ってあげるわよー!」と友人とおそろいでサコッシュを買ってくださいました。
……パンダって、中国語でもパンダなんですね。
そりゃあ聞いたら分かりますよね。
やってしまったー!と思いつつ、とっても嬉しかったです。

このサコッシュをいただきました。
友人とおそろいです。カワイイ!
十八梯です。重慶都市部のなかにある観光名所で、ここも人波がすごかったです。
昔の様子を残す景色と、新しい都市の景色が一緒に目に入ると「中国!」って感じがします。
街並みは綺麗なのにどうしてもピントが合わない!!!ので、とうとう合成しました。
ペイントさん、なかなかいい仕事をしています。

火鍋

ゆったり十八梯を散歩した後、姪御さん親子とも合流して重慶名物の火鍋をいただきました。

左下の灰色でトゲトゲなのが牛の胃袋、センマイです。
串に刺さってるのは辛く味付けされた砂肝。
右上のイカソーメンみたいなやつは、なにかの鳥の腸ということでした。
これは食べ逃しました。惜しいことをしました。
あとはエビ団子やウズラの卵やハムやワカメを入れていました。
真ん中は辛くないスープ、周りは辛いスープです。
パクチーとゴマ油のタレをつけて食べます。

煮え立つ火鍋のスープ

鍋が煮詰まってきたら水を足します。
なので、辛さが強くなっていくということはないのですが、どうしても口の端はヒリヒリするので、辛いスープで煮たものを食べるときは食べる早さがゆっくりになっていました。
どちらのスープもおいしかったです。
センマイってコリコリするんですね。初めて食べました。

ビールをどうぞ!ということで少しだけいただきました。
お店はなぜかコペンハーゲンのビールを扱っていました。
アルコールは弱めで、お酒をほとんど飲まない私にはちょうど良くてありがたかったです。
お茶はヤカンで提供されていて、手酌でいくらでもどうぞ!というスタイルでした。
ビールもお茶も、右に写っている小さなプラコップでいただきます。

また、写真を撮りそびれましたが、姪御さんがアヒルの頭の煮たのを持ち込みしてくれました。
中国の飲食店は持ち込みOKだそうです。そのため、テラス席で食事していたら、外から「これも食べない?」と食べ物売りのお兄さんが声を掛けてきました。これが中国では当たり前の様子だそうです。

アヒルの頭は八角の香りが効いてておいしかったです。主に脳みそを食べるのですが、レバーパテみたいな感じでした。
醤油の味がしないのに、塩気があって、ダシとか旨味とかがあるのが不思議でした。たぶん、なにかのタレと色々なスパイスで味をつけてるんだと思うんですけど……。

翌朝は4:30にはホテルを出ないと飛行機に間に合わないスケジュールだったので、早めの夕食、早めの解散で失礼しました。
友人一家には大変お世話になりました。

道々、友人の旦那さん(日本人)に「重慶の方って親切で世話好きですよね……?」と聞いてみたんですが、「いや、たぶん中国の人全体的にそう」ということでした。
「姪」と呼んでいるのが実は甥御さんのお嫁さんだったり、初対面の私にお姉さんが「あなたは妹のようなものだから」と言って重慶案内をしてくださったりお土産を買ってくださったり、あっという間に家族にカウントされる感じで、人と繋がるハードルが低いのを感じました。

翌日の飛行機についても「ターミナルは?」「タクシーがいいわよ、100元以内でつくタクシーなら大丈夫!」「時間間に合う?」とみんなでほんとうに家族みたいに話してくれました。
なんというか、お互いに助け合ったり、物に限らずなにかをあげたり、もらったりするような大きな繋がりがあって、今回はちょっとだけそれに参加させてもらった感じがして嬉しかったです。

大変お世話になりまして、ありがとうございました!
重慶でとても楽しく過ごすことができました。

14日

おはようございます!!!
無事に早起きできて重慶空港に到着、中継地点の深圳(シンセン)空港に辿り着きました。ここから成田を目指します。

お姉さんからのアドバイスもあって、ホテルから重慶空港までのタクシーはなんと50元そこそこで済みました。
今回のタクシードライバーさんも気さくでニコニコした方で、空港までの道のりが楽しかったです。

深圳(シンセン)空港

中継の深圳空港では、ターミナルに到着すると空飛ぶロボットがお出迎えしてくれました。

深圳空港はとにかく広くて大きな空港で、
着陸するとまずは空港内鉄道でターミナルへ移動する必要がありました。
空港って、鉄道が必要になるものなんですね。
香港・マカオ・台湾が特別枠で案内されている案内板。
お国事情がうかがえて興味深かったです。
遠目に、高層建築がたくさん建設されていく様子が見えました。
深圳はまだまだ発展していく都市のようです。
あちこちに深圳の夜景や、きらきらした様子が載せてありました。
ロボットの動画や掲示されている写真から、深圳が工業の街であることが伝わってきます。
ターミナルの様子です。
深圳空港はどちらを向いてもとにかく広かったです。
そしておしゃれ。
ターミナルにあったモニュメントは、
時間が経つにつれ表示される映像が変化していく仕様でした。
深圳も夜景がきれいな街のようです。
いずれ訪れてみたいです。

成田到着

深圳から約4時間半のフライトで、成田に無事到着しました。
まだ見れていないところがあるので、重慶はもう一回行きたいです。
ああ、楽しかった!

ここまでお読みくださりありがとうございました。
重慶よいとこ一度はどうぞ!

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