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ラクして痩せるなどというね、そんなことは存在せぬ(断言)

備忘録、意味、でぐぐったら「忘れた時にそなえて、要点を書きとめておくための手帳」って出てきて、先日の備忘録、全然、備忘録じゃねぇや!と思いつつ、そんな備忘録にちょろっと書いたネタを掘り下げていきたい記事。その1。ビリーザブートキャンプの10倍きついダイエットとそれにまつわる話

夫アルゴはでかい。身長180センチ。若い頃はモデルのようだ、と言われていたのに年々、脂肪を溜め込み、今じゃもう100キロ超えているよ。ひどい!学校で教えている口の悪い生徒たちからも、デブだの、Man Tiddies (男パイ)とか散々なからかわれようなのだ。かわいそう。

夫アルゴは、去年から大学院を終了したら、次はBody Makeに励むんだ!(ふんす!)と言っていたものの、なかなかに続かない。そこで、友人トレーナーの登場である。

我々は彼と20年来の友人なのである。彼は、15年ほど前に1型の糖尿病が発覚して以来、己の体と食生活をがっつり改造してその熱が高じて、パーソナルトレーナーの資格をとったというガチ勢。しかし彼は、大層な気むずかし家さんなので、よく知る人限定でパーソナルトレーニングを行っている。彼の成果は、

  • 2型の糖尿病が発覚した自分の兄。3ヶ月で体重を30キロ落とし、規則正しいバランスの取れた食生活を定着させた。

  • 200キロ近かった友人の体重を半年で100キロまで。その後、1年かけて60キロ代にまで落とさせた。

100キロやで…(驚)実際に対アルゴへのトレーニングが始まり、納得である。

いいかい……ラクして痩せるなどというね、そんなことは存在せぬのである。

朝6時きっかりに我が家の呼び鈴は鳴らされる。寝起きでグダグダの夫アルゴに「やるぞ!」「おら、立て!」「ちゃっちゃと動く!」と即座に庭へと連れ出される。そしてグダグダ文句を垂れる夫アルゴを華麗にスルーし、運動させる。

「よし!スクワットだ!いくぞ!!1〜2〜3〜4〜4〜4〜5〜6〜6〜6〜」…おわらんやん!

そして汗まみれの夫アルゴをシャワーにおいたて、もろもろのサプリメントをとらせ、仕事に行かせる、ここまでが彼の朝活である。私がもたせる弁当のチェックも怠らない。ゆで卵は白身のみ、おやつは野菜スティックか、ツナ缶(もちろんIn waterというオイル漬けではないもの)、弁当は140〜150グラム程度のタンパク質(鶏肉とか)に茹でた野菜。

そして彼は夜にもやってくる。7時頃やってきて、夫アルゴが飲酒していないか、夕飯でインチキをしていないか、そして45分のカーディオ運動をやらせるためである。

我が家には長年、ホコリを集めることだけが仕事と化したトレッドミルが存在する。もちろん、数年前に夫アルゴが衝動的に購入したもので、ジムなぞにもある本格なものである。こいつにグダグダの夫アルゴを乗せ、走らせるわけだが。めっちゃ傾斜させるし!めっちゃスピードあげるし!

これが毎日なのであるよ。休みは週末の1日だけ。そら痩せるわ!!

かつて流行ったビリーザブートキャンプの10倍以上の厳しさの軍曹ぶりの友人。しかもこれ、ボランティア。つまり、無償。こんなもん、実際のパーソナルトレーナーにかかったら1セッションで200ドルくらいとってもおかしくないよ!

友人いわく「長年の友達だしな。てか、あんたんとこの体重計(タニタ的な)にでるアルゴ数値見たら、こいつはいつ心臓麻痺やら糖尿になってておかしくない数値なんだ!(叫)」という危機感義務感によりやってくれているわけである。なんだかもうこちらが申し訳なくなるほど一生懸命やってくれるもので、週に150ドルほどの謝礼を払い始めたのだが、それにより更に加速する軍曹ぶりである。

ブツブツと文句を垂れる夫アルゴに対して、いや!むしろありがたいよ!こんなにしてくれる人なんていないし、私ですらあんたのグダグダには付き合ってられないから適当に流すよ!だからがんばれよ!と日々、言い聞かせている。

と、同時に以前のNoteにも書いたが私も今年に入ってストレスにより人生における最大値の体重を叩き出していたゆえ、一緒にブートキャンプは無理だが。とりあえず、食事制限、断酒、カーディオなぞを始めた。

これまではホテル泊するたびに、まずジムをチェックしたりする人々を「ほ〜ん、意識たけぇ」とぬるく見守っていた人であったが、インディアナポリス出張時なぞ朝夜、ジムへ行き、1時間づつトレッドミルにのっかり、早歩きしていた。そう、走りはしない。なぜなら喘息がでるからである(虚弱ぅぅぅ)犬たちの散歩の時間を伸ばしたり、フィトネスアプリに課金してセコセコ運動したりね。うふふ、意識、高くなってるぅぅなどとニヨニヨする日々。

しっかし、あれな!50目前のババァだからね!これがなかなか落ちないのよなぁ。8月から始めて6キロ。ちなみに夫アルゴは20キロ落ちましたけれども。

大体ねぇ、アメリカなんて肥満体天国なのである。あっちもこっちもデブだらけ。しかもありえんレベルでのデブだらけなので、少々、太っても目立たない。更に、ここ最近では衣服や下着関係のモデルさんたちも「痩せてる人ばかりではあかん!」って風潮が強くなり、痩せているモデルさんたちがじゃんじゃん排除されているのだ。

どうしてこの国はこんなにも極端なのであろうか。半々くらいでいいじゃん?そら痩せ型、ガリガリのモデルさんたちが活躍する裏では、摂食障害だとか、社会通念として痩せてなきゃだめだ!ってそんな強迫観念が生まれ、苦しむ人たちがいるのもわかっている。太っていることを恥じることはないと思うけれど、同時に、肥満により阻害される健康問題だってあるわけだし。何事もほどほどであることが大事なのではないかと思う今日この頃。そもそも40代、50代になるとダイエットは、健康、長生きに直結しているのだ(叫)

ほどほどであることが大事。(2回言う)

……だってねぇ、聞いてよ、クソドラマ話。あっさり、ダイエットの話だけで終わるわけないのが私のNoteよ。まぁ、聞いて。

私Noteで、すっかりおなじみの「近所のおば」亡き義母の末の妹で、近所に住んでいるトンデモおばさん。やってくれましたよ、やっちゃいましたよ。近所のおばのしでかし例↓記事。基本、彼女はとてもいい人で私達は彼女を愛しているのであるが、とんでもないことを色々しでかす無邪気といえば、聞こえのいいおばなのである。

そもそも、彼女はものすごい好き嫌いがあって、普段、ほぼほぼケーキとか、クッキーとかチョコとかそんなもんしか食べてないの。おかしが主食(文字通り)なのである。喉が焼ける程に甘い飲み物とともに。この人との付き合いも20年を超えるわけだが、彼女がまともな食事してるのなんて見たことないわけで。料理も嫌いなので、食事らしい食事も常に外食とかファストフード。もちろん、肥満体。正直、病気でないのが不思議なくらいの体重なのである。彼女は去年の夏に、膝を人工関節にしているのだが、これだって、行き過ぎた体重の増加で体が支えきれなくなったからである。

私も夫アルゴも、太っているが、そこまでではないし。むしろ、太っているが故に手術までせねばならない状況や、深刻な疾患を患うのが嫌だからこそ、ダイエットをしているのである。だが、おばは、人工関節手術の後、ダイエット用の薬や注射(医者からの処方)を受け続けていた。

誰がみても明らかなんである。ダイエットしたきゃまずそのクソ甘い飲み物をやめ、おやつ主食をやめ、1日20分でもいいから散歩しろ!ってなもんである。そしたら多分、1ヶ月で10キロは余裕で痩せるぜ!

…だがおばは、食生活を変えることも、少しばかりの運動をすることもなく(因みに我が家にあった自転車こぎマシンも進呈した)日々を過ごしていた。そんな中、先週、彼女はコロナ陽性になってしまい、もれなくおばの連れ合いである90歳のおじもまたコロナにかかった。ちなみにおばはものすごい年の差結婚の人なので、連れ合いとの年の差は37なのだ。

我々夫婦が唯一、近所に住む親族であるゆえ、私はヒビの入った肋骨をかかえ(って言い方も変だけど)夫アルゴは、私と犬たちの世話、プラス日々、早出+残業の仕事を抱え、おば宅へと必要なものを届けたりしていた。

かつ!そんな状況の前提として、このおばの兄である叔父が目下、心臓の機能低下で危篤状態であり、それはそれは激しい親族愛憎ドラマの真っ只中なんである。

そんな中。そんな中よ!!!!おばは何を考えたのか、なぜか、件のダイエット薬の注射にいったのであるよ。アホなの!!!!コロナ陽性で、精神的にもギリギリな状態で、なんでよ!(叫)「いやだって注射の日だったから」とかいってたけど、行く方も阿呆だが、普通に注射しちゃう医者も阿呆である。なんでよ!(叫)

で。そらでちゃうよね、副作用。そもそも、ダイエット用の薬なんて健康体においても、くっそ長い副作用の可能性リスト付きなんである。ごらんいただきたい。ちょっとググっただけでこれよ。

  • inflammation of the pancreas (pancreatitis). 膵炎

  • gallbladder problems, including gallstones.  胆嚢の問題

  • risk of low blood sugar (hypoglycemia) 低血糖

  • shakiness, sweating, headache, drowsiness, weakness, dizziness, confusion, irritability, hunger, fast heartbeat, and feeling jittery. 震え、汗、頭痛、めまい、疲労感、混乱、炎症、空腹感、動悸など

  • increased heart rate. 心拍の上昇

  • kidney problems (kidney failure). cause nausea, vomiting, or diarrhea leading to loss of fluids (dehydration). 腎炎、腎不全、吐き気、嘔吐、下痢、脱水症状

  • serious allergic reactions 深刻なアレルギー反応

  • depression or thoughts of suicide. 鬱、自殺思念

こんなもん、元気なときですら打ちたくないわ!(叫)

コロナの真っ最中やぞ!痩せることがそんなにも切実なら、食事制限しろや!運動しろやぁぁぁぁ!

ってなわけで、夜中に叩き起こされ、おばを救急へと運んだ夫アルゴ。これまで散々してかしてくれた近所のおばであるが、これは過去最大級のものである。おばは、膵炎発症。しかもどうやら心臓もびっくりしているらしく、心臓発作が懸念されるために、病院にいなければならないのだが、コロナ患者であり、またここ最近、陽性患者が増えているため、病室に空きがなく、ここ3日の間、ER(救急)に滞在させられているおばである。ひどい!

大層、具合の悪いおばをみていると気の毒だし、心苦しいが、そもそもおばが大人しく家にいて、ダイエット注射などと馬鹿げたものを打たなければ起こらなかったことなのである。なので考えているとじわじわと腹立たしい気持ちにならざるをえない。反面教師にもほどがあるで、おい。

そんなこんなでここ2週間はバタバタしすぎていて、スーパー・ビリーTHEブートキャンプもおやすみであるし私も肋骨が落ち着くまでは運動禁止。だが、以下のことを心に頑張ろうと話し合うでぶちゃん夫婦である。

  • 千里の道も一歩から。何事にも近道、ずるっこはできないのである。

  • 中高年になるとダイエットはもう生き死にをかけるものなのである。

  • こんなときだからこそ、ストレス解消のための飲酒や過剰なカロリーを控えよう

とりあえず、私も夫アルゴも1年くらいかけて、ゆっくりとダイエットに励んで行きたい気持ちである。

ラクして痩せるなどというね、そんなことは存在せぬのである。

END


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