読書記録『神様のビオトープ』


寝相が悪すぎて、
寝癖予防の帽子がどっかいった…!

朝起きてかぶれていないのは日常なんだけども、
だいたい枕元にあったのになぁ。

ない。

日常の何気ないことって、
他愛もないことばかりだから流しちゃいがちだけど

案外、小説ってそういうものでできてたりするよね。

凪良ゆう、もう読んだ?

本屋大賞二度受賞!
すごいよね!!

本屋大賞ってガチの読書家(って私がおもっている)
最強の書店員さんたちが選ぶその年のめっちゃ推せる本がとる賞のことで。

学生のころは図書館!バイト代!で、
ノミネート作品全部読んだりしてたんだけども。

最近は大賞で、かつ気になった時だけだな。

で、私は読んでますよ。

『流浪の月』『汝、星の如く』

この2冊が賞とったんよ〜

少女の目線が独特って気がする。
なんやかんや、作家さんって品ある人多いじゃん。
育ちがお嬢さんってかんじのひとの背景が滲むわけ。

だから、厳しい環境下にいるひとの描写って
どんなに文章が綺麗でも、
なんか嘘くさいっていうか…

そもそもあれだな、
あんまり厳しい環境下の子が主人公ってないなって。

小説読んだあと、凪良さんのインタビュー記事読んで
ちょちと納得。
みたいなところあったから、
気になったらインタビュー記事読むといいよ。

純粋な文学作品っていうより、
生々しい筆致と嘘のない葛藤がね。

わたしはすきなのね。

『神様のビオトープ』

ビオトープって楽器かなんかだと思ってました。恥

大きな意味では地球、
生き物が生きていくための空間のことだって。
なんとなく、この表題のビオトープってのは、
絶滅危惧種の生存環境再構築ってほうかなって思う。

あらすじはね、
旦那さんを事故で亡くした女性が、旦那の幽霊と暮らしながら生きていく。

こんなかんじ。

ん?ファンタジー?

のんのんのんのん

リアルです。ううん、普通なんだよ。


自分の常識、他人の非常識。

こういうふうにいうじゃない。

頭でわかってるつもりでも、
なんだかんだ他人には自分の常識押し付けちゃうんだよな。

今日も私は既読スルーされてるLINEにキレてるけど、
相手は既読スルーしてもいい関係=信頼とのことなので、永遠に分かり合える気がしない。

私は既読スルー嫌い派です。

はやい話がこんな感じで⇧

これ無自覚だから困るよね。やばいよね。

無意識の偏見、自分の普通、世間の普通。

物語自体は、事故も事件もなく、
ただ穏やかに主人公のまわりを過ぎていくんだけど、

その静謐とね、突きつけてくるテーマがね、
まあ見事にアンバランスなのに調和が取れている不思議。

『汝、星の如く』が凪良作品2冊目だったんだけど、
この3冊目で完落ちしました。

一読の価値、ありまくり!!

メルカリで売ってるよ。


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