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『メリー・ポピンズ』を鑑賞して

20220420観賞

人生でいちばん好きな映画は?と聞かれたら、メリー・ポピンズは外せない。

それはもう、ビデオが擦り切れるのでは!?というほど見た映画だから。
でも、わたしが擦り切れるほど見ていたのは、テレビで放映されたものを母がビデオに録画してくれたもので、途中でCMが入っているし、実は最後の♪凧を上げよう!の途中でテープの残量が足りなくなり切れてしまっている。

そして、あの時のそして当時はテレビ放送のために吹き替えがされていて、今DVDに収められている声とは違うものなのだ。

わたしの脳内で思い出されるメリー・ポピンズの声も、バートの声も、この、フジテレビ版のものだ。(今と違い、歌の部分は吹き替えされておらず、ジュディー・アンドリュースの声で聴くことができてその点もとてもよかった)

この、思い入れの強いミュージカルの舞台を、先日5歳と観に行った。

休憩をはさんでも3時間くらいある舞台に、5歳も見入っていた。

映像でしか見たことがなかったメリー・ポピンズが目の前で動いている。
こんな感動ってある!?

子どものときに、子どもの視点で「メリー・ポピンズのような家庭教師が来てくれたら」と思ったわたしは、次第に「メリー・ポピンズのような人になりたい」と思っていた。
そして、子どもを持った今は、「わたしの元に、メリー・ポピンズに来てほしい」と思う。
バンクス氏のように、子どものころのわたしを救ってほしいのかもしれない。

「まだ終わってほしくない」「もう一度見たい」という5歳には、どのように映ったのだろう。

コラージュ作品『メリー・ポピンズ』


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