見出し画像

サブカル好き中3娘と、微妙に噛み合わない会話

夜10時半過ぎ、眠たくてぼうっとしながらの会話…。

娘「このボカロ好きなんだよね。ふまふも歌ってる。」
私「まふまふって、紅白にも出た?命に嫌われているとかの?」
娘「そう。」
私「命に嫌われているって、そんなことあんのかな?」
娘「でもボカロって、そういうの多いよ。」
私「深いのか軽いのかよく分からんな。
  っていうか、厨二病の延長?それなら理解できる。」
娘「そうかも。でも、厨二病も極めるとかっこいいんだよ!
私「ほお、厨二病も芸術に昇華できるっていうこと?芸術は言い過ぎか。
  カルチャーを作るくらいの方がしっくりくるかな。」
娘「ん?・・・・。」

サブカルを感覚的に捉える娘と、頭で理解しようとする私のギャップがおもしろかった。自分の好きなものを一生懸命訴える姿は、我が娘ながら微笑ましいと思った。Z世代は好きだ。多様性の時代だと言われる、難しい今を生きる、繊細で危うさを含むエネルギーが好きだ。多様性とは物事に正解がないということなんだと思う。大人はそんな時代だから、個性を輝かせろとか、自分らしさを追求しろみたいなことを上から目線で言ってくるけど、そんなの正直分からんよな。それでも足掻いて、苦しくとも生きようとする姿勢が好きだ。本当はうまく導いてあげたいけど、大人も正直分からんのだよ。過去の経験はもはや過去のもの。今の時代、これからの時代の文脈で、何がいいことなのかは分かる訳ない。大人の人生もまだ終わっていないから、一緒に悩もう。悲しもう。生きよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?