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フロアタイル(シデフロア)を6畳+床の間の和室に畳の上から設置した件

引越し先の賃貸のメイン居室として使う6畳の畳の和室をマキノラボズ合同会社のシデフロアというフロアタイルを使ってフローリング化しました。

最初はウッドカーペットで済ませる予定でしたが、ウッドカーペットは6畳以上は2枚必要になり、そうなると価格も結構跳ね上がるのと、ホワイト系以外は偽物感が強すぎるというのがあって候補から外れました。

それでフロアタイルという板を組み合わせて設置するだけでOKというものに辿り着き、さらにそこからコスパの良い「シデフロア」に辿り着きました。フロアタイルだとオーダーカット済みもウッドカーペットと違って、カット調整した以外のパーツは再利用できるという点も魅力的でした。さらにサンプルを送ってもらうとウッドカーペットと違って本物感があそれで採用決定しました。

で、実際施工してみると死ぬほど大変で失敗しまくって二度とやりたくないレベルだったので、忘れないうちにアウトプットしておこうと思い記事を書くことにしました。

用意したもの

・シデフロア本体
テプレックスという不陸調整・防湿シート
・大きめのカッター(替え刃もたくさん)
・カッターマット
・プライヤー

事前にAmazonのレビューやブログなどの情報を参考に揃えました。全部必須だと思いますが、プライヤーは特に重要で、これが無いと細かいサイズ調整で詰むので絶対用意した方が良いです。

テプレックスは畳全体に敷き詰めて、凹みの激しいところには追加で敷いて調整する感じで使いました。

施工前

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全体の写真が残ってなかったので雰囲気だけ。

公式の説明書どおりだと全然うまくいかない

公式動画の方法では
1. 短辺をはめつつ長辺をはめる
2. 先に短辺をはめた1列を作ってから一気に長辺をはめる

の2種類が紹介されていますが、1は論外でまず無理です。全然綺麗にはまりません。2の方法が現実的ではあるんですが、私が実際試した感覚としてはこの動画の方法だけでは無理でした。
(ちなみに「パチ」という擬音で表現されてますが、そんなわかりやすい感じの音は鳴りません)

多分ですが、公式ではフローリングONフローリングの前提での説明で畳のように柔らかい床の場合は想定しておらず、うまくいかないんだと思います。

失敗例

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終盤でところどころ板が浮いてきてるのが判明して絶望しました。列を処理してるときはちゃんとハマってたはずなのに…

上手くいった方法

短辺をはめた1列を先に作るというところまでは公式と同じです。そこからはめたところをマスキングテープで固定します。

そもそも何故失敗してたかというと6畳くらいだと1列が結構長くて列ごと持ち上げると、すぐに接合がズレたり外れたりしてたからで、マスキングテープで止めることでこれを確実に防ぎます。できれば裏返して裏も固定した方が良いです。(ただし裏のテープは剥がせなくなるのでそのまま放置することになります)

この状態だと驚くほど簡単に長辺のサネがハマります。

テープで固定しながらはめていく

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長辺をはめるときのもう一つのポイントが、板が浮いていないかです。以下の動画でもチラッと説明してますが、かなり重要なポイントで、浮いているということはどこかがハマりきってないということになるので、そのままにしていると、その時は良くても時間差で板が外れてしまうことが多く上の失敗例のようになってしまいます。

なので浮いている時は平らになるまで軽く上下に揺らしながら押し込んでいく必要があります。(ただ畳など不安定な下地の場合は浮いているのが凹みなどによるものの場合もあるのでその場合は慎重に見極める必要があります)

完成!

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1回目と仕上がりが全然違います。浮きなどなく綺麗です。

賃貸で気をつけること

まず絶対に床付近の壁は養生しましょう。特にジャストサイズを目指すとちょっとでもずれると壁にフロアタイルの角が当たって壁紙破けます。私はこれで早速数カ所ダメージを与えてしまいました。その後は養生テープを床付近は1周貼り付けて保護しました。これでかなり違います。

あとジャストサイズ目指すのはほどほどにして両端5mmずつくらいは余裕を持った方が良いです。これも壁へのダメージの軽減のためです。

仕上がりの感想

失敗した時は絶望しましたが、やり直して完成するとかなり綺麗で本物感あってかなり良いと思いました。浮いてきたりずれてきたりする気配は今のところ感じません。

ただ、やはり畳の上に敷いているので歩くと軋んだりするところがあったり、畳のヘリの上なんかはこんもりしてたりします。あと床の間と畳の境界部分も素材差と段差のせいでやや傾斜がありキャスターつきの椅子に座ってると転がってしまいます。

それでも、この床の上では何やっても原状回復に影響ないということでかなりの安心感は得られますし、掃除も楽で非常に満足しています。

余った板は

6畳+床の間で12枚入り7セット購入し、数枚余りました。割り付けの都合上、少しずつロスがでてくるのでやはり多めに買っておいて正解でした。

余った板ですが冷蔵庫の下敷きに利用したり、ロボット掃除機用のスロープに利用したり、家具の高さ調整に利用したりと、使いどころ満載でした。
余っても活用できるので多めに買っておくと良いと思います。

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ロボット掃除機用のスロープはめちゃくちゃ簡単で、下に良い感じの傾斜になるようなサイズの角材を置いて滑り止めを適度に貼って載せただけで完成です。フロアタイルそのものも一応滑り止め加工っぽくなってるので、案外ずれません。
ちなみにこの例は段差4cmほどです。この段差だとフロアタイルの幅でも緩やかな傾斜を作れるのでロボットも登れますが、5cmを超える段差はおそらく傾斜が急になりすぎて乗り越えられないものになると思います。

まとめ

シデフロアで綺麗に設置するには

1列を先に作ってマスキングテープで固定すること。
はめた後で板が床から浮いてないかを確認し、平らになるまで確実に押し込む。

以上です。ありがとうございました。

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