準備とは例外なくつまらないもの

この言葉は、「王様戦隊キングオージャー」の登場人物である、ラクレス・ハスティーが言ったものです。


今回この言葉を取り上げたのは、
人生における重要な考え方に、繋がると感じたからです。

「大学生ごときが人生語ってんじゃねぇ!」は無しでお願いします。
その通りなので。(笑)

あくまで、僕の少ない人生経験から導き出された、
他愛もない戯言、と思って読んでいただけると幸いです。


では、始めます。

まず人生の9割は、プラトーであると言われています。

プラトーとは、何か?
一言で言うと、成長を感じられない時期です。

努力しているにもかかわらず、結果が出ない、成長が実感できない、
そういった時期をプラトー期間と言います。


人生に限らず、受験勉強や部活でも、
勉強しても、練習しても、
なかなか結果が出ない。
なかなか上手くならない。
あるいは、上達を実感できない。


そういった経験をした人は、多いんじゃないでしょうか?


苦しい時期です。

ですが、ある時今までの停滞がウソだったかのように、
急激に結果が出たり、できなかったことが出来るようになったりします。


不思議ですが、そういうものなのです。


人生においても、あるいは勉強や部活、
いま努力している何かにおいても、
このサイクルを繰り返すことで、人は成長していきます。


プラトーは、準備期間なのです。

この期間に土台を作ります。

土台が出来れば、そこを足場として飛躍し、次のステージへと行く。

これが人生の成長サイクルです。


タイトルの言葉と合わせると、
人生の9割は、つまらない期間であると言えます。

人生は、
急激な成長をする1割と、
その準備をする9割とが、存在しています。


ですが、人生の9割がつまらないなんて、
そんなの嫌ですよね?


だからこそ、このつまらない期間を、どう面白くするのか?
が人生において重要なのです。


じゃあ、どうすれば面白くなるのか?
というのが今回のお話です。


9割の準備期間を、面白くするのに役立つのが、
・学問
・仲間
です。

趣味とかは、多くの人が思いつくと思ったので、
あえて外しました。


学問
なぜ学問なのか?
僕は学問とは、物事の解釈を広げる行為だと思っています。

目の前にある現象、事象に対して問いを立て、
それを「こういうことかもしれない」「ああいうことかもしれない」
と考えて、解釈を広げていくのです。

そうやって、物事に対する見方が広がっていくと、
プラトーの苦しさを、捉え直せるようになります。

「今はまだ結果に結びついていないけど、
いつか結果が出る時のためにちゃんと準備しておこう」
みたいな感じで。


それをするのに、知識や教えは役に立ちます。

哲学や歴史、数学や物理(その他いろいろ)です。

偉人が言った言葉や、彼らの生き様に刺激されて、
「彼らだったら、こう解釈するだろうな」とか、
「これは、数学のあの考え方と似ているな」とか、
そうして、日常を楽しむために知識を使うのです。


現代には多くの、知識・学問分野があります。
それらは本来、こうやって使うものだと思います。


知識や学問をマウンティングを取るために使うのは、
間違っていると思います。


また、知識の他にも娯楽なんかも使えます。

書店に行くと、
アニメを題材にした哲学書や、
自己啓発書が並んでいます。

あれはアニメを通して、
物事の解釈を、広げることを目的にしていると思います。

これも学問のうちだと言えます。


仲間
これは、想像がしやすいかと思います。
たとえば文化祭を、イメージしてください。

冷静に考えると、文化祭の準備って退屈な作業ばかりです。
資材を買ったり、物を組み立てたり、看板を作ったり。
一人でやるとなると、簡単に心が折れるものばかりです。

ですが、一緒にやってくれるクラスメイトがいるから、
一見すると退屈な作業ばかりでも、
楽しむことが出来るのです。

よく、文化祭本番も楽しかったけど、
それ以上に準備している時が楽しかった。

という人がいますが、あの感覚です。


前者は、一人でもやれること。
後者は、複数人でやることです。


どっちがいいとかはありません。
それぞれに、それぞれの良さがあります。


世の中に多くの娯楽や学問分野がある理由の一つは、
人生のつまらない期間を、面白くするためだと思います。



というわけで今回は、
キングオージャーのセリフを聞いて、
それが人生にも通ずるものであると感じた
というお話をさせていただきました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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