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小説 僕は商社マン

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関本ぶりきがお送りする小説です。
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小説 僕は商社マン その1 関本ぶりき

これから7時間。どしたものか。どしたものだ。木村君。君はそうやってずっとスマートホンを見…

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小説 僕は商社マン その2 関本ぶりき

「24歳仕事ありますか」 「あるよ、ある、ま、システムを触れるんやろ、あるやろ、そりゃ」 …

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小説 僕は商社マン その3 関本ぶりき

「あのう、たばこ吸ってはる間に電話がかかってきまして、一之瀬さん来社するの2時になるそう…

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小説 僕は商社マン その4 関本ぶりき

 マイクがハウリングしないようセッティングする。その間牧田女史と話している先生候補。ぎり…

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小説 僕は商社マン その5 関本ぶりき

木村はやっぱりスマホを見ている。スマホばかり見る。スマホばかり。 「なんかええ求人ありま…

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小説 僕は商社マン その6 関本ぶりき

発言の中身ではなく発言者がだれであるかによって人の行動は決る、という言葉を残したのは確か…

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小説 僕は商社マン その7 関本ぶりき

「その話し長くなるぞ、明日ははやいが牧田ちゃんいけるの」 「そこまで長くはないでしょう」 「話しを長くさせないためにはちゃちゃをいれないことやね」 「お前営業マンやのにちゃちゃがわからんか、ちゃちゃがわからんかったらどうにもならんぞ」 「私もちゃちゃってわからないです」 「欽ちゃんの番組からでたアイドルや」 「は」 「は」 は、を同時に言える関係というのはなかなかの域ではないか。 「わたくし生まれも育ちも葛飾柴又なんてことをはじめると話しが長くなる。ま、生まれも育ちも八尾な

小説 僕は商社マン  その8 関本ぶりき

目が覚める。たばこに火をつける。ではどうしたものか。ビールロング缶を2缶立て続けに飲む。…

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小説 僕は商社マン その9 関本ぶりき

「なんか慣れてしまえばこっちの仕事のほうがよほど楽ですね」 「ま、そうかな」 「私向いてる…

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小説 僕は商社マン 最終話 関本ぶりき

 あほぼんが議員になり2週間後の夕方。緊急全体集会が倉庫奥の食堂で行われた。しかし、その…

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