小説 僕は商社マン その7 関本ぶりき
「その話し長くなるぞ、明日ははやいが牧田ちゃんいけるの」
「そこまで長くはないでしょう」
「話しを長くさせないためにはちゃちゃをいれないことやね」
「お前営業マンやのにちゃちゃがわからんか、ちゃちゃがわからんかったらどうにもならんぞ」
「私もちゃちゃってわからないです」
「欽ちゃんの番組からでたアイドルや」
「は」
「は」
は、を同時に言える関係というのはなかなかの域ではないか。
「わたくし生まれも育ちも葛飾柴又なんてことをはじめると話しが長くなる。ま、生まれも育ちも八尾な