漢方薬の原料となる生薬が、実は身近なものだったり・・・!
KAMPO MANIA 薬剤師の西﨑れいなです。
こちらのnoteでは、漢方、健康、体調管理、美容と様々な情報を幅広くお伝えしていきます!
今回のテーマは『生薬と漢方薬』
以前の投稿で、
漢方薬は漢方理論に基づいて使用される医薬品であり、原則として2種類以上、複数の生薬の組み合わせで作られていますよ〜
とお伝えしましたね。
こちらの記事をご覧ください→「漢方は日本の伝統医学!?」
漢方薬の原料となる生薬は、自然由来。
みなさん生薬と呼ばれるものは植物だけだと思っていませんか?実は植物以外にも、動物や鉱物なども含まれます。
現在使用されている生薬は、長ーい歴史の中で試行錯誤を繰り返し、人々に使われてきました。
正しい使用で、効能効果や安全性が確立されるようになりました。
生薬がそのままの形で使われることは少なく、切ったり、砕いたり、乾燥させたり、様々な加工方法で用いられます。
それらの生薬が決められた分量で組み合わされて、ひとつひとつが効果を発揮し、複数の症状や慢性的な病気を改善していくのです。
漢方薬の中で最も有名な「葛根湯」
葛根湯は、葛根、麻黄、生姜、桂皮、大棗、芍薬、甘草と7種類の生薬から構成されています。
葛根はクズの根、生姜はショウガの根茎、桂皮は桂の樹皮(香辛料の名はシナモン、ニッキ)、大棗はナツメの熟した実、など私たちの食生活の中で使われるものが、構成生薬として含まれていることもあります。
普段何気なく摂り入れている食材が、実は漢方薬に使われていたなんてびっくりですよね!
これを知ると、今まで漢方(漢方薬)に馴染みがなかった方々も、少し身近に感じるのではないでしょうか?
さて、今回はこの辺で…
次回の記事もお見逃しなく〜!