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『遥かなるオーガスタ』スーファミ版


#心に残ったゲーム
こんな募集があったので書きますね。
(心に残ったゲームなんて、いくらでもありますがね)


昔々、私がアラサーの頃のことじゃった。
とある土曜日の昼頃、私が住むアパートに友人達が集まってきました。
(A男、B男、C子)
週末に昼から飲もうという趣向で、それぞれが飲み物食べ物を持ち寄り、長い付き合いで気の合うメンバーが盛り上がりました。
(C子は分厚い豚の角煮が得意料理じゃった)

飲んで食って話して一息ついたところで、A男が突然、

ゲームやろうぜ

と言い出しました。
私はそこそこゲームをやる方でしたが、三人はハッキリ言って全然やってなくて、部屋に置いてあったスーファミが珍しかったのかもしれません。
あとの二人も同意したので考えました、四人で盛り上がるにはマニアックなゲームではダメです。
RPGも長時間かかるから、初心者が食い付くかどうか微妙だし。
四人で参加できて、初心者でも楽しめるゲームとして、その時に所有していたソフトの中から私が選んだのは、

遥かなるオーガスタ』(1991年、T&E SOFT)

でした。
スーファミで3Dグラフィックで楽しめる、ゴルフゲームです。
「3Dグラフィック」と言ったところで、笑っちゃうくらい荒いんですけどね。
(youtubeで見られます)

画像1

↑ この程度

幸い、A男はゴルフをやっていて、B男とC子もゴルフの基本的なルールは知っていました。
それで始めてみると、結構盛り上がったのです。
私の思惑通りで、3D画面でゴルフゲームができるというのも彼等には好評でした。
私としては、対戦相手が3人もいてワイワイやるゲームが新鮮で楽しかったです。

四人でラウンドすると結構な時間がかかり、夕方になってやっと終わりました。
するとB男とC子が、

もう一回やろうよ!

と言うのです。
A男はもういいよと否定的でしたが、二人が乗りに乗っている感じなので、私もやる気になりました。
それでA男は帰ることになり、二回目が始まったのです。

私はやり込んでいたのでそこそこ上手くて、B男とC子が私を倒そうと立ち向かってくる構図になって、どんどん盛り上がっていきました。

その後、三人で夕食を摂るために出掛けて、B男は一回帰って風呂に入って出直してくると言い出し、C子は肌着だけ買ってきて、私と一緒に向かいにあった銭湯に行って、更にゲームすることになりました。
再び三人が揃い、スエットを着て各自楽な姿勢で、お茶を何杯も飲みながらトイレに通いながら、ゲームは続いていったのです。

結局明け方までずっとゲームして、全部で4ラウンドしたのかな。
さすがに全員疲れてしまい、そのまま雑魚寝。
昼頃にやっと起きて、二人は帰っていきました。
当時はブラウン管のテレビでしたから、目なんてもうショボショボでしたね。

こんなに長く同じゲームを、それも二人も対戦相手がいる状態でやったのはこの時だけです。
本当に楽しくて、今でも忘れられない想い出ですね。

同じ年に、スチャラダパーが『ゲームボーイズ』って曲を出して、その内容があの日の我々とそっくりなので、今でもこの曲を聴くとあの日を思い出します。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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