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五木寛之著『きょう一日。』(徳間書店刊)を読んで。④

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【五木寛之著『きょう一日。』④】

 五木先生の本の紹介も、今回で4回目ですからボチボチ最終回でしょうか。

 当所も「歩き」には力を入れていますが、先生も「歩き」にはやはりいらっしゃいますが、さすが偉そうですが専門家でもない先生が、ご自分の感覚で得られた理論が下手な「歩行の本」より、しっかりポイントをつかんでいらっしゃるのが、僭越ながらさすがだと思いました。

 まず先生は、時々「ナンバ歩き」をしてみるとよいと言われていますが、当所では時々ではなく、まず歩きの練習の初めに取り組んでいただいています。

 先生は感覚的にナンバ歩きの良さを捉えて、階段を上がる時など非常に良い、と言われていますが、私はこのナンバ歩きにより◎骨盤が動くこと ◎体の全体性を覚えること を目的に「歩きの第一段階」としてご指導しています。

 また、このブログでも以前紹介しましたがを書かれていますが、これは体重が外に掛かるのをふせぐ働きがあるためと私は股関節視点から考えています。

 また、腰痛予防や痛みに四つん這い歩きが良いと言われていますが、これも股関節疾患などの方に私もご指導する方法です。

 四つ這いになることで股関節の負担を減らせることはもちろん、それこそ体の連動性をトレーニングするにはとてもいい方法だと思うからです。

 また、面白いと思ったのは、「わらじ足」という言葉です。

 昔の農村には「わらじ足なら嫁にやろ」という話があったそうです。

 つまり、重たいものを運ぶなど働き者は「わらじ足」だという事のようです。

 この「わらじ足」つまり偏平足は内荷重により土踏まずのアーチが下がり起こる現象ですが、この内荷重には二つパターンが有ります。

 一つは、股関節が内転、内旋という状態でお尻が後方に突き出した姿勢で脚の内側に体重が掛か過って形成される、脳性小児まひの後遺症などで見られるパターン。

 もう一つは、足先を開いてニーインさせるパターンです。これには、トンビ足などの習慣により起こるケースも有りますが、脚の内側の筋肉が強く足裏全体に体重が掛かるケースも有ります。(わらじ足はこのパターンでしょうね)

トンビ足

 このわらじ足という表現を見た時に、山形の庄内地方のお米の倉庫で米俵5俵とかを背負う女性の写真を思い出しましたが、きっとそういう方々もそうだったのではないかな、と思いをはせました。

1表60キロ×5俵=300キロ!!!


 総じてこの本は、ところどころにはオヤッと思う事もありましたが、すごいのは自分の感覚で咀嚼して、実践してみて、それを続けるという感覚です。

 健康に過ごすための養生法を作るのに、大いに参考になる一冊だと思いました。

 今回は4回に分けて書きましたので、よろしければほかの回も是非ご覧ください。

 五木寛之著『きょう一日。』(徳間書店刊)を読んで。① https://isogairyouhou.com/notice/ituki-hiroyuki

 五木寛之著『きょう一日。』(徳間書店刊)を読んで。② https://isogairyouhou.com/notice/ituki-hiroyuki2

 五木寛之著『きょう一日。』(徳間書店刊)を読んで。③ https://isogairyouhou.com/isogai/ituki-hiroyuki3

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