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仕事のコツ

仕事のコツを考える前に、そもそも仕事とは?

仕事・・・・考えると印象に残っているのは養老孟司先生のお言葉です。

仕事なんて言うものは、道にあいた穴ぼこを埋める様なもんなんだよ。
誰かがそれを埋めなきゃいけないのだから、たまたま自分がそこに居合わせたから埋める、そんなもんだ。自分はたまたま解剖に出会ったからそれを仕事にしたけど、誰が好き好んで解剖する?

と、こんなニュアンスのことを言われていたと記憶しています。

さすが達人だと思います。

また、これは義理の兄貴の言葉ですが、

好きなことを仕事にするんじゃないんだよ。その仕事を好きになればいいんだよ。

と。

これは兄貴らしい、すごい信念だなと感心します。

兄貴は椅子貼りの職人さんですが、今でも仕事が大好きで現在85才!!現役バリバリで働いています。

仕事は、基本的に自分が食べていける、もしくは家族がいれば家族が生活していける収入のためのものですが、仕事はそれだけではなく自分の人生で多くの時間をかけるものであり、自己実現の手段であり、社会との接点でもありますよね。


かくいう私は好奇心が旺盛で色々な仕事をして、現在の整体という仕事にたどり着きました。

だから、上の話とはかけ離れていて、自分の意図で好きなものを仕事に選びました。

若い時は海外で仕事をしたくて、日本で安定した堅い仕事をやめて実行しましたが、手に職を付けたくて3年半ほどで帰国しました。

しかし、海外から帰国した時は、同年代の人に後れを取ってしまったという引け目や、収入の低さで、何が自分の適性なのかわからず、迷走した時期もありましたが多くの人の助けで何とか現在の仕事にたどり着くことが出来ました。

初めは海外での回り道が無駄だったと思う事もありましたが、現在は過去の色々な経験が接客の会話や、英語など今の仕事にしっかりと生きていることを考えると「人生に無駄なものはない」という言葉が理解できます。

最近、下の娘も好きを仕事にしたのですが、色々と悩んでいるようなので、そうした若い人に言いたいのは、この「人生に無駄なものはない」という事ですが、それには一つ注釈が付くような気がします。

それは自分で選択をしていくという事です。

コツというほどの事ではないかもしれませんが、これは大事だと思います。

自分で選択した道で落とし穴に落ちた時には「なにくそ」とすぐに這い上がろうとするが、人に言われた道で落とし穴に落ちると「あいつのせいで穴に落ちた」「やっぱりあっちの道を行けばよかった」と恨み言が出てなかなか穴から出れなくなる、と聞いたことが有ります。

どうですか?

結局は一度きりの人生においては、自分が主人公なのだから、自分らしい選択をして、自分らしく頑張って、自分らしく楽しむことが大切かな、と考える60歳を超えた今の自分の考えです。







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