【100年夫婦プロジェクト ー夫婦の理念ー】
はじめに・・・
結婚はその人の人生においてとても大きな決断です。
これからの長い人生を誰と生きて行くか決めるのです。
結婚自体はとてもハッピーな出来事ではありますが、同時に誰にでも幸せな気持ちの裏側に気づくか気づかないかくらいの小さな不安もきっと存在するのではないでしょうか。
「シアワセニ、ナレルカナ。」
結婚すると決めるまでの揺れる思いもありますが、結婚式場業の私たちがお二人と出会うのは結婚すると決めてから。なのでその前の「恋愛期間」の話はここでは置いておいて、「結婚までの準備期間」についてお話していきたいと思います。
そもそも「幸せ」って何でしょう?
・健康でいること
・愛し愛されること
・必要とされること
・不自由のない生活
・好きなことができること
こういったことが満たされている状態を一般的には幸せと言うのかなと思います。
ただ、幸せというのはその人の心が決めることなので何が幸せとは一概には言い切れませんし、夫婦が必ずしも同じであるとも言い切れません。
結婚生活の幸せは二人が作るものであり二人が感じるものです。どっちかだけでは成り立ちません。
けれど相手は自分とは全く違う人間です。全て自分と同じ考えで、同じタイミングで同じことを感じていられるほどわかり合うのはとても困難です。
まずは異性です。
根本的に男と女の考え方は脳科学的に違います。
そして育った環境も違います。
人間は過去に見たものや影響を受けたもので今の人間性が形成されています。
当然です。
違って当たり前なのです。
でも違ってていいのだと思います。大切なことは違いをわかり合うことです。ただ一つここで大きな問題があります。それは、
皆さん積極的にわかり合う機会をとってらっしゃらない。
結婚することで幸せになろうと思っているのに、「2人の幸せ」について実はあまり深く話していないお二人が多いことに驚きます。漠然と「幸せ」というものを捉えている感じです。
結婚式の準備期間は夫婦になる準備期間でもある。
人生のパートナーがいることは本当に幸せなことですよね。長い道のりを一緒に歩いてくれる人がいることはどんなに心強いか。
そう思えるパートナーと出会えたことがすでに2人にとって幸せなことです。
だからこそ関係性をよりよく深め、理解し合い、さらにかけがえのない存在にお互いがなって行くために、「幸せ」について話し合っておくことがとても重要なのです。
自分にとって相手はどんな存在なのか、
どんな事を大切に思うのか、
どんな人生を送りたいのか・・・。
今更?と思うかもしれませんが、あえてそういった時間を意識的にとることで新しい発見がたくさんあります。
結婚式の準備期間はそんな話をするのにとてもいいタイミングなのです。
そして私たちは、その時間と場所を提供し「夫婦の理念®︎」という一つの答えを導き出していっています。
夫婦の理念
「夫婦の理念®︎」とはひとことで言うと
「2人にとっての幸せ」をさす言葉です。
幸せな2人に水をさすわけではないのですが、大体の方が「結婚は自分を幸せにしてくれるもの」だと信じています。
もちろん間違いではないのですが、正確にいうとちょっと違います。
言い換えると・・・
「結婚というものを2人が幸せなものにしていく」
こんな感じでしょうか。
幸せなものにしていくためには、幸せの正体を知っておかなければなりません。だから「2人にとっての幸せ」を明確にするために「夫婦の理念®︎」を作るお手伝いをしています。
・・・?
なんのこっちゃ???
?がいっぱいかもしれません・・・。
もう少し行程も含めてお話すると
私たちがファシリテーターとして二人の間に入ってお話をしていきます。約3時間、長い時は5時間近く話します。生い立ちや馴れ初め、理想像、大切だなと思う考え方・・・などなどしっかり伺っていきます。
その行程を私たちは「価値観をすり合わせる」と言いますがお互いの価値観を手繰り寄せながら、丁寧に二人の心に灯るような一つの言葉を紡ぎ出していきます。
2人だけの夫婦の幸せをさす言葉・・・。
これから先どんな事があっても二人を導いてくれるような心に灯る言葉・・・。
それが「夫婦の理念®︎」です。
The true story・・・
焦らず、人と比べないことで、人生は充分恵まれている事に気づいたお二人でした。
趣味も考え方も真逆だけど、決して相手の好みや生き方を否定しないお二人でした。
# LOVE IS THE GREATEST
感情に素直でパッションを感じる。でも秘めた優しさを持っていて、魅力的なGAPのあるお二人でした。
お互い足りないところもいっぱいあるし、ケンカだってしょっちゅうする。でも「今、私たちは【かぞくづくり】をしているんだ」と思えばいい。前向きで家族が大好きなお二人でした。
結婚式。もう一つの目的。
私たちは年に一度結婚式を終えられたご夫婦が参加できる限定イベントをやっています。
参加してくださったご夫婦にいつもアンケートをとるのですが数年前に私がずっと聞いてみたいと思っていたことをアンケートの質問に入れてもらいました。
それは、
Q.結婚式をする前とした後で変わったと思うことを教えてください。
色んな回答をいただきましたが、中でも一番印象に残った回答がありました。
A.「今まではお互いを見ていたけど、
これからは同じ方向を一緒に見るんだなと思った。」
この回答自体はまるで模範回答のようなんですが、
この言葉の中にはこれからの結婚式にあるべき「目的」が含まれていると感じました。
「同じ方向」がなんなのか結婚式を通して明確に見えれば、2人はもっと幸せになれるのではないか・・・。
「シアワセニ、ナレル自信。」
を得ることを、結婚式のもう一つの目的にしてほしいと思うのです。
2人が幸せでい続けるために、私たちができること。
その期間は結婚式までの約半年〜1年。
前のNOTEに書いた、母と20年前のご夫婦の話にやっぱり行き着く。
結婚式から20年経った夫婦に残っていたのは
「幸せを願って一緒に結婚式を作ってくれた人がいたこと。」
私たちの介在価値をこの取り組みの中に見出しています。
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夫婦の理念についての問い合わせは各会場へお問い合わせください。
The華紋 https://kamon-kurashiki.jp/
EYOHAKU https://eyohaku-kurashiki.com/
▽弊社の20周年を記念したパーティで夫婦の理念への取り組みを紹介しました。