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ソーシャル・ジェットラグを治してみる。

くめです。月曜日がしんどすぎる問題の原因である、ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)を治してみる試みに取り組んでいます。

仕事始まりである月曜日はとにかく身体がだるい、どころではなく、頭がめちゃくちゃ痛いのです。メンタル的に「だるいなあ」くらいならまだしも、とにかく頭が痛くて辛い。仕事への集中力が一気に低下します。

原因は既にわかっていて、土日の寝溜めです。

土曜日は昼まで寝て、日曜日も昼まで寝て、幸せです。幸せなんですけど、そのせいで日曜日は寝れなくなります。

「寝れない寝れない」「寝たい寝たい」「早く寝ないと辛い辛い」と考えながら、半寝のような状態で月曜日の朝を迎えます。「頭痛」の出来上がりです。

土日の幸せが、むしろ月曜の不幸を助長しています。人は得することより損することへの感度が高いらしく、幸福度も同じかもしれません。嬉しい時の感情より、辛い時の感情の方が大きい気がします。

平日と休日の就寝・起床リズムのズレが引き起こす、時差ボケのような状態のことを、『ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)』と言うらしいです。

要するに毎日決まった時刻に起きないと体内時計のリズムが崩れて、身体に色々な影響を及ぼす現代病です。

治したい。治さねば。じゃあどうすべきか。

◆土曜も早起き

するしかないんですなあ。もうこうするしか手段はありません。残念ながら。

サラリーマンになって働き始めてからは「寝ることが幸せ」と思いながら生きてきた気がしますが、少なくとも遅起きは良くないですね。

土曜日の寝てる時は幸せなんですけど、9時くらいに一回起きて「あ、まだ寝れるわ」にとてつもない幸せを感じるんですけど、昼まで寝れて幸せなんですけど、一瞬で土曜日が過ぎ去って後悔もするんですよね。「え、もう夕方かよ」って。

Reality is catching up with me.
現実が俺を追いかけてくるんだ。

寝る量は増やしていいけど、起きる時間は固定しないといけません。じゃあもう土曜日も早く起きるしかないんです。

じゃあ、土曜日を早く起きるにはどうすべきでしょうか。

金曜日は全力でいつも通りに寝る

次の日が休日だと、どうしてもダラダラと夜更かししてしまいがちですが、これを改めるしかありません。

同じように寝る。なんならいつもより早く寝る。たっぷり寝つつ、土曜日に早起きする。すると休日の時間が増えて、もっと幸福度が高まるという算段です。

金曜日は全力で帰る

金曜日に全力で寝るためには、当然、残業をせずに絶対帰るという習慣をつけなければなりません。

また、華金だからといって遊ばずにさっさと帰ります。今は会社の飲み会も自粛されてますし、こちらは現状叶えやすい環境にある方が多いのではないでしょうか。

というか、テレワークしてたらすぐ寝れますよね羨ましい。

金曜日は仕事しない

金曜日に残業しないためには、金曜日にやる仕事を減らすことです。

木曜日に片付けてしまうか、あるいは月曜日に持ち越す。金曜日の仕事量を上手にコントロールすれば、早めに帰れるかと思います。

世の中のホワイト企業(とブランド化されている)の中には業務の中で自由に使える時間を作っている会社があったりします。Googleの「20%ルール」なんてものも流行りました。

社員の幸福度を高めたいなら、「金曜日の午後は自由時間」とルール付けしてみるのが良いのでは?なんて考えています。『プレミアム・フライデー』ならぬ、『プレイング・フライデー』です。最高だと思います。

木曜日は残業しても良い

金曜日のために木曜日をうまく使う。ということで木曜日は全力で仕事を片付けるべく、原則残業してもOKというルールを自分に課します。

疲れるとぐっすりと寝れますし、金曜日は遊び半分という気持ちで取り組めるようになれれば、仕事を片付けることに意欲が湧いてくると思われます。

木・金を想定して月〜水の動き方を考える

金曜日はあってないようなものと捉えて、木曜日に仕事をあらかた片付ける。

そのために月曜日があり、火曜日があり、水曜日がある。と自分で意識付けしてしまいます。

◆「土曜日が1週間のスタートである」と考える

大抵のカレンダーは月曜始まりか日曜始まりでしょう。

サラリーマンの私は、どうしても月曜がスタートであるという意識になってしまっています。

が、あえて「土曜日が1週間のスタートである」と意識付けするようにしました。

これは意外と効果がありまして、休暇と仕事の関係性に変化が表れるのです。

月曜日がスタートとなると、「仕事の疲れを取るための休日」という意識が芽生えてしまいます。そして沢山寝てしまい、ソーシャル・ジェットラグによりむしろ疲れる、不幸になるという悪循環にハマってしまいます。

これが土曜日スタートになると、「まず休日があり、その次に仕事がある」という感覚になってきます。休むための休日という意識が薄まり、土日の過ごし方により焦点を当てられるようになるのです。主体性が高まります。

今までずっと、多くの方が「土日が1週間の終わり」と考えてきたでしょうし、その意識から開放されるのはやや難易度が高いかもしれません。

手帳やカレンダーアプリも大抵日曜/月曜始まりなので、それも原因の一つだと思います。

が、とりあえず自分で意識してみることから始めると良いです。「金曜日が1週間の終わりである」「明日から新しい1週間が始まる」と。それだけで土日に対する意識が相当変わってきます。

◆やってみた結果

とりあえずやってみた結果、「月曜日しんどくなる問題」は見事に解決しました。

金曜日に全力で帰り、土日とも早起きする。朝から活動的に動けています。

おかげで日曜日の夜もぐっすり寝れますし、その結果月曜日に頭が痛くなったりだるかったりといった身体的なしんどさは一切なくなりました。

ただし、睡眠量は減りました。金曜日は早く寝ると言っても、仕事と家事があるためすぐ寝れるわけではないからです。

結果、8時間寝れたら良い方で、それで平日の疲れが疲れが完璧に取れているかという微妙です。

すると、土曜日の朝も平日と同じような「眠いな。起きたくねえな。」という嫌な感情が襲ってきます。これをどうにかしたいです。

まあ私の場合は、起きる瞬間に幸福を感じるのは稀なので、慣れてしまえば大丈夫なのかもしれません。

昼まで寝ても後悔しますし。だから、もっと全力で「金曜日はベッドに飛ぶ込むこと」を意識していけたらと思います。

◆仕事の自由さを設計する

私は金融機関の営業担当なので、どうしてもお客さんに時間を左右されてしまいます。といっても現状良いお客さんばかりで、わざわざ金曜の夕方に仕事をさせるような人がいないのが幸いしています。

とはいえ「金曜日は極力仕事しない」方針を取りたいのなら、転職や独立も視野に入るでしょう。

働きやすい業種に移るか、働き方改革を積極的に実施している会社(テレワーク・時差出勤)に移るか、フリーランサーになるか、マイクロ法人を作るか、1週間遊びながら働けるような体制を作るか、いろんな手段があると思います。

職業も生き方も自由に選択できる時代です。ソーシャル・ジェットラグを治すのなら、まずは自分の生き方そのものを設計する必要があるのかな、とも思ったりします。

そこまでしてソーシャル・ジェットラグを治そうと思う人はいないでしょうが、理想の生き方・働き方を追求した結果、結果的にソーシャル・ジェットラグが治ったということは充分に有り得るでしょう。

それが一番良い。そうしたい。そうしよう、と考えている次第です。

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