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ギガ死を経験してわかったこと。

くめです。
約3週間ほどギガ死、すなわちほとんど通信ができない(=インターネットが使用できない)状態に陥っておりました。

ギガ死自体は何度か経験したことはあるのですが、せいぜい1週間程度でした。

では、その状況で私の生活はいかに変わったか、せっかくなので書き留めておきたいと思います。

どうしてギガ死状態に陥ったのか

昨年末あたりからクラウドWi-Fiである「どんなときもWi-Fi」を利用していたのですが、今年に入って2月、3月と障害が発生しておりました。

2月の障害は特段影響を感じませんでしたが、3月の障害はもろに受けてしまい、ほとんど通信ができない状態に陥りました。

しばらくはキャリアの方の通信で賄うことができたのですが、PCとテザリング通信を行った際に、PC側のセキュリティソフトが自動アップデートを行ったせいで残データ量が底をつき、文字通りギガ死状態になってしまいました。

ギガ死になってどうなったか

ギガ死というのは酷いもので、ブラウザすらろくに見れません。LINEでのメッセージ交換がかろうじて可能になるくらいです(ただし画像は見れないし送れない)。

この状態になって、これまで自分がどれだけ”インターネット”に依存していたのかがよく分かりました。

しかし在宅勤務をしていたわけでもなく、インターネットが絶対に必要な状況だったわけでもなく、ある意味生活の棚卸しになるなとも思って、自然と受け入れることになりました。

ではギガ死は私に何をもたらしたでしょうか。簡単に振り返っていきたいと思います。

◇無駄なネットサーフィンがなくなった
インターネットができないということは、当然ながらネットサーフィンができなくなるということです。

これは自分にとって良いことでした。今までいかに無駄な情報を仕入れていることがよく分かりました。

◆調べ物に困った
一方で何かぱっと調べたいときにブラウザや地図・交通アプリが全く機能しないのは、非常に辛いものでした。

幸いにもこの1ヶ月で喫緊を要するような状況に遭遇することはありませんでいしたが、もしそうなっていたら相当なストレスを味わうでしょう。

◇読書量や勉強量が増えた
ギガ死になって最も良かったことは、空いた時間はたいてい読書や勉強をするようになったことです。

今までだらだらとネットサーフィンしたり、YouTubeを見ていた時間が丸々なくなったわけですから、この時間をどう使うかで自分という性格が分かってくるのかもしれません。私の場合は特に読書でした。

通勤時間、朝のカフェ、帰宅後のリラックスできる時間、大抵読書をするようになりました。

そのおかげか、今年は既に45冊ほどの本を手に取ることができています。

◆一部の時間がテレビに奪われた
その反面、一部の時間はテレビに使用されることになりました。

私の悪い生活習慣の一つに、食事のみに集中できないということです。今まで食事中はずっとYouTubeを見たりネットサーフィンをしていたりしました。現代病ですね。

それが無くなると、残念ながらテレビのスイッチをつけざるを得なくなりました。なんだか昔の時代に戻った気分です。

基本はニュース番組を見ていたのですが、意外にもたまーに面白い番組があったりするんですね。そのおかげで1時間以上テレビに時間を奪われたりしてしまった日もありました。

ギガ死を経験することで、自分にとって本当に必要なサービスが分かる

暇なことは有難いことなんですが、その時間をネットサーフィンに使ってしまうのはよくあることだと思います。

で、ギガ死は自分の生活を棚卸しすることができたりします。

ギガ死になっても「別にいいや」と思えるインターネットサービスは自分にとって不要なサービス。

ギガ死になって「これはたまらん」と思えるサービスが、自分が本当に求めるサービスです。

私は以下の通りでした。

■不要なサービス
・SNS全般
・はてなブックマーク
・YouTube、Amazon Primeビデオ
・ブログサービス
■重要なサービス
・Google検索(→情報収集)
・日経新聞(→情報収集)
・Kindle(→趣味・勉強)
・Kindle Unlimited(→趣味)
・DAZN(→趣味)

◆SNS依存症から脱していた
今までだらだらとTwitterやInstagramで好きな芸能人やスポーツ選手の投稿を見たりしていたのですが、意外にもこれで何か苦痛を味わうということはありませんでした。

で、自分が何かを発信できないことに対する苛立ちも全くありませんでした。

一昔前はそれこそSNS依存症だった私ですが、もはやそういった欲が無くなったことを実感できました。少しは成長したのかもしれません。

◆金欲が抑えられていることに気づく
小遣い稼ぎを目的にWordPressとGoogleアドセンスでブログを運営しておりましたが、それに対するエネルギーも無くなっていることを実感しました。

そこで変に稼ぐくらいなら、もっと社会に貢献できるように自分を高めようと思うようになっていました。

なので通信が回復した日に、速攻で有料サーバーを解約し、WordPressのサイトも消しました。もともと管理がやや面倒なこともあったので、これで気が楽になりました。

◆読書・音楽・サッカーがやっぱり好きなことに気づく
読書(Kindle)、音楽(Kindle Unlimited)、サッカー観戦(DAZN)、この3つはどうしても手放せないなと、改めて実感しました。

今回はコロナの影響でサッカー観戦はそもそもできなかったわけですが、仮に応援しているリヴァプールのリーグ優勝を決める試合がギガ死で見れなかったら、どんなときもWi-Fiに激怒していたと思います。で、端末をぶっ壊していたことでしょう。

指定した時間に通信量を制限できるサービスが欲しい

さてギガ死を経験したことで、良いことも悪いことも分かりました。

そして私が思う「こんな通信サービスがあったらいいな」は、あえて通信量に制限をつける通信サービスです。

これは一般的な月7GB制限などのサービスではありません。

「基本は通信量が無制限だが、ある時間(自分が設定できると尚良い)だけは一定のデータ通信(これも自分が設定できると良い)が不可になる」というものです。

私の欠点は夕食と一緒に動画を見ることでした。食べ終わってもだらだらと動画を見続けてしまい、読書や勉強、睡眠時間が減ってしまうのです。

「それは自分の意志の問題だろ」と言えばそうなのですが、これをテクノロジーの力で解決できたら、意志を強化するよりも簡単です。

例えば私の場合、夕食後の時間(20時〜22時)のみ許容通信量をブラウザが見れる程度に留めることにする。こうすることでだらだら動画を見ることを防ぐことができます。

良いですね。そうすると超限定的で軽いギガ死状態を作り出すことができます。すると私は、ネットサーフィン以外のもっと大事な活動に目を向けることができるようになると思います。

このサービスは例えば明らかにインターネット依存症に陥っている方や、そうした子を持つ親にとっては有難いサービスだと思います。

速ければいいわけでもなく、無制限だからいいわけではありません。依存症をなくすことも通信サービス会社が持つ社会的責任でしょう。どっかの良心的な会社が作ってくれないでしょうかね。

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