京都はツーリングに適さない?
京都のバイク事情
京都はご存知の通り有名な観光地となっており、日本だけでなく
海外からも多くの人がやってきます。住んだ3年間で耳にした英語は
数知れず、老若男女問わず、人種問わず様々な人に道を聞かれました。
(余談ですが英語の勉強を始めたきっかけでもあります)
「そんな観光地に、自分のバイクで行ってみたい!」という人が多いのか、京都在住の人にバイク好きが多いのか、理由は分かりませんが京都市内でも
本当にたくさんのバイクを見ます。
簡単に調べたところ、実際にバイク販売店数は全国で11位(※1)、
バイク・スクーター普及率(※2)は全国でも3位というデータもあります。
「こんなにバイクが普及しているなんて!京都はバイクパラダイスに違いない!!」と、引っ越し当初の自分も思っていました。。。
(※1 2012年経済センサス活動)
(※2 平成21年全国消費実態調査)
京都市内がツーリングに適さない理由は3つ
ここからは主観交えてのお話。
個人的には京都市内は全くツーリングに適していないと思います。。。
理由は3つあります。
・バイクを駐車できる場所がほとんどない
・とにかく停車させられる
・車が怖い
バイクを駐輪できる場所がほとんどない
ご当地グルメに観光スポット、フォトジェニックな場所で写真撮影etcと
ツーリングの目的は様々でしょうが、何につけてもバイクを止めておく必要があります。通常であれば大きくはなくても店や観光スポットの敷地内に駐車場ないし駐輪場があってバイクが止められることでしょう。
京都市内では敷地内駐車場がほとんどありません。
例外になるのは金閣寺くらいなもので、お寺巡りやグルメ旅をするのであれば、地下鉄・バス、徒歩を駆使していく必要があります。
コイン駐車場はたくさんありますが、バイク用のコイン駐輪場はほとんどなく、四条通りや五条通り付近にしかありません。つまり・・・
「京都を観光するなら地下鉄かバス使いなはれ!!」
と言わんばかりな位置にお金を払って駐輪するしかないのです。
とほほ・・・
とにかく停車させられる
よくネタにされる「いけず石」。通行する車が住宅を傷つけないよう自衛を目的として置かれた石。
多くのドライバーにとっては「なんて意地悪(いけず)なんだ!」と感じたことで名づけられたものですが、京都市内には本当にそこらじゅうごろごろと転がっています。京都の方のためにも言っておきますが、決してドライバーに意地悪がしたくて置いているわけではありません。京都人がいけず石を手放せない理由・・・。それは「道がとにかく狭く、入り組んでいる」ということと「京都の道に不慣れな人が頻繁に来る」という京都ならではの理由があるのです。ぶつけられる前に守るというわけですね。
というわけでとにかく道が狭い。これが原因でよく渋滞します。
細い道はバイクでもすり抜けられません。。。
さらに渋滞に拍車をかけるのは、「京都の道路は碁盤の目になっている」ということです。有名な話なので、知っている人も多いと思います。
しかしこのために交差点が多く、京都市内は大量の信号があり、車線も2車線のみとなり、とにかく停車させられるのです。
実際烏丸の交差点はいつも渋滞しています。。。
車が怖い
先に言っておきますがこれは完全に主観です。京都のドライバーが怖いというわけではありません。京都の市バスとタクシーが怖いのです。
前述もしましたが、京都市内を観光するには市バスと地下鉄、タクシーを駆使する必要があります。そのため市バスもタクシーも高回転で運用されています。それが理由かどうかはわかりませんが、どちらもかなりのスピードと中々の煽り具合で走ってきます。バイクで走っていても普通に幅寄せしてきます。自転車に乗っていてもクラクションを良く鳴らされます。走ってみると結構恐怖です。
(まあ、私の運転に問題がある可能性も否定できませんが・・・)
京都にはツーリングコースがない?
以上から京都市内はツーリングに適さないと思っている京都在住の私です。そんな街、京都ですがツーリングに適さないのは都市部だと大体そういうモノ。京都に限らない話ではあります。むしろ「ゆるっと散歩したら歴史を感じる街」というのは京都ならではの魅力の部分です。バイク乗りには優しくなくても、バイクなんて興味ない多数派には間違いなく興味深い街なのです。
さて、そんな京都ですが、決してツーリングコースがないわけではありません。京都市内に拘らなければ・・・。
次回は京都府まで視野を広げて、おすすめのツーリングコースを紹介しようと思います!それでは!
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