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Nikon FE2をメンテナンスする①

この記事ではNikon FE2のご紹介とメンテナンス方法について
ご説明いたします。
FE2購入のご検討やメンテナンスの一助になれば幸いです!

まずはNikon FE2のスペック説明

動画内でも言っていますが、Nikonのフィルムカメラで
有名なのはFM2です。FM2は機械式カメラなので露出計が壊れても
シャッターが切れるカメラです。対してこのFE2はその弟分で、
電子式シャッター搭載となっており、電池が切れるとシャッターが
切れません。(正確には1/250だけ切れますが・・・)
FM2とFE2、違いと言えばほぼそれぐらいでパーツも
ほとんど共通なんだとか・・・。

このFE2の特徴は何といってもそのシャッタースピード。
そのスピードは当時世界最速の1/4000秒で、現行のデジタルカメラにも
劣らない性能です。
(ちなみにFM2も同じで、そちらの方が驚愕ですが・・・)
FMにFE2にあるもの、それは絞り優先AEモードを搭載していることです。
このおかげで絞りを決めるとシャッタースピードが自動で決まります。
設定が苦手な方には嬉しい機能ではないでしょうか?
(フィルムカメラが好きな人はマニュアルしか使わないかもしれないですが)

続いてメンテナンス方法。まずは不良の内容

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今回の不良は露出計の異常です。
写真の通り、露出計の針(黒い針)が振り切ってしまい、
正しい露出が分かりません。もちろん絞りやシャッタースピードによっても
変化するのですが、今回の症状では全く動かなくなっておりました。。。

最初に電池を疑う

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露出計の不良は電池が原因であることがあります。
針が動かない場合や反応が悪い場合は一度電池を交換してみましょう。
FE2の電池室は底面です。コインを使って開けましょう。
ちなみにカメラを使用しないときは電池を外しておくと
液漏れの心配がありません。
今回は電池を交換しても症状が改善しませんでした。。。
トップカバーを開けて様子を見てましょう

巻き上げレバーを外す

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トップカバーを外すために巻き上げレバーを外します。
まずは張革を外し、巻き上げレバーのキャップにアクセスします。

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キャップにはカニ目レンチで開けられる穴があります。
しかし間隔がとても狭く自分が持っているカニ目レンチでは無理でした。
吸盤オープナーのほうで開けるのがよさそうですが、締め付けが固い場合は
工具を自作するのも良いかもしれません。
(自分はかなり強引な手法で開けました。。。)

シャッターダイヤルを外す

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シャッターダイヤルは3つのとても小さなネジで止まっています。
マイナスドライバーで外します。
外した後は失くしやすいので気をつけましょう。
外した後にシャッターダイヤルに差し戻しておくと失くしにくいです。

今回はここまで!!

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