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一番韓国に近い対馬へ①

3月28日~31日までの旅行記です。初日の対馬観光を2回に分けて書いてみます。

日本で一番韓国に近い島、対馬。一番近いところから釜山までの距離はわずか50キロ。東京から埼玉の鴻巣くらいの距離ですね。
そして、対馬は長崎県です。位置的に福岡県?と思われがちですが、壱岐とともに長崎県に属しており、飛行機も福岡の他、長崎からも就航しています。

前日は名古屋市内に泊まり、まずは福岡へ向けて飛び立ちます。乗継の時間を考慮して行きは通しで全日空系を使います。割り当てられた飛行機はスターフライヤーとの共同運航便でした。座席ごとにモニターがあり、簡単に映画等も楽しめるのがありがたいところです。

福岡空港に着いて、30分ほどで対馬行きに乗り換えるわけですが、
「対馬へお乗り継ぎの方は地上係員へお知らせください」と。
はて?まさか欠航? 不安をよぎらせながら声をかけると、どうやら乗り継ぐ飛行機までかなり遠いとのこと。800mくらい歩きましたが、知らないでいると不安ですねー。一応搭乗口まで何mの案内があります!

遠いのはバスラウンジからの出発の為でした。基本的に小型機の場合はバスラウンジから出発が多く、この場合ターミナルの端が多いので乗り継ぎ時間が短くて、少々飛行機が遅れたりするとダッシュしなくてはなりません。
対馬までは、ボンバルディアのプロペラ機にて移動です。

17年前に来たときは、浅茅湾のところで旋回した時、そのリアス式海岸の壮大さに感動し、当時は写真も撮れずに残念だったのですが、その再現を願いつつも、今回はそのルートを使わずに着陸となりました(^_^;

着陸して、タラップを降りていきます。


対馬ヤマネコ達がお出迎えしてくれます。
空港で車を借りて出発!バジェットレンタカーで2日間借りて7695円でした。17年前は南の厳原を回ったので、今回は島の中央から北部中心に回ってみます。とはいうものの、地図を見ながら行っても、あんまり対馬らしいというものが感じられません。アレ?と思いながら、気分をかえるべく昼食にしました。

対馬ふるさと伝承館に入り、二種盛りを注文(800円)。
白い対州そばと、黒いせんそば(さつまいもから作られた「せんだんご」をそばのようにしたもの)で、つなぎを使わない対州そばと、もちもちしたせんそばどちらも美味しくいただけます。

あまり深く考えずに、金田城跡を目指し、細いダート道も耐えながら走っていくと、ありゃ思い切り昼休憩しているよ・・・。調べてみるとここから登山40分とか書いてあったので、パスしました。ちょっとこういう展開が多いので若干焦りつつ、車を西へ走らせます。

尾崎地区まで走ってきました。海岸線に鳥居が立つのは珍しいです。ここも砲台跡があるようですが、道は行き止まり。大規模に養殖が行われている海岸線を見ながら今度は南下していきます。

佐須中学校は、幾つかの地区の中学校が合併したものだそうです。

元寇の時に真っ先に攻められたのもこの対馬です。
人数的にも3万対80と全く歯が立たなかったため、島全体がほぼ全滅したそうです。
この小茂田濱神社では宗資国以下の霊が祀られているそうです。
ここから島を東に縦断して厳原に出て、再び中央部へと向かっていきます。

対馬は実は2つに分かれています。とても縦長な島なので、島の東と西を行き来するとなるとぐるっと一周しなければならないのですが、中央部は湾が入り組んでいることもあって、そこを日本軍が貫通させて運河のようにしたことで通り抜けできるようになりました。
そこを万関橋という橋で渡っていきます。
さて、駐車場に入ると、北のほうから続々とバスがやってきます。
ぞろぞろと降りてくる韓国人の団体、そうそう、対馬は韓国から行きやすい場所としているんでした。
これから行く北の比田勝ターミナルからやってきているんでしょうね。

日本の鉄道路線と空港に降り立ち、車も使って観光した経験を広めてみたいと思って書いています。 旅行の参考にしたい方の参考になればと思います。