【夏旅行2024 4日目】箱根へ
この日は横浜から箱根へ向かった。
青春18切符は意外と使い所が難しく、「普通の電車だけで通れる∩2500円ほどかかる∩一日で使う」区間および場合でないと損になる。
横浜から小田原(JR線の箱根最寄り駅)までの片道はだいたい1000円くらいなので今回は不使用。
友人と2人での東京行きで2回分、自分の帰りで1回分。残りの2回分どうしようかな〜。
チケット屋で売るか、兵庫県の西方向に行くかしようと思う。
小田原からはなんとなく乗りたかったので箱根登山鉄道を利用。バスのほうがちょっとだけ安いので、帰りはバスを使う予定。
途中までは至って普通な車両だが、乗り換える前と後の電車どっちも登山用に設計された電車のようだ。
どうやら、箱根の険しい山を電車で登るという挑戦を決行するために本場スイスから技術を引用しているらしい。
スイスの鉄道にも箱根鉄道の広告があるのだろうか。
登山鉄道で面白いのは、「スイッチバック(確かこんな感じだった気がする)」という仕組みを使っているところだ。
基本的には一本道だが、特に傾斜が険しい場所では一度進んだあとにその道を引き返す。
それで別の坂を登って、スキーでゆっくり滑っているところを逆再生したときのように進んでいく。
初見では「どこ行くね〜ん」となるが、前後が入れ替わるので最初後ろ側に座ってた人がいきなり一番前になったり、また逆転したりして楽しい。
ガラスも透明度が高くきれいで、揺れもそれほどなく、快適だった。
登山鉄道に乗り、この日に最初行ったのは彫刻の森美術館。
箱根の代表的観光スポットと言えるだろう。
この美術館では、屋内外に国内外の様々なアーティストの彫刻が設置されている。
特に屋外の展示が多いが、箱根が標高のために涼しいこともあって回りやすい。
超お洒落な公園、あるいはストリートを歩くような気分で回れると思う。
私は用事の関係で1時間30分ぐらいしか滞在できなかった。その倍の3時間いても回りきれないのではないかというぐらいたくさん展示があったので、印象に残った作品をいくつか抜粋する。
突然ですが、この彫刻の作者は誰でしょう?
thinking time
正解は岡本太郎さんです。
なんか、作品見ただけでわかる気がしませんか?
色彩とか関係なく、形状だけで作者がわかる作品は、自分にとっては、その人じゃないと作れない作品であることの証明だ。
創作活動においてこれ以上の名誉はないのではないだろうか。いつか自分もそんな巨匠になりたい。
続いて、この彫刻。
正確な名前は忘れてしまったが、音楽の「フーガ」がテーマとなっている。
うろ覚えだが、中学の音楽でバッハについて学習しているときに「フーガは主題が追いかけられるように変化しながら徐々に変化する音楽」みたいな感じだった気がする。
この作品は、下から続く模様が少しずつ広がって最終的に大きくなっているように見える。また、その形状はト音記号に見えなくもない…気がする…
最後にこの作品。
死をテーマにしているようで、体の一部や骨などが緻密に掘ってあった。
しかし、下の部分にはあえてなのか、直線的な造形が。
自分もペンで絵を描くとき、超細かく描いたところに太い線を重ねたりするのが好きなので、そういう表現が彫刻でも可能なのか!という発見があった。
彫刻の森のシンボルとも言える展示だからあえて書くまでもないと思うが、シンフォニータワーも綺麗だった。
白いステンドグラスも良い味を出していた気がする。
おまけ
彫刻の森の奥の方に足湯があった。
夏なのにお湯!?
と思うかもしれないが、入ってみたらちょうどいい。
箱根は、芦ノ湖で標高約700mぐらいあって、夏の昼も過ごしやすいからだと思う。私は、なぜ標高が高いと涼しいのかという疑問を今まで持ったことがなかったことに衝撃を受けた。
しかもその原理は中2理科の気象範囲で説明できるとか…ちゃんと日常のことに疑問を持って楽しむのが大事だと再認識。
このあとは、バスを間違えたりしながらも、キャンプの宿泊先に到着。キャンプについては真面目に書きたいので別の記事にまとめようと思います。
え?バス間違える?逆方向行くとかおかしいでしょ?
と思っているあなた。
いや、間違ます。これだけは間違いない。
ここで一つ言いたいのですが、箱根のバスは結構遅れがち。平気で5〜10分あるいはそれ以上遅れます。
しかも周囲には別のいくつかの乗り場。バスが全然来なくて、焦っているときにバスが来たら。
乗っちゃうんですよ(自分だけ説濃厚)。方向逆でも。焦らず待つのをおすすめします。
前の記事からかなり間が空きましたが、なんとか投稿できました。
読んでくださり、ありがとうございました。
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