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【書評】もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術

準備に逃げていませんか?

今回はファッションバイヤーであり実業家/Youtuber/ブロガーなど様々な肩書を持つMB氏のビジネス書「もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術」をご紹介します。

本の概要&なぜ読もうと思ったか

月額500円の有料メルマガ会員1万2千人超、月額5千円の有料オンラインサロン会員600人超、そして、自ら経営する会社の年商はゆうに億を超えているMB氏。自ら「学歴も才能もスキルもない凡人――持たざる者」だと明言する著者が、ここまでこれた理由とは? 「好き」を仕事に、モチベーションを高め、幸せと成功を手に入れる「働き方」の思考とテクニックが満載の新感覚ビジネス自己啓発本。(Amazon商品ページより)

MB氏を初めて知ったのはホリエモンチャンネルでの共演動画。

まぐまぐの有料メルマガ会員数1位2位である堀江氏とMB氏は、一緒に飲みに行くぐらいの親交がある様子。

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どうしても感覚的になりがちなファッションを、論理的に解説する様子を見て「すごく頭のいい人だなー」と思ったのがMB氏の最初の印象です。とにかく説明がロジカルで分かりやすい。

自分はファッションにはあまり興味がなく、服もほぼユニクロなんですが、MB氏の存在を知って最低限の知識ぐらいは入れておこうと、以下のMB氏著書を読みました。

(こちらの内容には今回触れませんが、興味のある方は是非手にとって見てください)

そんな「ロジカルな説明が上手い」MB氏が仕事術の本を出すというのだから、買わないわけがない。ということで読みました。

個人的に刺さった文

自己啓発書や仕事術は「読めば変わる」ものではありません。絶対に違います。読んで法則を理解した後に「自分だったらどうするか」という具体化する作業が必要なのです。

ビジネス書は大抵、より多くの人に共感してもらうため「抽象的である」というのが原則です。

抽象的であるが故に読んだだけでは意味がなく「自分だったら今からどう行動を変えるべきか」具体的に考える時間を作ることが重要だと解説してあります。

良質なビジネス書を何冊読んでも、これからの行動や意思決定に変化がなければ、人生は変わらないということですね。


「行動もしないうちからあれやこれやと考えを巡らせ過ぎて、結局何もしない」多分ほとんどの人が心あたりあるんじゃないですか?

「失敗するかもしれない」「準備が足りないかもしれない」など、人間は様々な「行動しない理由」を付けて、歩みを遅らせたがる本能があります。

僕も最近Youtubeを始めようと、ミラーレス一眼カメラを色々調べて購入したり、照明機材を購入したり、AdobeのPremiereProを契約したり、戦略をマインドマップに起こしたりなど、準備にはすごく気合を入れているのですが、未だ1本も動画を投稿できていません。(執筆時点)

これはまさに「準備に逃げている」状態です。伝えたい内容を80点のレベルで伝えるだけなら、撮影はiPhoneで良いし、動画の編集はほとんどいらないし、照明もシーリングライトだけで良いのですから。

結局のところ、深層意識では「行動したくない」とか「失敗したくない」とか思っている証拠。

準備しているだけじゃ何も変わらないので、とにかく即行動することが大切です。


今の時代、起こるべき可能性である与件を検討し尽くして慎重に行動するよりも、動き出して確かめる〝トライ〟の数を増やした方が有効です。(中略)動かなければわからないことの方が多いのですよ。

自分もアフィリエイトを始める前は色々と勉強したりもしましたが、結局は始めてから得た経験や知識のほうが圧倒的に多く、価値があるものでした。

ブログ界隈、アフィ界隈ではよく「まずは100記事書け」といわれますが、あれは渾身の100記事を書いたぐらいでようやく「上がる記事とそうでない記事」の違いが分かってくる。そんなことを言っているのだと思います。

結局のところ、ブログだろうがnoteだろうがYoutubeだろうが、いくらでも後から修正できるのですから、まずは動き出してみる(最初の1歩を踏み出す)。そして動きながら修正していくことが大切ですね。

まとめとこれからのTodo

本書は大きく6章に分かれています。

①今の場所から動けない君たちへ
②固定観念から逃げ出そう
③ビジネスにおける目標とは何なのか
④知っておくべきテクニックがある
⑤いかに正しく、いかに効率よくビジネスをするか
⑥ビジネスとは幸せを作るためのツールである

「今の場所から動けない君」である自分には、①が最も刺さりましたし、本noteでは①からの引用がほとんどです。

本書の後半では③目標の立て方についてや、④SNSの活用法、⑤差別化思考やドラッカーについて語られていますが、これは他のビジネス書でもよく語られていることなので、普段からビジネス書をよく読む人にはあまり真新しくない内容かもしれません。

しかしMB氏はロジカルな解説がとても上手く、本書はとても読みやすいので、もしビジネス書を普段読まない人に1冊だけ薦めるなら、本書をおすすめします。

僕自身の本書を読んでからのTodoとしては

・読んだ本からTodoを具体化する(今やってるこの作業です)
・何か行動を起こす前に「準備に逃げていないか?」自問自答する

これらを心がけていきたいと思います。


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