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「認知症の原因物質 歯周病によって蓄積する仕組みを解明」の記事に想うこと

最近歯や歯医者に関連する記事をよくニュースやメディアで目にするようになりました。そんな中でも、反響があった記事が下記の記事です。

歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みを九州大などの研究チームが解明した。歯周病と認知症の関連は近年注目を集めており、認知症対策につながる発見という。

歯周病は認知症だけでなく様々な病気の原因となるので、かなり関心が高い記事だったようです。

また原因となりうる可能性がある、ということはわかったけれど、どのように対処すればよい分からない!というコメントもあるようでした。そこで、歯周病について少しご紹介したいと思います。

歯を失う原因の約37.1%が歯周病

厚労省が出している2018年のデータによると、歯を失う一番の原因が歯周病で、抜歯の原因の37.1%を占めています。

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図1: 抜歯の主原因(全体)と抜歯の主原因別にみた抜歯数(年齢階級別、実数)

それだけに、身近でほとんどの人が歯周病に罹患している可能性が高く、また寿命の高齢化が進むことによって、痴呆のリスクが高くなってしまうことがいえると考えられます。

また歯周病は他にも動脈硬化、糖尿病の悪化、心筋梗塞、血管収縮性痴呆、早産、低体重児の原因となったり、症状を悪化させる原因となるものす。

歯周病の予防

ですが、歯周病は予防できる病気です。

正しい食生活と正しい生活習慣、適切な口腔ケアを知っていただき、専門家によるメンテナンスを理想的な頻度で行うことによって、必ず改善してきます。毎日の習慣だけでなく、細菌が繁殖しにくいかぶせ物や詰め物も選択することも大切です。

神谷町デンタルクリニックでは、お口の中の健康を守ることにより、生活の質を失うだけでなく、病気にかかる生涯コストの削減を目指すにあたって、まず、現状を知ることをお勧めしております。

そして、何より、歯が健康ですと非常に快適にお過ごしいただけます。これはとても大事なことです。毎日食べる歯が健康な状態ですと、不安なく食事や会話を楽しむことができます。

神谷町デンタルクリニックでは、今のままの状況が続いた場合の15年後の歯周病で歯を失うリスクなども初診時にお伝えしています。30歳を過ぎている方には、歯周病ドック・総合歯科ドックの受診をおすすめしております。



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